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"空想日記"⚡️⚡️⚡️⚡️no.174

太樹『はぁ-ー。』

私は
いつまで、
家に閉じこもっていれば
いいのだろう…

帰ってきてから
もう、ひと月も経つ…。

まだ、
父様からの返事はない。

私から逃げるように
書斎や寝室に身を隠している。


天音も、
あれから見ていない。


太樹『ん〜〜。』


まだ、
怒ってるのかな…?

…………怒ってるよな。

太樹『はぁ〜〜。』



爽一『クックック…

           おい、太樹!!
           何回、ため息つくんだよ…!?

   もともと、
   ガリガリの癖に
   そんなにため息ついたら
   萎んで無くなるぞ!』

窓の向こう側から
悪態をつく声が聞こえた…。


私は、すくっと起き上がり
顔を出した。

そこには
爽一くんが立っていた。

彼の呪力は
透明感のある青
綺麗な色だ……。
まるで、蒼虎様の瞳のようだった。


太樹『爽一くん、
   どうしたの?

   悪口をいいに来たの?』


爽一『ご挨拶だな。

   おい…

           ひどい顔だぞ?』


太樹『あぁ、
   ずっと家に篭っているからね…
           ひどく退屈だよ。』


爽一『クックック…
          そうか!
          なら喜べ!太樹!
          今から
          連れ出してやるよ。』


太樹『いや、無理だよ…
   父様に言われ…


爽一『大丈夫!!
   
   幸杜様からの
   許可はもらってる!

   今から、
   "道場"に連れてってやるよ。

   さぁ、
   準備して行くぞ!!』


私は言われるがままに
道場へと向かった。


   
   


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