【メタ貫通3キル】モモキングダム退化【無料公開】
こんにちは。あかこです。記事の執筆は初めてですので、アドバイスやご意見等ありましたら、TwitterのDMまでお願いします。
こちらの記事は、9/25発売の新弾発売前からひそかに調整仲間と練っているモモキングダムを利用した退化デッキについての解説記事になります。
私のことを知らない方がほとんどだと思うので、軽く自己紹介から。
私は主に関西で活動しているDMPです。筆者と調整仲間のほぼ全員が2020年の夏から数年ぶりにデュエマに復帰しました。主な入賞実績(リモート含む)は、
あかこ(@akako46) 優勝2回 準優勝1回 3位3回
jinmenneko(@jinmenneko15) 優勝1回 準優勝6回 3位3回
さいろっく(@PsylockE_46) 優勝2回 準優勝3回
その他、本戦出場多数。
今回のデッキの原案はjinmennekoで、その原案を、より安定し、最速でフィニッシュできるように調整しました。
この「モモキングダム退化」の最大の強みは、最速で3ターン目にEXwinできる点と、現環境に多く存在するメタのほとんどを貫通できるところです。また、初見殺し性能もかなり高いので、このデッキが知れ渡る前だと、より威力を発揮するでしょう。
3、4ターンでEXwinした時の理不尽さは、ジョー星ゼロルピアのそれを超えているといっても過言ではありません。また、あっという間にEXwinしてしまうので、このデッキを知っていると知らないとでは、勝率が大きく変わってくると思うので、EXwinが嫌いな方も読んでいってください。
前置きを長々としてしまいましたが、無料部分では、このデッキのコンセプトとjinmennekoが考えた初期のリスト、初期の改善案とカードの採用理由を、有料部分では、タイトルにもある最速3キルで、メタも貫通する最新の構築と回し方、各カードの採用理由とその他採用候補のカードを記載しています。
↑ 有料にするつもりでしたが、進化元が無い状態で場に出すことができるのか裁定があいまいなので、裁定が出るまでは無料公開で、投げ銭方式にします。
全く新しいデッキタイプでありますので、是非読んでいってください。また、随時記事は更新していく予定ですので、いいねだけでもよろしくお願いします。
1,コンセプト
モモキングダムXは、山札の中に進化ではないレクスターズがなければ、進化元がない状態で場に出ます。(発売日まで正式な裁定は不明ですが、これまでの墓地進化や、マナ進化、ボルドギなどのテキストを見る限り、それらは、下のクリーチャーに重ねつつ出す。や、山札から出した後その上に重ねる。と明記されているので、そのように明記されていないモモキングダムは進化元がなくても場に出すことが可能だと思われる)
これを利用し、場の進化元のいないスター進化クリーチャーの下に、タイムチェンジャーや時空の庭園で好きなクリーチャーを下に重ね、モモキングダムを破壊して退化するというコンセプトのデッキです。これまで定番の退化デッキ、墓地退化と違い、退化先のクリーチャーに文明や種族の条件がないこと、スター進化から退化するため、従来の退化のカード除去でしか退化ができないという難点も克服しています。このデッキは全く新しい退化の形と言えます。
従来の墓地退化や、マナ退化では、色指定があり、退化先のクリーチャーにどうしても条件がありました。また、ジョー星にかなり弱いという側面もありました。しかし、この方法では、山札から好きなクリーチャーを持ってくることができますし、色指定もないのでジョー星も効きません。そこで、文明、属性関係なく、cip以外でゲームを決めきれるカードを探していたところ、このカードに白羽の矢が立ちました。
タイムチェンジャーの効果で、ユニバースとフェニックスをモモキングダムの下に置き、モモキングダムを破壊することで、進化元がフェニックス一枚のユニバースが出来上がるわけです。あとはアタック時にメテオバーンをすれば勝ちです。
こうして生まれた最初のリストがこちら
2,初期リスト
画像のドルーターがモモキングダムXです。
このリストでやることはシンプルです。序盤はルーターでモモキングダムとタイムチェンジャーを探しつつ、二体を場に出してバッドドッグで破壊してユニバースに退化するというものです。しかし、環境デッキと戦えるような完成度ではありませんでした。また、対応力の低さも目立ちました。
3,改造案
