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Tableauを用いた財務数値の可視化と将来数値の作成(前半)

Tableauを用いて財務数値を可視化・分析を行うほか、将来数値(予測)の作成も行っていきたいと思います。 全2回、今回は、↓↓ の目次まで。

< 目次 >
1. EXCELの財務データをTableau Prepで分析しやすい形式に整える
2. 過去実績をTableauで表現
3. 過去実績を分析、これまでの傾向を掴む

1. EXCELの財務データをTableau Prepで分析しやすい形式に整える

このようなEXCELデータがあるとします。
これはこれで見やすいのですが、Tableauで分析するのに適した形ではないため、まずはTableau Prepでデータを整えるところから行います。

・ このままTableau Prepに取り込むとうまく分析出来ません。

このような感じで、決算年度ごとに列で分かれてしまいます

・ これを解消するため、ピボットを2回行います。まずは「列から行」で、決算年度をピボット。タイトルは「決算年」(文字データ)と「数値」(数値データ)にします。

・ ついで「行から列」で、科目と数値をピボットします。

・ このようにすることで、勘定科目ごとに列で分かれます。
Tableauで分析しやすいデータになりました。

2. 過去実績をTableauで表現

+ 3. 財務分析でこれまでの傾向を掴む

では、このデータをTableauに取り込んでみます。
なお、この例では2023年までは実績データがあり、それより先は予測数値を作るため、空白という状況です。

BS項目、PL項目、それぞれフォルダで分けておくと便利です

ダッシュボードで表現するとこのような形で可視化できます。

2020年~2023年にかけて、減収基調で推移する中、原価率は上がっているため、売上総利益も下がっているという状況です。
また、販管費を抑えるものの賄えず、営業利益は大幅な減益になっている、ということが見て取れます。

グラフにすると、減益の程度が分かりやすくなりますね。

このダッシュボードは、Tableau publicにも載せていますので、よければアクセスしてみてください。
https://public.tableau.com/app/profile/fp.a/viz/___17232992356290/_23

次回はこれまでの状況を踏まえ、パラメーターを使い将来数値を作成するというダッシュボードを作ってみます。

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