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"空想日記"⚡️⚡️⚡️no.102
爽一『そういえば…
琴葉さんが
太樹の手を握っていた時…
突然、2人の手を覆い隠すほどの
"呪力"が見えましたよ……
あれは、どういう事なんですか?』
琴葉『……私にもわからないは…
あんな事、初めてだもの…
………
爽一くん、呪力が見えるの?』
私は少し驚いた…
爽一『はい、見えます。』
琴葉『凄い…まだ若いのに
大お爺様達と一緒だね。』
爽一『そんな大した事じゃないですよ…』
爽一くんは
謙遜しているけど…
呪力を視覚で認識できるのは
ここ雷山ではとても重要な事。
大お爺様もその力で
雷山を繁栄させて来たとおっしゃっていた。
琴葉『私なんて
少し霞んで見える程度よ…
大お爺様は、
離れた所でも呪力の気配で
人を判別できるとか…。
爽一くんもそんな風になれるといいわね!』
爽一『…そんな離れ技
僕には無理ですよ。』
琴葉『大丈夫よ!
爽一くんならきっと出来るわ。』
爽一『ぇへへ、そうですか?』
爽一くんは嬉しそうにニヤニヤしていた。