次の改造案として、対応力を上げることを考え、自然文明を採用してみました。そのリストがこれ。
4,各カードの採用理由
天災デドダム
現環境最強のリソースカード。これを採用するために自然を採用したといっても過言ではありません。
時空の庭園
ブースト兼モモキングダムの下にクリーチャーを置けるカードとして採用しました。フェニックスが序盤に手札に来たり、デドダムで捲れたとしても、マナに置きやすくなりました。タイムチェンジャーが引けない時にも活躍してくれます。
雪溶の鎖/堕牛の一撃
このデッキにおいてかなり器用な一枚。不足しがちな闇、自然の色基盤として優秀であり、モモキングダムを破壊するのにも役立ちます。また、デドダムが引けない時などに、クリーチャー面で出し、呪文面で破壊することで、多くのリソースを稼ぐこともできます。
ドンドン火噴くナウ
色基盤としてかなり優秀であったため、採用しました。また、次の自分のターンにつながる受け札としてかなり優秀です。鬼羅star対面では、メタを立てられつつ走られた際に、受けとしてだけでなく、メタ除去、リソースの確保の役割を担ってくれます。さらに、デドダムをプレイした次のターンに走られた際に、火噴くナウをトリガーで踏むと、ターンが返ってくれば6マナにつながり、モモキングダム→タイムチェンジャー→破壊呪文を撃てるので、一気にフィニッシュまで行くことができます。13コストのヘヴィデスメタルが採用されているので、5000GTなど普通では除去することのできないクリーチャーにも有効です。しかし、このデッキの性質上、基本的にコストの低いカードが多いので、過信できないカードではあります。
瞬閃と疾駆と双撃の決断
このデッキの速度を飛躍的に上げてくれる一枚。モモキングダムを出したとき、モモキングダム以外のレクスターズが入っていないので、残りの山札をすべて表向きにしなければなりません。いくら初見デッキとはいえ、勘のいいプレイヤーは、何をしてくるデッキなのかすぐにわかるはずです。しかし、このカードを使えば、モモキングダムとタイムチェンジャーを一度に展開することができるので、山札を表向きにした後にターンを返さなくてもい良いため、相手に対策させません。また、色が揃っていなくてもデドダムやモモキングダムを踏み倒せるので、フィニッシュ時だけでなく、途中の動きとしても使います。要求値は高いですが、3ターン目にデドダムを二体出す動きはかなり強力です。
しかし、このデッキは、4色であり、多くの多色カードを採用している都合上、色事故や、トップで濁ってしまうことが多々あり、手札次第ではフィニッシュまでもつれてしまったり、あまりにも動きが悪いことが、しばしばありました。まだまだcsに持ち込めるような完成度とは言えませんでした。
しかし、あるカードを採用することで、動きが飛躍的に早くなり、現実的に3キルが可能になりました。また、色基盤を見直したことで、安定して勝つことのできるデッキとなりました。
裁定に関する追記
ニクジールブッシャーと、シスKについて、スター進化の置換効果と重複してしまうため、進化元を残さないことが発覚しました。現在、デッキリストの更新や、記事の再編集等、対応中です。
9/30更新,裁定確定後最新リスト
お待たせしました。
初めての記事にもかかわらず、たくさんの反響があってうれしいです。
新弾発売後、たくさんの新たな裁定が公開されましたね。やはりその中でも、私が特に注目していたのは、山札にレクスターズが無くても、モモキングダムが場に残るのかという裁定でしたが、期待通りの裁定が発表されて安心しました。
しかし、ニクジールブッシャーや、シスKの置換効果でスター進化クリーチャーを破壊した時は、進化元が残らないという裁定も出て、このデッキが著しくパワーダウンしてしまったので、めちゃくちゃ萎えてました。
最近では、ニクジールブッシャーやシスKに頼らないリストをVaultなどで調整をしており、だいぶ形になってきました。
本当は緊急事態宣言明けのcsに参加後、リストを公開する予定でしたが、なんとなく早めに公開します。
こちらがそのリストです。
正直、以前ほどの理不尽さは失いました。その代わり、テスタロッサを入れることで、ドギラゴン閃や、鬼羅star、ドラゴンズサインなどの動きを妨害し、同時に自分の手札を整えることができるリストにしました。
