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テイストスケール診断を受けたの巻
ずっと気になっていたテイストスケール診断を受けました。
このお値段でいいのか?というレベルの満足度で、今年のベストバイどころか人生のベストバイ、一番受けてよかったイメコン診断だなと感じているため、テイスケの良さを知ってもらうきっかけになればいいなと筆を取りました。
1.テイストスケール法とは
元々は色彩研究者の佐藤邦夫先生が考案したもので、商品開発に向けたものがイメージコンサルティングとして活かされるようになったそうです。
「テイストスケール」や「テイスト診断」という名称でイメージコンサルティングが行われています。
※「88タイプ診断」「22タイプ診断」はどうやら理論は同じ別流派のようです。
追記:下記URLでテイストスケール法を用いた診断や資格講座を実施できる「感性インストラクター」の方の名簿が載っています。一覧に名前がない場合もあるそうです。
>テイストスケール法にご興味がおありになる方は、ぜひお近くの感性インストラクターにお問い合わせ下さい。
とのことなので、サロン選びに悩んだ際に参考にしていただけると幸いです。
http://taste-scale.opal.ne.jp/member
特徴としては
・22タイプに分類される。
・対面診断も写真診断も存在する。
・色、柄、素材、形の2次元画像を4枚重ねた表が理論のベースである。
・色40%柄30%シルエット20%素材10%が似合うに占める要素と定義している。(100%完璧にすづのは現実的に無理。理論上は80%ですごく似合っている印象になるそう)
(画像:『Taste Scale Method』より引用
https://how-taste.com/instructor)
2.受診動機
①気になっていたアナリストさんが写真診断を開始した。
②タイプの例に挙げられる芸能人が今までのイメコンの常識が通用せず、理論に興味を持った。
③パーソナルカラーと似合う服のテイストが喧嘩してしまうことが悩み。
①は文章の通りです。
②に関しては、石原さとみクラシック事変です。なんのこっちゃという感じですが、各種イメコンでは「女性らしい・華やか・可愛らしい」タイプにされることが多い石原さとみが、テイスケだと「古風で由緒正しい、きっちりとした」がキーワードのクラシックタイプに分類されています。個人的には青天の霹靂でした。
他にも芸能人を見ると、これまでのイメコン知識では全く太刀打ちできないような分類にされていることが多く、どういう理論なんだろうと興味を持ちました。
③に関しては、
私のイメコンスペックは
・16タイプパーソナルカラー ビビッドウィンター/ビビッドスプリング(原色に近い色が得意)
・パーソナルデザイン グレースロマンス
・パリ流ファッションスタイル診断 MセクシーSエレガント(入れ替え可能)
・顔タイプ診断 ソフトエレガント(アクキュ寄り)
・骨格診断 ナチュラル要素ありウェーブ
ざっくりファッションテイストとしては大人っぽくて女性らしい・上品なものが得意なタイプ。
しかし、パーソナルカラーで得意な色と服のテイストが喧嘩してしまうのが悩みでした。
テイストスケールはパーソナルカラーとは別に似合う色相を詳しく教えてくれるという話を聞いたことが受診動機の一つです。
3.診断の流れ
最寄りに受診できるサロンがないため、写真診断で受診しました。①写真の送付→②悩みや好きなファッション等カルテの記入→③結果の送付→④zoomで結果解説(オプション) がざっくりとした流れです。
写真の送付から結果が出るまでに約1ヶ月ほど。対面診断でも、テイストスケールはじっくり結果の検討を行い、カルテの作成を行うため、正確な結果が出るまでに1ヶ月前後かかることが多いようです。
写真は何回か撮り直して自分の写りに近い顔アップ、胸元から上、全身の3枚を送付しました。
私が受けたサロンでは事前にオンラインでの説明等はありませんでした。オンラインで事前説明を行なっているサロンもあります。
費用は診断で1万円、オプションのzoom解説で3千円でした。お手頃〜!(感覚の麻痺)
4.結果について
座標は横軸右寄り(コントラスト弱・艶感強め) 縦軸中間のエレガントゴージャス
(横軸左寄り縦軸中間のトラディショナル要素あり)でした!
