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"空想日記"⚡️⚡️⚡️no.140

黄龍は
気合いの入った
呪力の咆哮を
私に向けて放った。

『グオォォォォォーーーーーーーーンンン』


あまりの迫力に
私は目を塞いだ。
呪力の塊が
体の中へと
入っていくのを感じる。

先程と違うのは
チクチクと
静電気のような
しびれる
痛みがある事だ…

ビクビクと
筋肉が
収縮運動する

なんだか…
むず痒い…
頬が緩む


黄龍『グッ…
          …随分…
          余裕そうだな……』

太樹『いえ、違うんです
   ピリピリと
   なんだか…
           くすぐったくて…
   フフフッ……』

私は我慢できず
思わず吹き出してしまった。
これが良くなかった…
まさに
彼の逆鱗に触れてしまったのだろう!

黄龍『いい度胸だ…
           小僧…

   バリバリバリッ…』


黄龍の
口の中の
黒いモヤが
光る玉へと変わった。




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