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"空想日記"⚡️⚡️⚡️no.134
ハスについて間違った解釈をしていた事に
私は驚き、空いた口が塞がらなかった。
蒼虎『まぁ、せっかくだ
蓮器について
正しい知識を授けよう。』
太樹『はい!!
お願いします。』
願ってもない!
体の異変の真相に
近づけるかもしれないぞ!
蒼虎『まず、
体内の蓮器に
呪力が注がれると
痣が浮かび上がってくる
お前達が"ハス"と呼ぶもので
外見で分かる唯一の目安だ。
蓮器が呪力で満たされると
次に新しい蓮器が開く!
これを"蓮器の覚醒"と呼ぶ。
だいたい人間には
3〜4つの蓮器が宿る。
それ以上は、まだ見たことがないが…
新たに覚醒した蓮器は
ひとつ前の蓮器よりも
呪力の"貯蓄量が大きくなる"
のが特徴だ。
雷山にいるだけで
大気の呪力が体内に
蓄積され、歳を重ねる毎に
自然に蓮器は覚醒していく。』
黄龍『小僧、分かるか?』
太樹『あっ、はい!
なんとか…
蓮器は呪力の受け皿で…
私は1つしか覚醒していない
という事ですね。』
蒼虎『そうだ!
それが問題なんだ…。
16年も雷山にいて
1つしか覚醒をしていない…
家に篭りきりだったのを
考慮しても可笑しな話だ…』
黄龍『だとすれば
考えられるのは
あれだな…
フハハハ……。』
蒼龍『そうだな…
もし本当にそうなら
フフフ……
緑玄が気に入りそうだ。』
不気味に笑う黄龍と蒼虎。