「逃げるは恥だが役に立つ」
逃げ恥は見ていなかったので、去年の再放送(特別編?)を見ました。ムズきゅん以上に刺さったのは「小賢しい女」「やりがいの搾取」「愛情の搾取」って言葉でした。
小賢しい女は生きづらいものです。多かれ少なかれ、女なら「女に学は要らない」と言われた経験があるでしょう。空いているホームで新聞を読んでいて舌打ちされたことも一度や二度じゃありません。年配の男性から嫌われるだけでなく、女性同士でも、小賢しい女は嫌われたりねたまれたりします。
小賢しい女というのを定義しようとすれば、自分の意見を飲み込まず発言する女、自分の学んだことで社会に役立ち、報酬をもらい自立したいと考える女じゃないでしょうか。そんなごく普通のことを、「小賢しい」と言ったり言われたりしなくちゃならないなんて、本当に悲しいことです。
一昔前、「負け犬の遠吠え」という本が話題になりましたが、これは小賢しい女が自虐のていで、専業主婦にマウンティングしている話かなあと感じました。自分が小賢しい側だという自覚はありますが、対立を煽らなくてもいいのになと思った記憶があります。こんなふうに、小賢しい女対そうでない女、小賢しい女同士でも多少なりとも対立は存在します。
「やりがいの搾取」はともかくとして、「愛情の搾取」は物議を醸したようです。かわいらしいガッキーが言ってこれですから、かわいげのない女が言ったら炎上どころじゃ済まなかったかもしれません。
反発があろうとなかろうと、これは真理だと思います。