note戦記~やさぐれペンギン編~:こうやってボクはnoteを仕事に活用する
写真UPしたら売れるのかなー。なんて軽い気持ちだった昨年のボク。売れやしない。有料note作ったら二つくらい売れた。でも2百円。
でも楽しかった。facebookにUPした同じ写真をnoteにUPすると、まったく違う意見が聞けた。しかも褒め上手だ。コメントの文章もクオリティーが高い。嬉しくなった。
ただ途中、文章書きの仕事が忙しくなりログインしない日が続いた。
気がついた。
noteは、ボクにとって単なる偽名で楽しめるSNSでしかなかったのだ。
確かに楽しいだけではいけない。noteを利用して少しでもお金に換えようと頑張っているnoterにも影響された。みな自分なりの工夫を凝らしてnoteという場を活用しようと知恵を絞っている。
noteで稼げなくとも仕事のスキルを上げるために活用したい。ボクはどうやって活用しよう・・・。noteは楽しから仕事にも役立てば一石二鳥である。
ふと思い出した師匠の言葉。
「師匠はいつから自分の文章に自信を持てるようになったんですか?」
ボクが勤めていた編集部にヘッドハンティングされてきた、某有名出版社&新聞社で記者を経験して編集長にまで登りつめた超実力者。
答えは?
「10年くらいかな。デスクになって人の文章を見るようになってから数年後」と。
「お前もチャンスがあれば人の文章をチェックできるようになればいいよ」。
「お前は本当にアホだな(怒)脳みそあるのか?」と社員全員の前で怒鳴られたり、机の戻ると「なんだこれー0点!」と書き殴られた原稿が置いてあったり(涙)。でもね、ほんのたまにだったけど、一発OK!でたり、「100点!」と書かれた原稿が置いてあったときは本当に嬉しかった。
なぜかボクにしか厳しくなかったので、最初は他部署の人までが心配&同情していたけど、やがてその眼差しは変わった。
他から入ってくる大抵の原稿を師匠が見て、いや、見る前にボクに渡して「お前がチェックしてからオレに回せ」と言うようになったから。
いつもは怒鳴ってばかりの師匠だったけど、「お前もチャンスがあれば人の文章をチェックできるようになればいいよ」。という、あの言葉。多分それをボクに、まぁ、最初から自分でチェックした方が早いはずだけどボクに彼なりに、さらなる成長の機会を与えてくれたんだと思う。
家庭の理由で退社したけど、送別会の最後の師匠挨拶。「お前はオレの最後の弟子だ」と言ってくれた。
前職の仲間だけでなく、厳しかった半年間のマンツーマントレーングのエピソードを他のライターにを話すと皆が皆「うらやましー」と言う。「そんな機会は滅多にないと」。
※職業ライター村での話ですw
ボクは、今ひとりぼっちで仕事している。人の原稿など見ることはない。だからnoterのステキな原稿を勝手にチェックして編集長orデスク気分でリライトしている。もちろん、公開しないけど。自分なりのnoteの使い方を獲得した。スキルを上げるために活用させてもらっている。
そして、「うらやましー」と言われるほどの環境を運良く得た最後の弟子としては、まだまだ未熟だけど少しでも師匠の教えをシェアしたい。そしてnoterが心を込めて書いた作品をもっとよくしたい。あの才能をどうにかしたいと思う。傲慢なことかもしれない。でも、それは純粋な思い。
今は、師匠が検索したときに気軽に閲覧できないように有料マガジンにしてしてる。
35歳の素人が職業ライターになるまでの3年間で身に着けたことhttps://note.mu/akaituno/m/m7d3cd32530bc
にはオニと書いているけど、文学に詳しくもなく大して読書もしなかった35歳のボクが、40歳手前になっているんだけど、今はフリーでお金をもらえるまでになっている。
師匠がウチに来たときに「かっこわるい」って言われました。映像中心でWEBでコンテンツ配信していた会社が珍しく、テキスト中心のモノを立ち上げた、ボクが担当し、それなりにアクセスもありファンもついていたコンテン。でも文章の達人からしたら「かっこわるい」のです。
最初はムカー!ってしましたよ。社内でも評価高かったし、読者からも支援されていたし。でも、今は「かっこわるい」って思えます。本当に。意味がわかるのようになりました。
そして、一人立ちして思うことは、「これ、多分師匠に怒られるなー、書き直すか」ってな物差し。物差しあってよかったなー。ってこと。
クリエイター志望の若き方に、生意気ながら自分の経験でアドバイスできることがあるとすれば、命をかけて作った作品を真剣に見てくれて、結果、「お前、かっこ悪い」と言ってくれる人を見つけること。そして、そいつに「ムカって(怒)」思いながら、そいつから一発OKをもらえるまで頑張ることだ。
※これは体育会系で育ったボクの意見なので反論ある方多いかな?って思う。むしろ、他の方法で上に上がった方の人生経験を拝聴したいのあります
ボクはnoteの中に編集部を作りたい。もちろんnote全体でなくていい、小さな村でいい。それが、こんなアホなボクをお金をもらえるようにまで厳しく育ててくださった師匠への恩返しなのだと思う。
すべてシェアしたい。
長文失礼しましたm(__)m。