3キルのプランは、2ターン目にモモキングダム→3ターン目にパーフェクトファイアでタイムチェンジャーとブラックフェザー二体出しをするしかなく、かなり確率は低くなってしまいました。現実的なプランとして、2、3ターン目はリソースかテスタロッサをプレイして、4、5ターン目にEXwinを狙うことが多くなります。
このリストでは、リソース枠のゴンパドゥを抜いて、クロックにしています。1ターン返ってくれば勝てる場面はかなり多いので、クロックを踏ませることができれば、かなり強かったです。また、3枚という採用枚数も、このデッキならではの枚数です。何が言いたいかというと、以前までとは違い、あらかじめモモキングダムを着地しておく場面が増えました。そのため、相手にデッキを見せることになるのですが、あえてクロックを3枚見せることで、「もう一枚は盾に埋まっているのでは」と、相手のプレミを誘えます。
一躍注目を浴びた、ブラックフェザー君ですが、色も優秀で、1コストと軽量なので、かなり使いやすい印象を受けました。
正直、まだまだ研究のし甲斐があるデッキタイプだと思うので、いい案が見つかり次第追記していきます。また、次回csに参加する際は、このデッキを使うと思うので、使用感や、本当に環境で戦えるのかなども随時追記しますね。
もしかすると入賞リストは有料にするかもしれませんが、ご了承ください。
5,最速3ターンキルが可能なリスト
基盤
第一の改造案からの変更点
自然を抜き、多色を減らすことで、色事故が少ない、より安定した構築になりました。また、ダースシスKとニクジールブッシャーを採用したことで、3ターンキルが可能になった構築であり、平均で4ターン目、遅くても5ターン目にはユニバースを着地できる構築になっています。
残りの8枚は自由枠だと考えています。後述する構築と、採用候補リストに詳しく書いてありますので、環境や、地域の特徴に合わせて変えましょう。
ビート対面に強いリスト (赤単我我我や、鬼羅starなど)
赤単我我我の小型クリーチャーや、メタクリーチャーを手軽に除去することができるバッドドッグ・マニアクスを4枚採用したことにより、受けるだけでなく、自分から相手の打点を減らすことができます。テック団の波壊goも4枚採用されているので、踏めば高確率でターンが返ってくることに加え、メタクリーチャーを除去してくれるので、返しのターンにパーフェクトファイアを使って、ユニバース着地まで行きやすくなります。テック団は、貴重な闇マナにもなってくれます。十二神騎は、2マナで盾を増やせるのは強いですが、ゴンパドゥに変えても良いかもしれません。
コントロール対面に強いリスト (5cコントロールや天門、ギャラクシールドなど)
最速でパーツをそろえることを意識した構築。2マナのルーターが8枚採用されているので、より簡単に3、4ターン目にパーツをそろえることができます。また、ビート対面寄りの構築だと詰んでしまう、天門の、チャージャーから、ドラサイ→エモーショナルハードコアの動きをされても、ジャドク丸があるので、超えることができます。コントロール対面には、よっぽど事故らない限り勝ち越すことができます。
6,各カードの採用理由と使い方
バッドドッグ・マニアクス
退化のパーツになり、受けやメタ除去にもなる有能カードです。自身のクリーチャーを破壊しなくても5000火力が出せるのが強力で、ビートの代表格である赤単我我我対面では、ブレイズクローなどの小型クリーチャーを焼くことができます。シールドトリガーをもっているので、受けとしても活躍してくれます。また、キーパーツに火のカードが多いこのデッキでは、モモキングダムやニクジールブッシャー、パーフェクトファイアをハンドに抱える必要があるので、火の単色としても重宝します。
禁断英雄モモキングダムX
このデッキの核となるパーツ。このカード以外にレクスターズが入っていないため、進化元がいないスター進化クリーチャーとして場に出すことができます。また、2マナと軽量で、選ばれず、アタックされない、かつパワーも99999という圧倒的場持ちの良さで、パーフェクトファイアが手札にないときでも、色がうまく揃えば、2マナモモキングダム→3マナタイムチェンジャー&ニクジールで最速3ターンキルすることができます。モモキングダムを場に出してしまうと、山札をすべて表向きにしなければいけないという点から、パーフェクトファイアもしくは、5マナでタイムチェンジャーと同時に出すことが好ましい場面が多いですが、手札にパーフェクトファイア以外のパーツが揃っているときや、相手の盤面にその子供、可憐につきや、達閃がいるときや、新弾に収録される、キャンベロレッゾstarがくることが予想できる時などは、あらかじめモモキングダムを着地させておく必要があります。あらかじめ着地させておくことの注意点として、山札を表向きにしデッキの内容を明かすことになり、相手に対策されてしまう点、シャッフで5を宣言されるとユニバースに退化した時にアタックできなくなってしまう点、メタ除去したいときや、トリガーで踏んだバッドドッグマニアクスを撃ちにくい点などがあります。
