"空想日記"⚡️⚡️⚡️no.123
どうなっているんだ…
ここは何なんだ!?
私は不安な気持ちでいっぱいになった。
すると…
頭上から
また、あの声が聞こえてくる…
黄龍『心配するな人間…
用が済めば
また、王門を開けてやるさ。』
私はすぐさま天井を見上げる。
そこには
先程まではいなかったはずの
とてつもなく
大きな何かが
つらら石の間を巻き付くように
うごめいていた。
その太く長い体は
まるで大蛇のようで
山吹色に輝く
鱗に覆われていた。
頭には
2本の立派な角が生えていて
髭も触角のように
伸びている
ぐりんと覗く琥珀の眼に
睨まれた私は
足が竦む。
もしや…
これが伝説に聞く
伍神"黄龍"様なのか!?