NETFLIXドラマ「極悪女王」 関係者は語る
NETFLIXドラマ「極悪女王」が配信スタートして、関係者の人たちが様々なYouTubeでその裏話を語りはじめました。
企画、プロデュース、脚本の鈴木おさむが語る
企画、プロデュース、脚本を担当した鈴木おさむさんは有村崑さんのYouTubeで製作秘話を語っていました。
企画の発端は彼の関わるバラエティ番組から。
その番組はかつて人気だったものをいまだに応援していますというファンを取り上げるもので、その番組で長与千種とダンプ松本の髪切りマッチを紹介したとき、長与さんが初めてそのVTRを見返して泣いている場面を見てこれだと思ったそうです。
NETFLIXへ企画書を持っていく
鈴木おさむさんは「極悪女王」と書いた8枚のドラマの企画書を5年前にNETFLIXの偉い人を探して提出。企画が通ったところで知り合いだったジャンボ堀さんを通して、ダンプ松本さんに直接話を聞いて内容を詰めたそうです。
企画はトントン拍子で進み、白石和彌監督がプロレス好きということで興味を持ち総監督に決定。
白石監督がこのドラマに必要な登場人物をピックアップしていったそうです。
キャストはオーディションで決定
オーディションは主人公のダンプ松本役から。何十人かを呼んで父を恨む場面を演じさせ、それを白石監督がカメラで撮影していたとか。
ゆりやんはしゃべっていることが最初、ボケているのかマジなのかわからず、でも演じさせたらゆりやんしかないと決定。
続いてクラッシュ・ギャルズ。何組かをまとめてオーディションしたそうです。
唐田さんは自粛中初めてのオーディション。唐田さんを使うなら長与千種しかないと。
唐田さんは鈴木さんの過去作品に出演していた縁もあったとか。
あの時代を描くということ
ダンプさんは悪役になりたくなかったけど、なるしかなかったという事実。
あの時代、日本のプロレスを変えたのは前田日明であり、その影響を受けて女子プロレスに空手を取り入れたのが長与千種だったという部分もクローズアップ。
そして、二人の髪切りマッチに向かっていくという骨子が出来たと。
80年代は流行のサイクルが短くて、ダンプさんの引退の理由はあまりに過剰な試合数など全女の異常な状態を止めるには自分が辞めるしかないのではないかと思ったと。
そして、同じ極悪同盟のクレーンユウはダンプ松本と袂をわかつことになり二人の対決へ。その激しさがたまらなかったと。そこは白石監督のこだわりだったと。
ブル中野さんは長与千種さんと
劇中にも後半に登場するブル中野さんは自らのYouTubeチャンネルに「極悪女王」を監修した長与千種さんをゲストに呼んでトーク。
2年間、女優たちは女子プロレスラーだった！
長与千種さんがレスラー役のキャストを2年かけて育て、その期間はみんなレスラーだったと。
ライオネス飛鳥役の剛力彩芽さんは10キロ以上増量も。
レスリングシーンはロングで大技をやるシーン以外はキャスト本人が演じたそうで、9割9分キャスト本人が演じているそうです。
長与さん曰く、そのレスリングシーンは女優が女優を超えた演技を見せていたと。
松永兄弟役のキャストもそっくりだったと。社長が焼きそば焼いているのも事実だと。あの時代を全て再現しているそうです。
ちなみに長与さんは国松派だったと。
みんな松永兄弟に裏で焚き付けられて、その怒りを胸にリングで戦っていたそうです。そのせいで選手たちはエンドレスでギスギスしていたとか。
長与さんが相撲界の闇を描くNETFLIXドラマ「サンクチュアリ」は超えたいというのを聞いて、ブックの要素は「サンクチュアリ」で八百長を描かせたNETFLIXの要望だったのかなと思いました。
ジャガー横田さんも自らのYouTubeチャンネルで
先輩レスラー役で登場するジャガー横田さんも自らのYouTubeチャンネルで現役レスラーのSareeeさんと第1話を観ながら当時を振り返っています。水着とかベルトとかの再現度の高さに驚いていました。
女優たちが受け身がとれていなくて、痛そうで可哀想とも。
全然本編と関係ないですがジャガーさんとしゃべるSareeeさんがマリーゴールドのリングで見せる怖さと真逆で滅茶苦茶かわいくてびっくりです。
ジャガーさんは第1回のオーディションを100人くらいで受けて、3次まで審査があったそうです。
入門したのは7人だったとか。
そんなこんなでどのお話も「極悪女王」を観た人には必見の内容でした。