瞬閃と疾駆と双撃の決断
このカードを絡めると、手札の枚数が足りず、先攻の3ターン目にユニバースを着地することはできなくなりますが、2ターン目モモキングダム→3ターン目タイムチェンジャー&ニクジールブッシャーの動きをするためには、マナ色の要求値が高く、なかなか決まりにくいので、現実的に2、3ターン目リソースカードをプレイして、4ターン目のファイアからのフィニッシュを狙いに行くことが多くなります。このカードを使った小技として、あらかじめ場に出したモモキングダムに対し、相手がシャッフで5宣言をしてきた際、パーフェクトファイアを唱え、「タイムチェンジャーを出す」と「最初のアタックの終わりにアンタップ」をモモキングダムに付与し、山札からヘヴィデスメタルGSをモモキングダムの下に置き、退化させ、ワールドブレイカーで二回アタックする。というプランもしばしば使うので、覚えておいて損はないと思います。シャッフが採用されている主なデッキの鬼羅starデッキであれば、貫通することが多いです。また、二つ目の小技として、相手の盤面にオニカマスや、ポクチンチンなどの、場に出た後に除去するメタカードがいる状態であれば、パーフェクトファイアからモモキングダムとタイムチェンジャーを出すと、相手のメタの効果でモモキングダムを剥がすことができるので、手札にニクジールブッシャーなどのモモキングダムを剥がすカードがなくても退化させることができます。こちらも覚えておいて損はないかと思います。
時空工兵タイムチェンジャー
このデッキの核となるパーツ二つ目。このカードが引けないと話にならないので、4枚採用必須だと考えています。2ターン目に、水文明のリソースカードをプレイするために、タイムチェンジャーをマナに置かなければならないことがありますが、その場合でも、手札にキープするほうが良いと思います。それくらい抱えておきたいカードです。
十二神騎
2ターン目にプレイできる最強のリソースカードだと思っています。デッキトップの4枚見ることができるので、大抵の場合、必須パーツを持ってくることができます。もし、見た4枚に必要なパーツがなかったとしても、次プレイするカードのために必要な文明のカードを持ってこれるので、3ターン目の始めにこのカードをプレイできるとできないとでは、後の動きに大きな差が出てきます。赤単我我我対面など、2ターン目から盾を割ってくるデッキに対しても、2マナで盾を増やすことができるのが強いです。例えば、赤単我我我に、1ターン目にブレイズクロー、2ターン目にカンゴク入道を出され、ブレイズクローで1枚割られたとします。十二神騎のギャラクシールドで、本来は残り4枚のはずの盾を5枚にすることができるので、3ターン目に1マナのクリーチャーを2体と、罰怒ブランドで走られた場合でも、1枚バッドドッグマニアクスか、GSを踏ませることができればターンが返ってきます。返しのターンに、増えた手札で、パーフェクトファイアからフィニッシュまでいくことができます。赤単我我我対面は、基本的に不利だと思っていますが、シールドトリガー次第では、返すことができるので、一枚盾を増やせるだけで、勝敗に大きな差が出てきます。しかし、シールドがない状態だと、ニクジールブッシャーを使うことができないので、注意が必要です。
このカードを使った小技として、盾をすべて割られて時、本来であればニクジールブッシャーを宣言することはできませんが、2マナで盾を一枚増やすと宣言できるるようになります。バッドドッグマニアクスや、シスKがないときは、そのプランも頭に入れておくと良いかもしれません。
貝獣マーデク/クラムダンク
