鷹之眼報道局コラム(5)「フォローチャーン、ダメ、ゼッタイ」
・ご挨拶
お世話になっております。アカマルでございます。
今回は、5chのとある場所にて見かけた「フォローチャーン」という言葉についての話をしたいと思います。
・本題の前に
皆様は「フォローチャーン」という言葉と「Twitterに関係がある」という情報だけを持っていたら、それはどのような物、或いは事だと思いますか?
実はこの「フォローチャーン」、Twitterでは規約で禁止されている行為なのです。が、意外とこれを知らずに「フォローチャーン」を行っている方を見かけます。私もこの言葉を見かけ、その内容に触れるまでは、新手のネットスラングか煽り言葉の一つだと思い込んでいました。
・その1:フォローチャーンとは
本題に入りましょう。
「フォローチャーン」は、Twitterの規約では「自身のフォロワー数を増やす目的で、多数のアカウントをフォローした後でフォロー解除すること」と定義されています。
バーチャルで分かり易く言うのであれば、「新人の頃に先輩や同期のVTuber等をたくさんフォローし、フォロバを返してもらったものの、活動に慣れてきた頃になってタイムラインが追えなくなり、繋がりの薄いフォロワーを一方的に解除する行為」となるのでしょうか。時々「フォローが増えすぎたので整理します!」という趣旨の発言をしている方を見かけますね。Twitterではこれを違反としているようです。
この規約の詳細は以下のURLより確認をして下さい。
具体的に何人のフォローを解除すれば違反になる、という指標については検索にて調査は出来ませんでした。と言うよりも、恐らくですが「フォロワー稼ぎを目的としたフォローを行い、フォローされた後に解除する」行為そのものが違反対象なのだと考えています。
尚、フォローチャーンは違反行為ですので、当然通報が出来ます。
アカウントからの通報は出来ないようですが、前述のように「フォロー整理します!」といった趣旨のツイートを発見した場合は、ツイートの通報から「すべてのTwitterユーザー」を選択後、「スパムを受け取っている」を選択し、以下の項目をチェックする事によって通報が可能です。見つけた際は積極的に通報すると良いでしょう。
・その2:された側の心境
この「フォローチャーン」、Twitterの規約で禁止されているから当然駄目な行為なのですが、そうでなくとも「やらない方がいい理由」があります。それが「フォローチャーンされた側の心境」です。
仮にあなたが配信者で、これを「された側」だと想像してみてください。
ある日、あなたをフォローしてくれた配信者がいました。
あなたは「自分に興味を持ってくれたからフォローしてくれた」と思い、自分も相手の事を知ろうと思いフォローバックをしました。もしかしたら、ここから縁が出来てお互い配信に遊びに行ったり、コラボ配信などをする事もあるかもしれません。
ですが数日後、相手は何も言わずに自分をリムーブ(フォロー外し)をしました。残ったのは、自分から相手へのフォローのみです。
さて、この時あなたは何を感じますか?
相手は自分のことを「ただのフォロワー1人」としか見ていなかったのだと不快に思いませんか?
これが一人や二人程度ならどうとでもなるでしょう。しかし、一度に数十人数百人単位でフォロー解除を行った場合、それだけの人数から嫌われる事になります。当然、今後の活動にも影響が出るでしょう。「あの人はこういう事を平気でする人間だ」と認知される事でしょう。
バーチャルの世界に限らず、世間の目とは厳しいものです。
「この人とは近寄らない方がいい」と思われた人数だけ、あなたの周りから人がいなくなっていきます。そして悪評とはずっとついて回る物ですので、例えあなたが考えを改めたとしても、失った信頼を取り戻すには途方もない時間と労力を要するでしょう。
余談ですが、とある助言屋の御方は「VTuberは困ったら転生すれば良い」等と仰っておりましたが、人間の本質とはそう簡単には変わらないものです。そして本質が変わらない以上、必ずどこかで前世と結びつき、かつての悪評があなたの足を引っ張ります。
・その3:正しくある為に
フォローチャーンをしない為の方法は簡単です。フォローをしなければいいのです。そうすればフォローバックもされず、フォロー解除をする事もありません。
…と言ってしまうのはさすがに身も蓋もありませんので、真面目に話をしましょう。対策として思いついたものを幾つか列挙しておきます。必ずしも正解ではないかもしれませんが、参考にして頂ければ幸いです。
・その4:対策1つ目
まずひとつ。「フォローをする対象を事前に決めておく」事です。
例えば同業の配信者や自分の配信を見てくれるリスナー、推し、その他ある程度繋がりのある人のみをフォローします、と事前に公表しておく事です。
「この条件に当てはまらない人にはフォローを返しません」と明確に意思表示しておくことによって、後々トラブルとなる事を避ける事が出来るかと思います。
