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Tableauを用いた財務数値の可視化と将来数値の作成(前半)
Tableauを用いて財務数値を可視化・分析を行うほか、将来数値(予測)の作成も行っていきたいと思います。 全2回、今回は、↓↓ の目次まで。
< 目次 >
1. EXCELの財務データをTableau Prepで分析しやすい形式に整える
2. 過去実績をTableauで表現
3. 過去実績を分析、これまでの傾向を掴む
1. EXCELの財務データをTableau Prepで分析しやすい形式に整える
このようなEXCELデータがあるとします。
これはこれで見やすいのですが、Tableauで分析するのに適した形ではないため、まずはTableau Prepでデータを整えるところから行います。
![](https://assets.st-note.com/img/1722957610759-9wfnfwT9R0.png?width=1200)
・ このままTableau Prepに取り込むとうまく分析出来ません。
![](https://assets.st-note.com/img/1722958219268-KvE5VHlA83.png?width=1200)
・ これを解消するため、ピボットを2回行います。まずは「列から行」で、決算年度をピボット。タイトルは「決算年」(文字データ)と「数値」(数値データ)にします。
![](https://assets.st-note.com/img/1722958289786-eb4of9yjct.png?width=1200)
・ ついで「行から列」で、科目と数値をピボットします。
![](https://assets.st-note.com/img/1722958403457-MRbOrEkEC4.png?width=1200)
・ このようにすることで、勘定科目ごとに列で分かれます。
Tableauで分析しやすいデータになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1722958621214-TQxrwK5GVe.png?width=1200)
2. 過去実績をTableauで表現
+ 3. 財務分析でこれまでの傾向を掴む
では、このデータをTableauに取り込んでみます。
なお、この例では2023年までは実績データがあり、それより先は予測数値を作るため、空白という状況です。
![](https://assets.st-note.com/img/1722959380606-0yW5RVfxl4.png?width=1200)
ダッシュボードで表現するとこのような形で可視化できます。
2020年~2023年にかけて、減収基調で推移する中、原価率は上がっているため、売上総利益も下がっているという状況です。
また、販管費を抑えるものの賄えず、営業利益は大幅な減益になっている、ということが見て取れます。
グラフにすると、減益の程度が分かりやすくなりますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1722959994617-MUwlA3dUT4.png?width=1200)
このダッシュボードは、Tableau publicにも載せていますので、よければアクセスしてみてください。
https://public.tableau.com/app/profile/fp.a/viz/___17232992356290/_23
次回はこれまでの状況を踏まえ、パラメーターを使い将来数値を作成するというダッシュボードを作ってみます。