詳しくはいただいたカルテの1ページ目の下記の画像を参照。
(受診サロンに掲載許可をいただきました)
・似合う色について
(元画像:
https://note.com/soprano_design/n/nc8bc86602b46)
テイスケで言われた似合う範囲と16タイプパーソナルカラー診断で言われた似合う範囲とは若干異なります。ディープ調だと若々しさが出るそう。
無理にビビッド調を用いるよりは、ディープ調やダーク調で「似合う」と「ある程度の顔色の良さ」を両立できて良さそう。
具体的な色相としては深みのある赤、緑、紫が良いそう。青は私が当てると真面目すぎるみたいです。
エレガントゴージャスは黄色も得意なタイプだそうですが、パーソナルカラーとの兼ね合いで服でマスタードを使うのではなく、アクセサリーで金を取り入れると良いみたいです。
・コントラストについて
前述の通りパーソナルカラービビッドウィンター/ビビッドスプリングで、他の診断でもコントラスト強めが推奨されたため、コントラスト弱め推奨で驚きがありました。
詳しく話を伺うと、明度コントラストが×で彩度コントラストは取り入れてOKなそう。
明度コントラストと彩度コントラストの違いは画像の通り。他イメコン診断では「コントラスト」と一言でまとめられることが多いため、区別されてる点もテイストスケールの面白い点だと思います。
・柄について
エレガントゴージャスはいちご大からみかん大の大きさの柄がベスト。キティちゃんみたいな表現でかわいい。「華やかで目立たないもの」が似合うタイプらしく、遠目で見たら柄を認識できないような柄が得意。
エレガントゴージャスの似合う柄の一例(画像はフリー素材を使用)
その他にもエトロ柄やエスニック柄等も◎
トラディショナル要素の影響でもしかしたら動物柄はベストじゃないかもと説明を受けたものの、エレガントゴージャスのコントラストが低めの動物柄を試したことがないため見かけたら試してみようと思います。
・シルエットについて
(『カラーオブミーファッションマニュアル』青娥書房 2005年 著:佐藤邦夫、川浪たか子より引用)
縦長で首や肩周りにボリュームを出すラインが得意とのこと。スカートの際は立った際にひらひらしすぎない裾(歩いている時に動くものはOK)ということでした。
タートルネック等で布量で首回りにボリュームを出すのではなく、イヤリングやネックレス等のアクセサリーを取り入れた方が良いかもとアドバイスをいただきました。肩周りはパフスリーブなど肩から腕にかけて柔らかくボリュームが出るものがベストだそう。
・素材について
光沢が得意なタイプで、コーディネートには必ず艶感が必要とのことでした。服で艶感が出せない時は、アクセサリーをキラキラ光るものにしたり、艶出しスプレーで髪の毛に艶を出したりでもOK。キラキラしすぎるとゴージャスのものになるので微光沢を意識すると良いらしいです。
パーソナルカラーの清色が得意な点も、無理に色で取り入れるのではなく、艶感で取り入れても良いと思うとのお話でした。
メイクに関してもマットよりは光沢感を取り入れた方が良いとのこと。
・芸能人について
エレガントゴージャスの芸能人としては北川景子、綾瀬はるか、高島礼子
トラディショナルの芸能人としては有村架純、松たか子、黒田知永子(フォロワーさん情報では橋本環奈、指原莉乃、土屋太鳳も入るそう)
前述の石原さとみクラシック事変同様、カルテをもらってフォロワーさん達と綾瀬はるかエレガントゴージャス事変になりました。
他イメコン診断だと自然体で飾らない美しさ代表の綾瀬はるかがエレガントゴージャス!?となり、アナリストさんに質問したところ、
・華やかなドレスに負けない個性
・胸元を開けても色っぽくならず華やかさが引き立つ
・柄が目立たない光沢素材やボルドーが似合う
等が理由になるそうです。
テイスケっておもしれ〜!
