FGOくんにさよならを。乱数調整単発教の僕が敗北するまで
降臨者「葛飾北斎」、僕がFGOを始めたとき最も欲しかったサーヴァントである。それから3年たった今、未だにお迎えできていない。天井がないガチャが当然だと思っていた僕は『2万円』という大金を投じて先行実装されていた「アビゲイル・ウィリアムズ」に全部突っ込んで見事に爆死した。その後の正月で北斎の性能を見て「騙された、許せない」という恨みを抱いて生きてきた。その生き方は「乱数調整単発教」という合理的な考えでガチャを回すに至る。
3年たった今、僕は配布石と月1万の課金でそこそこの石で数多の期間限定人権サーヴァントを数々ゲットしてきた。バーサーカー「アルジュナオルタ」、アーチャー「ギルガメッシュ」「超人オリオン」「ジャンヌ・ダルク」、ランサー「謎のアルターエゴΛ」、ライダー「ライネス」、キャスター「マーリン」「スカディ」「アルトリア・キャスター」、アサシン「カーマ」、セイバー「千子村正」などである。
そして今、葛飾北斎のPUを迎えて貯めておいた300石で乱数調整単発を引きまくった。だが、結果としてはボロ負けである。結論は「乱数テーブルが変わっている」ことであった。説明すると乱数調整とは「乱数は偏るものであり、その偏りを狙って単発で引いて悪けば撤退」これを繰り返し、爆死を避けるという戦術である。
これが単発であれば「9個の石」で最低保証を引き当てたために撤退するのである。その後にイベント礼装が来ているが、これは諦める。そんな+1とかのドロップ効率など捨てる。おかげで次の7回分を次の乱数で投じられるのである。
そんな乱数調整単発も何度も危機に陥っている。去年のキャストリアPUの際には大成功率が5倍に引き上げられ、本当の大成功のレア乱数が見えなくなったのである。これには同士である友人らの検証で「逆に通常成功が3回続いたら単発を引く」という逆転の発想でこれを切り抜けたのである。
しかし、今回の葛飾北斎PUでは特定サーヴァントの大成功率が2倍という期間にも関わらず僕は無策で3日間掛けて300石を溶かしてしまった。猛省し、しかし僕の今月の予算はもう無い。北斎チャレンジは今回も僕の負けであった。
この後僕はFGOのフレポガチャを4000回ほど回して後続の同士の為にデータを託した。
赤色が★5鯖に対応する★3鯖、紫が★5礼装に対応する星3礼装、他には★5種火、フォウくんなどがあるが、このテーブルでわかるのは濃い青色であるクソ乱数、普通の青は普通の★1,2礼装、サーヴァントである。
ここから導き出されるのは「青い糞の先に孤立した最高レアの赤があるということ」である。本来の単発ではこのクソ乱数は切って捨てるのだが、ここでは「クソ乱数がでたら当たりの印、続行」という撤退ラインが書き換えられたのである。残った聖晶石でこの仮説を元に単発を続けたのが次の成果である。
PUのアサシン・パライソは3被り、エウロペ1枚、アタランテ1枚(宝具2)という以外な成果である。これだ、俺の仮説は間違っていなかった。ただし、証明するには課金しなくてはいけない。でも既にウマ娘に課金した身であるのでFGOは課金できないのだ。
この手記を読んで後を続くものが居ると嬉しい。