初夏の大恩赦祭 最終日
これまで3日に渡って恩赦出したり出さなかったりの祭りが執り行われてきました。
今日は最後に残った5人
夏の帳
歩行バリスタ
荒野の再生
軍団のまとめ役、ウィノータ
自然の怒りのタイタン、ウーロ
では最終日も滞りなくやっていきましょう。
夏の帳:絶対ダメ
最近の禁止カードを見てると、当たり前なんだけど押し付ける方向性の強いカードばっかりで、このカードみたいに受け身なカードって珍しいのよね(スタンの「ゼロ除算」くらい?)。
裏を返せばこのカードがいかに強烈であるかってことでもあり、特に「ドビンの拒否権」を躱せるのが本当にダメ。
数ある「打ち消されない」カードたちの中でも突出して防御的であるこのカードが(1ドロー付きで)返されるようなことになれば、もはやアゾリウスカラーはマジックに存在しなくなってしまう。
そんな色の組み合わせを1通り減らしてしまうカードがまかり通るはずもなく、恩赦なし。
歩行バリスタ:ダメ
最初、コンボパーツの「ヘリオッド」を禁止にしてこいつに恩赦を出す案を考えてたあかにいさん。これの存在をすっかり忘れていた。
仮に「ヘリオッド」禁止にしてこいつを復活させたところで、緑単信心が手軽(?)なフィニッシュ手段として使うのは目に見えてる。
それでなくても緑単の「除去がそんなに得意でない」という弱点を埋めうるし、なによりこいつの存在が大きい。
一方「ヘリオッド」の方は天使デッキにすら入ってないくらい姿を見ないので、やっぱりどっちを禁止にするのが妥当かは目に見えてると思う。
恩赦なし。
荒野の再生:無理かなあ
「テフェリー」に恩赦出したし、こいつにも
とは思った。ただ「テフェリー」の項で書いた通り、相手のターン中に「テフェリー」に対処するなんて昔と比べたら容易になったわけで・・・
そうなるとマナジャンプの性能がやっぱりダメでしょってことになるよね。同じマナジャンプでいくとこれは現役だったりするんだけど・・・
やっぱり自分から相手ターンに動けなくするの相当なデメリットだよね。よってこっちはよくても「荒野の再生」はダメってなるかな。
軍団のまとめ役、ウィノータ:無理
まあこんなやつが場合によっては3ターン目に着地するとかゲームにならんでしょ。マナクリから出る場合は手数が減るからまだいいにしても、今じゃ軽いノリで「宝物」が出てくる時代。
つまり手数を減らさず出すことも可能ってわけ。
タフ4もよろしくないよね。汎用火力が軒並み3点なMTGの世界でこいつを野放しにすると、おそらく赤絡みはサイドに「引き裂く流弾」4枚からデッキ構築スタートってなって環境が歪む音がするよね。
まあ当然そんな状況まかり通るはずもなく、こいつは一生出てこれないでしょう。
自然の怒りのタイタン、ウーロ:恩赦
さてトリを飾りますはこの巨人。正直こいつに恩赦出したくて祭りを始めたまである。
まず前に書いたかもしれないけど、今の環境デッキの大半が(緑緑青青)という脱出コストを許容できない点。
「クロクサ」はそもそもラクドスカラーがトップメタである以上(黒黒赤赤)の捻出が容易であるのに対して、今シミックカラー使ってるデッキなんてどこにあるの?
これのために色を足すという考え方も出来るけど、例えば緑単信心なんかは特殊土地に振りはじめると序盤の展開が悪くなりすぎるだろうし、アゾリウスがバントコン化するならそれはそれでいいじゃない。
結局、環境に墓地対策が多すぎるせいで「3マナでランパン+3ゲイン出来るキャントリップ」になるのは目に見えてる。
脱出して動き出したらたしかにゲームを決めるくらい強いんだけど、そうなるまで放置してた方が悪い。今の環境低マナクリーチャーも十二分に強いんだから、そうなるまえにさっさと殴りきれよ、と。
よって、現環境であまりに不遇すぎるシミックへの劇薬として恩赦。
祭、閉幕
えっと、けっこう恩赦出したんだっけ?
表現の反復
死者の原野
時を解す者、テフェリー
死の国からの脱出
自然の怒りのタイタン、ウーロ
(欄干のスパイ・地底街の密告人)
(真実を覆すもの)
まあまあ?総評としては、あかにいさん、ゲームをもっと後ろに倒してもいいんじゃないかっていう考えなんですなあ。
あとリソースを稼ぐカードが多いのは「思考囲い」にうんざりしてるからとかいう噂も・・・
さて、これで終わりと思いきや後夜祭が控えておりまして。今度は「投獄する側」にまわって見たいと思うんです。
ではでは。
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