クソゲー紹介伝その1:俺の屍を越えてゆけ2

 はい、たまにはゲームのことを書いて生きましょう。第一回目のクソゲーは『俺の屍を越えてゆけ2』(以降俺屍2と呼称)です。前作からはかなりの年月を経て根強いファンが居るこのソフト、最新作の制作が発表されました。です。

 その前にこの前作はどういうゲームかと言うと『俺の家系図を見てくれ、こいつをどう思う?』というゲームです。

 プレイヤーはエンディングに達成した時今までの子孫らが順番に出てきます。するとプレイヤーは自動で容姿が決まる(若干の遺伝要素がある)好みでない容姿の子孫ですが、激戦を生き抜く過程で知らずと感情移入し、『こいつは双子で、天才だったがある時ダンジョンボスに殺されたんだよなあ』見たいな感じで、世代ごとに自然とドラマが発生する絶妙な調整が為された良作です。

 それもあってそれらの要素が強化された続編で、SNSとの連携でその『俺の家系図を見てくれ』をやりやすく成るという感じで前作のファンは盛り上がったと思います。

 ですが、私はちっとも盛り上がりませんでした。というのも、このゲームの中心的な存在でデザイナーの桝田省治氏は『ちと難ありな人物』なのです。

 彼がコンシューマ最後に作ったゲーム(多分これであってると思う、携帯機はあえて触れません)は『我が竜を見よ』はかなり微妙な出来でした、あと特定の声優を偏重するので、それさえ無ければ、という感じです。ここまでは通称桝田ゲーを知っている方はご理解いただけると思います。

 私の懸念は何処に有るのでしょうか?それは彼がゲームを作るのを辞めてから書いた一連のラノベがどれも微妙だったのです。そして、そのラノベには『俺の屍を越えてゆけ』に出てくる神々(というかセッ○ス相手である)がゲスト出演しており、その扱いに因るものです。ファンが好きな神々のチョイスと、かなりズレています。そう、彼は恐らく自分の世界観にとてもズボラな人、というのが僕の認識でした。

 恐らく、彼は俺屍の神々に関して何ら拘りがない、と言っても良いと思います。しかし、ファンは神々に関して愛着を持っています。このズレが怖かったんですね。勿論私も弄られたら造物主と言えども殺すという推し神の持ち主です

 そして、前述した通りラノベはあまり、というかかなりよろしくない出来でして、正直ゲームテキストの一部を担当したのかな?と疑問に感じる物でして、これも先述した本人の認識も相まってあまり賭けとしては良くないものでした。小説で生きていこうと思ったけど無理だったからやはりゲームしか無いわ、というような言い訳めいた流れに見えたのですね。

 ですが僕はやはり初代の俺屍1が好きなので、僅かな資金をコツコツとためてVITA本体と一緒に俺屍2を購入しました

 そして、ゲームを購入し、初回特典の桝田氏の文章を読んで嫌な予感がしました。そもそも俺屍2の設定というか、シナリオは外の人に依頼したというのです。この辺りで背筋が凍る思いでした。そしてよりにもよって悪名高いアセルスの人ことナマデンこと、生田氏が担当するという話です。

 ここで、事前情報をあえてシャットダウンしたのが悪い方向に来ました。しかし、俺屍はゲーム本編が肝です、正直シナリオ自体そんなに気にするものではないのです

 ですが、大問題だったのです。何というかゲストキャラクターであり、シナリオ本編で何度も言及されるそのキャラに、本来子孫のために支払うコストをそいつの為に大量に浪費しないといけない、という正直ゲームデザイナーとしてそれはどうなの?という物でした。

 最初に言ったとおり、このゲームはプレイヤーの子孫である家系図を作り上げる過程が楽しいゲームなのですが、このゲストキャラクター、何度も家族として生まれてくるし、その度に育成しないといけないらしいのです。そのために家系図にはその人物が何度も出てくる、という本末転倒なものに成りかねません。

 なぜここで「らしい」と明言できないのか?それはこのゲームに重大なバグが有り、そのパッチを当てると特定条件でフリーズします。そして私はその条件にガッチリと嵌ったのです

 お陰様で対策が来るまではゲームを進められず、そして眺めているだけで長年訓練された俺屍プレイヤーが、尽く鏖殺されていくのです。この辺はクソゲーのサイトで見れば詳しいです。

 僕としてはシナリオでもハブられ、リアルゲームからもハブられました。とてもひどい侮辱でした。はい、この二行を書きたいがためにわざわざテキストを起こしました

 なおゲームはバグで進行不可になった時に売り払い、残ったのはVITA本体だけです。なおこいつは今は職場でスマホすら買えない僕のネットツールになってます。お昼休みとかTwitter見れるので大変器用なやつです。

この世界に怨念を振りまく(理想:現状は愚痴ってるだけ)悪霊。浄化されずこの世に留まっている(意訳:死んでない)