リソース確保だけでなく、いろいろな役割を担ってくれるカード。基本的に呪文面のクラムダンクとして使います。3枚引いた後、手札のカードを山札の下に送ることができるので、手札に来てしまったユニバースやヘヴィデスメタルGSを山札に返すことができます。この役割はかなり強く、稀に起きてしまう、ユニバースを2枚引いてしまうという、いわゆる事故に対処できます。デッキの仕様上、ユニバースが山札に無いと破綻してしまうので、必須のカードとなっています。上のクリーチャー面が役に立ってくれる場面としては、主にビート対面です。例えば、赤単のブレイズクローの1点で踏ませることができれば、殴り返し要員兼スマッシュバーストでリソースも稼げるリソース要員と、一気に試合を有利に進めることができます。確率は低いですが、クリーチャー面のシールドトリガーに助けられる場面もあります。積極的に4枚採用したいカードです。
暗黒鎧ダースシスK
相性のいいカードを調整仲間と探しているときに見つけて声が出たカード。コストを支払わずに退化できるやん!て言ってしまいました。このカードと、後述するニクジールブッシャーのおかげで、このデッキの速度が飛躍的に上がり、環境でも戦えるレベルに仕上がったと思います。3マナあれば盤面ゼロから、あっという間にEXwinできるのは、このカードのおかげといっても過言ではありません。また、速度が上がっただけでなく、メタにも引っかかりにくくなりました。以前の、バッドドッグマニアクスや、堕牛の一撃で退化させる型だと、正義星帝のシンカパワーや、場にモモキングダムを出していなくても、シャッフの1宣言で退化できなくなっていましたが、クリーチャーの効果でも退化できるようになったので、対応力が上がり、メタも効きづらくなりました。シスKは、コストは支払いませんが召喚なので、センノーなどのメタにもかからず、また、今流行りの旅丸に対しても、出すことが目的ではなく、破壊することが目的なので、一切影響を受けません。シスKと、ニクジールブッシャーの両方が手札に来た際は、シスKをキープするほうが好ましいといえます。理由としては、ニクジールブッシャーは、シールドをデッキボトムに送らなければならず、シールドをすべて割り切られてしまうとモモキングダムを剝がすことができないからです。殿堂入りしていなければ、4枚使いたいカードです。
ニクジール・ブッシャー
コストを支払わずに退化させることができるカードその2。基本的な使い方は、シスKと同じです。シスKにも言えることですが、手札を切らなければいけない都合上、先攻でパーフェクトファイアを絡めてモモキングダムとタイムチェンジャーを出すと、残りのハンドが一枚になってしまい、宣言することができなくなってしまうので、マナの色次第ではありますが、2ターン目にモモキングダム、3ターン目にタイムチェンジャーと動くことができれば、先攻でも3ターン目にEXwinすることができます。後攻であれば、手札にパーフェクトファイア、モモキングダム、タイムチェンジャー、ニクジールブッシャーorシスKがあり、マナに火文明があれば3キルすることができます。2ターン目にリソースカードもプレイできるので、比較的簡単に3、4ターンキルが決まります。
究極銀河ユニバース
このデッキのフィニッシャー。モモキングダムの下にユニバースとフェニックスを置き、モモキングダムを破壊することで、簡単に場に出すことができます。このカードが山札の中に無いとデッキのコンセプトが破綻してしまうため、序盤に引いてしまった場合、マナに埋めるのではなく、クラムダンクで山札に戻すことを意識します。マナに埋めても色が弱いので、別のフィニッシャーが見つかれば、そのカードと入れ替えてもいいカードです。
破壊龍神ヘヴィ・デス・メタルGS
主な使用用途としては、ユニバースの進化元です。このカードは、このデッキで不足しがち、しかし、一枚マナにあれば十分な闇マナと、動き出すのに絶対必要な火マナの多色であり、GS持ちで受け札にもなる点から採用しました。前述した通り、ユニバースを見越してシャッフで5宣言された時や、ユニバースの複数枚盾落ちなどの事故により山札にユニバースが無く、EXwinすることができない時に、雑にSAワールドブレイカーを着地させることができるので、サブプランをとるときにも使えるカードです。フェニックスなので、手札に来た時にはクラムダンクで山札に戻したい気持ちもありますが、初手に来たときや、火マナが不足しているときなどは、積極的にマナに埋めても良いカードです。
7,採用候補カード
堕呪ゴンパドゥ
