"空想日記"⚡️no.24
童C『おい見ろよ、あれ!』
童A『なんだ、騒々しいと思ったら、"揺り籠姫"じゃないか…ククッ』
一本道の半ばで、私たちに聞かせるかのように話す声がした。
"揺り籠姫"とは、祭りのたびに籠に揺られて参加する私を皮肉った呼び名だ。
天音『何よ!あんた達。あに様のこと何にも知らないくせに!』
童B『知ってるさ!空晴家のハス無しだろ!よくもまぁ呑気に人前に顔をだせるな。黙って家にこもっていればいいものを』
童C『祭りだからって浮かれすぎなんじゃないか?ハハッ』
童A『籠をゆらゆらさせなければ、外も出歩けない軟弱者が、次期当主だって言うんだから…笑い死んでしまうわ』
童ABC『ワッハッハッハ…』
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?