・トラディショナル要素について
私が受けたサロンでは、テイストスケールにおけるサブの役割は「調整」としての意味合いが強いようです。私の場合はトラディショナル要素は「ラフさ」や「革素材」で取り入れると良いようです。
トラディショナルは「伝統的・誠実さ」がキーワードのタイプで、タータンチェックやアーガイル模様、ブレザージャケット等のトラッドなファッションが得意なタイプです。一見「ラフさ」と遠いタイプのように思うのですが、トラディショナルはエレガントゴージャスよりも座標が左側で生地感が荒めで光沢は少ないタイプになります。
私の場合は「チェックは得意ではない」「トラディショナル要素が強いと硬すぎる」とのことで、あくまで素材感でエレガントゴージャスの上品さを崩す形で取り入れるべきのようです。
具体的にはボウタイブラウスを着用する場合、ボウタイをきっちり左右対称に結ぶのではなく、左右非対称にしたり、ゆるく結んで垂らしたり、ジーンズと合わせてラフさを演出すると良いとのことでした。
私の場合は素材感で他タイプの要素ありでしたが、人によっては色相やコントラスト、柄、形等で調整になるようです。アナリストさん曰く、写真診断では調整の限度があるようで、正確な結果を求めるならば対面診断の方が良いようです。
・その他
・164cmですが、170cm前後に見られることが多く、他のイメコン診断でも理由づけができずにずっと不思議で、「テイストスケールでは身長が大きく見える/小さく見えるタイプは存在するのか?」と質問をしたところ、「エレガントゴージャスの北川景子は存在感で身長が大きく見えるタイプ」と説明を受けました。
身長大きく見えるのが嫌な場合は、エレガントゴージャス推奨の縦長シルエットは崩してもいいとのこと。
・普段からよく濃い目のメイクをするタイプですが、「ナチュラルメイクだよね」と言われることが多く、メイクの濃さについて質問したところ、エレガントゴージャスは華やかさを出すメイクが得意なため、普段より濃いめでもOKとのこと。また、もしかしたら同じメイクでも服に艶感があるかどうかで顔の印象が変わるのでは?と言われました。
・著:佐藤邦夫氏の『カラーオブミーファッションマニュアル』では嗜好や内面が外見に現れるという説明でしたが、今回受けたサロンではあくまでも似合うものを元に診断を進めており、内面の情報に関しては「あくまで占い程度で楽しんで」とのこと。
・エレガントゴージャスは縦軸中央で重厚感は中程度推奨タイプ。シフォン等の軽やかな素材を使うなら色を重くするなどで座標の調整が可能らしい。
5.まとめ
はじめは「22タイプは流石に多すぎるのでは?」と思っていたのですが、元の理論がしっかりしており、22タイプ存在することにより似合うものも細分化され、似合うものが詳細でわかりやすいように感じました。
個人的には納得はしていたものの、なかなか日常に落とし込むことができなかったパーソナルカラーを落とし込むことができたことが一番の収穫でした。
他のイメコンでも、パーソナルカラーと別に似合う色があるとする診断はありますが、トーン表で詳しくパーソナルカラーとは別に、似合う色がわかるのもおすすめしたいポイントの一つです。
「80%似合うで固めたらおしゃれな人に見える」という観点もおもしろく、20%で流行や好きなものを取り入れることも可能で、私が受けたサロンでは流行の取り入れ方を詳しく伺うことができました。
・パーソナルカラーで顔色が良くなる色や質感と似合う色や質感に齟齬があると感じている
・イメコンスペックに整合性がない
・イメコンスペックに整合性がありすぎて遊び方がわからない
・流行や好きなファッションと似合うの両立をしたい
・具体的に似合うものや似合う柄を知りたい人
上記の悩みを抱える方は満足度が高い診断ではないかと個人的には感じています。
情報や受診者が少ないため、もっとたくさんの人にテイストスケールのおもしろさが伝わればいいな〜!と思っています。
かなり長いレポになってしまいましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございます!
テイストスケールに興味を持つきっかけとなれば幸いです。