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"空想日記"⚡️⚡️⚡️no.145
黄龍『いかにも!!
これが、"擬人変化"した
わしらの姿じゃ。
フハハハ…
どうじゃ?
美しかろう?』
蒼虎『そう言えば、黄龍…
人間に
変化の瞬間を
見せたのは初めてね。』
黄龍『そうじゃの
信頼の証だな!
フハハハ…。』
…………。
まさか
女の人に
姿を変える事ができるとは
思いもよらなかった。
さすが、伍神様……。
姿を変えるだけでも
驚きなのに…
羽織一つ無いのは反則だ!
変化の瞬間を煙幕で
隠したなら…
その後の姿も
隠すところは隠してくれー!
私は
そう…
心の中で叫んだ…。
黄龍『なんだ、太樹…
顔をあげろ。
もしや…
わしらの美しさに
目も合わせられないか。
クハハハハ…』
蒼虎『先程の
呪力を受け切った
勇ましさは何処へやら…
胸の動悸が
ここまで聞こえるわ
クスクス…』
私は耳が熱くなるのを感じた。
太樹『お、お戯れを…
お二人は何故、
女性の姿を!?』
黄龍『何を言っておる。
元より、わしらは
みな女だ!
伍神の"紫麒"(しき)を
除いてな。』
蒼虎『そうよ。
神獣の姿の時は
箔をつけるために
男らしく話しているだけ。』
太樹『そ、そうでしたか…。
てっきり、男だと…
勘違いしてました。 』
ここに来て驚くことばかりだ…
太樹『でしたら…
お召し物の一つくらい
纏っていただきたいです。
お願いします…
目のやりどころに
困ります…。』