但し、自分から積極的にフォローをしないという事は、相手からフォローされる機会がかなり減少する事になると思います。それは覚悟をしておきましょう。
・その5:対策2つ目
ふたつめは「リストで管理をする」事です。
Twitterには「フォローとは別に、自分で管理の出来るリスト」を作成する機能が付いています。これは内容を他人に公開するかしないかも設定できますので、見せたくないリストは非公開にしてしまえばよいのです。
公開状態のリストに追加した場合は相手に通知が届きますが、非公開状態のリストに追加した場合は相手に通知が届きません。覚えておくと良いかもしれませんね。
但し、リストに追加しても通常のタイムラインには表示されません。メインのタイムラインからリスト画面を開くという手間がかかりますので、それがデメリットであると言えるでしょう。
あとは、リストへの追加は相手のフォロワー数にはカウントされません。相手がフォローチャーンをするタイプの人物だった場合、フォローしてきた相手をリスト管理することによって、フォローバックをされなかったという理由でフォローを外される可能性がある事は覚えておきましょう。
尚、当報道局のアカウントは「フォロー非推奨」としています。取り扱っている内容が内容だけに、苦手な方も多いと考えている為です。そのため、非公開リストを作ってひっそりと眺めておくことをお勧めしております。
・その6:対策3つ目
そして最後の方法…をお伝えする前に、この方法は確認が取れていませんので、絶対に正しいという確約は致しかねます事をご理解下さい。
では改めて、最後は「自分がフォローを外す際、相手のフォローも外す」事です。
以前より「ブロ解」という「相手を一旦ブロック状態にし、解除することによって相互のフォロー状態を解除する」方法がありました。時々プロフィール欄に「リムーブ(フォロー解除)はブロ解でお願いします」と書かれている方を目にしますが、それは「あなたが私をフォローから外すなら、あなたも私からのフォローを外してください」という意思表示なのだと思います。
そしてここ数年の話だったと記憶していますが、Twitterに「フォロワーを削除する」という機能が追加されました。自分をフォローしている相手のプロフィール欄にある三点リーダーをクリックすると、この項目が出るようになっています。これを使って相手からのフォローを外す事が出来ます。
確定情報でないので推測にはなりますが、フォローチャーンとは前述の通り「自身のフォロワー数を増やす目的で、多数のアカウントをフォローした後でフォロー解除すること」です。これを逆に考えれば、自分がフォローを外す際に相手のフォローも同時に外す事によって、フォロワー稼ぎではない事を立証出来るのではないか、そしてこれによってフォローチャーンの定義から外れることになり、Twitterの規約に違反しないのではないかと考えています。そして、フォロワーを削除する機能の追加はこの条件を満たすためのものだとすれば、ある程度説明がつくのではないでしょうか。
・おまけ:Twitterの仕様
当報道局の調査では、執筆時点(2022/10/02)にて「全てのアカウントは1日に400フォロー、認証済みアカウントは1日に1000フォローまで可能」であり、「フォローの上限は5000、それ以上はフォロワーの数によって一定の比率にてフォロー可能数の上限が増える」との事でした。
ちなみに、検索した情報では「フォロー数上限=フォロワー数 x 1.1」なのだそうです。つまり「フォロワーが10000人いれば、自分は11000人フォロー出来る」という計算になります。ですが、私のアカウントでは検証が出来ない為、現時点では参考程度に考えておいて下さい。
ですが、1日400フォローが出来ると言って一度にたくさんフォローをするとフォローに制限を受けます。こちらも要検証情報ですが「5分程度の間に30程度フォローすると暫くフォローが出来なくなる」ようです。そして、この状態が頻回に続くと3日間のアカウント制限となり、更に酷い場合はアカウントの凍結をされる場合もあるようです。
又、Twitterには「シャドウバン」というものがあり、自分の投稿が検索結果や他人のタイムラインに表示されなくなる等のデメリットも発生します。
(※Twitter社はシャドウバンを否定していますが、この詳細については別の機会に致します)
※シャドウバンされているか知りたい場合はこちらhttps://hisubway.online/shadowban/
・最後に
今回のコラムはこれにて終了です。如何でございましたでしょうか。
本記事を読んで頂いた事によって、意図せずフォローチャーンという違反をしてしまう危険性を周知する事が出来れば幸いでございます。
本記事はこれにて締めさせて頂きます。
それではまた次の記事でお会い致しましょう。
鷹之眼報道局 アカマル