"空想日記"⚡︎no.210
爽一『やっとついた〜。』
天音『うわぁ……
薄暗くて
なんだか…
気持ちの悪い所ですね…』
琴葉『そうなのよね…
私も正直
あまり好きな場所ではないわ…』
白影『僕は
皐月さんとの
山籠り修行以来だから…
一年ぶりかな…。
視界が悪い場所だから
いやでも、呪力感知を
求められる…
修練場としては
もってこいなんだよね。』
琴葉『でも…
この樹海の中から
本当に…
太樹くんの言う
伍神、"紫麒"様を
探し出すことなんて
できるかな…?』
実際に霧幻樹海を
まのあたりにした今
私自身も正直…
かなり不可能に近い
事な気がしている。
白影『大丈夫だよ!
僕がいるんだ!
絶対に見つけ出せるさ!』
裏付けされた
実力からくるもの
なんだろう………
白影さんは
自信に満ち溢れた
表情を浮かべていた。