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"空想日記"⚡️⚡️⚡️no.116

幸杜『1番気掛かりなのは…
          太樹が昨夜からいないことだ。』

爽一『こんなときに………………。』

幸杜『何か知っているか?』

爽一『いえ、わからないですが…
          もしかしたら、琴葉さんが
     見た予知が手掛かりになるかも
     しれません…。

     琴葉さんによれば…』

『ゾクッ』


幸杜『待て!爽一!』

私は爽一の話を遮った。
なんだ?この身の毛がよだつ気配は…

幸杜『その話はあとで詳しく聞く。
   初も止まれ!
   いやな呪力を感じる!

   爽一、木の上から周りを見渡せるか?』

爽一『もちろんです。』

そう言うと爽一は瞬く間に
近くにあった木のてっぺんへと
駆け上がった。

爽一『まずいですね…
          二里(8km)くらい先で誠剛さんが
     大型の堕鬼と応戦してます。』

幸杜『他には?』

爽一『えっ!?他ですか?

   ん〜〜

          うわっ…いた!
   さらに一里先に
   もう一体、堕鬼が黄泉道の方へ
   向かって来てます!!』


そうか…
もう四の五の言っていられないな…
全力で誠剛のもとへ向かわねば。


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