2ターン目のリソースカードを増やしたいときや、環境が遅くなった時に積極的に採用したいカードです。元々、基盤のリストに2枚採用していたほど採用したいカード。使い方としては、十二神騎とほぼ同じで、フィニッシュに必要なパーツを探すのに使います。事故ってしまうと何もできないデッキなので、4枚採用でも良いかもしれません。
赤い稲妻テスタ・ロッサ
オリジナルの現環境で一番採用率の高いメタカードだと思いますが、やはり、このカードは強力で、出すだけで数ターン稼ぐことができます。特に鬼羅star対面では、先攻4ターン目にエヴォルピア→鬼羅satrで走られると、最悪ダイレクトアタックまで行かれますし、GSなどで耐えることができたとしても、その子供可憐につきや、テスタロッサなどのメタを複数立てられて、返しのターンに勝ち切ることができません。そのため、こちらから踏み倒しメタを立てて、時間を稼ぐことで有利に立ち回ります。数ターン稼げるだけで勝率は大きく上がると思います。ただ、出した返しのターンに簡単に除去されてしまうと、実質1枚ハンデスされたようなものなので、使いどころは難しいです。また、このカードを引きすぎてしまうと、ハンド的に厳しくなり、キルターンは著しく落ちてしまうので、環境で流行っているデッキや、対面を見て、採用するか、採用して手札に来た時、プレイするのかマナに埋めるのかなど考える必要があります。
デビルドレーン
先攻で3ターン目に4枚のシールドを回収すると、かなりの高確率で4ターンキルすることができます。ジョー星ゼロルピアや、モモキングダム退化の同型などの、序盤からクリーチャーを出さず、自分の動きを優先してくるデッキや、天門などの動き出しが遅いコントロールデッキ対面で、引くだけで大いに勝ちにつながるカードです。このカードを使用する上での注意点として、シールドを5枚回収してしまうと、次のターンにニクジールブッシャーを使うことができないので、回収するシールドを4枚までに抑えておくか、火マナを2枚使える状態にして、ニクジールブッシャーの代わりにバッドドッグマニアクスをハンドにキープしている場合、シスKを引けている場合は、5枚回収しても良いと思います。対面によりますが、最速で使うとシールドを回収した後、相手にターンを返してしまうデッキの性質上、5枚回収するのは、リスクが高いと思います。また、このカードは貴重な闇マナにもなってくれます。
「大蛇」の鬼ジャドク丸
主に、相手のエモーショナルハードコアなどの、一枚で詰んでしまうクリーチャーの除去に使います。このカードをプレイしても手札は減らないので、相手の盤面を取りつつ、手札を整えることができます。闇マナとしても優秀です。試したところ、天門に対しては、かなり有利だと思っていますが、最速でエモーショナルハードコアを着地されてしまうと、EXwinができなくなり、ヘヴィデスメタルの雑な打点では、到底突破できるデッキタイプではなく、どうしようもありませんでした。そもそもタイムチェンジャーを宣言されてしまうと、デッキのコンセプトが破綻してしまいます。その対策としてこのカードが採用候補に挙がりましたが、正直、ほかのリソースカードや、メタカードに枠を割きたいです。
テック団の波壊go
色、受け性能的に最強の受け札だと思います。このデッキに採用する受け札として必須の条件として、①不足している闇文明を含むカードであること。②一枚踏めばターンが返ってきやすいこと。だと考えています。そのため、両方の条件を満たしており、かつ、十二神騎などのリソースカードの色マナとなるこのカードを採用候補に入れました。特に活躍する対面としては、赤単我我我、鬼羅starがあり、特に赤単我我我対面では、一枚踏むだけで、ほぼ確実にターンが返ってきますし、テスタロッサなどのメタクリーチャーも除去できるので、返しのターンにパーフェクトファイアから動きやすくなります。
8,終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。新しいデッキタイプとしては、まだまだ構築の練り甲斐があるデッキだと思います。皆さんも是非使って、遊んでみてください。新たな発見で、このデッキタイプがもっと強くなると嬉しいです。質問やご指摘などありましたら、お気軽にtwitterのDMまでお願いします。それではまたどこかでお会いしましょう。
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