まー晒してみるのも面白いなーと思ったので、自分の意図を書いてみます。多分これが最高の学習なのかな?(コメントいただければの話ですが)

とし兵衛さんが、ステキな書評をnoteで上げてくださいました!
「二人の涙オヤジについての文章技法的小考察」


きちんと小説を書いてみるというは初体験だったので、こうやって評価していただけると大変嬉しいです!ありがとうございます。せっかくなので、、、とし兵衛さんが評論してくださった、

第1回noteSSF応募作品「リストラに向き合った薄っすら涙オヤジからの命令書」https://note.mu/akaituno/n/n9eba61a6e937 について、書いたときのボクの儚い想いを晒(さら)してしまいます!

なんというか、クオリティーはどうあれ、皆さんに負けずと本気で書いたモノなので、「どういう考え方で試行錯誤したのか? 」晒してみるのも面白くない?と思ったからです。

基本的にはバカにしてもらって欲しいのですが、「あ、そんな意図だったの?気づかなかったー!」的なドSなコメントをいただけると凄い励みになります。

ではでは始めます。

あ、とし兵衛さんの書評をお読みなられてからだと、10%増しでお楽しみいただけるかと。

***

職業ライターもやっているので、2000文字に入れ込める限度はなんとなく感じていました。なんで、人物の心情を描写すると圧倒的に文字数が足りなくなるので極力削除。その代わりに「薄っすら涙」というワードを使って、読んでいただく方に行間で察していただこう。なんて暴挙にでました(笑)。

また、コンパクトにまとめるために、前半にトラップを仕掛けて、後で回収することにも気をつけました。「自分達が売っていたパソコンの使い方を習う」というストーリーを、その段落でのお話に終わらせずに、後半の「パソコンを世に広めてくれたじゃないですか、あなた方が」のコメントへつなげることによって「過去に頑張ったことは無駄になっていない。自分達が作ったモノの上でさらにステップアップしていく」的な描写をカットできました。

実は、これで文字数的に500文字くらい削除できました(笑)。他もそんな感じです。バーッと書いてから文字数を削る推敲をするときに、その段落だけで機能する文章ではなく、他の段落を装飾できる文章にリライトして、全体の調整を図ってみました(未熟ではありますが)。

時代が変わるのは仕方ない。でも自分もまた変われる。「リストラ」、「薄っすら涙のオヤジ」という弱い立場のワードとともに、「命令書」という真逆な強い立場からのワードを使ってメリハリをつけるとともに、オヤジの覚悟を描写せずとも感じてもらえればいいなー、とかとか。

なので…最初に書いたモノと応募したモノとでは随分と変わっています 汗。

ただし、これは技術的なことなので、テーマはぶれないように頑張った(つもり)です。

「オヤジ」=過去、「若造」=未来を感じてもらえればいいなー的に淡々と書いて、「オヤジ」が過去の自分、「若造」をもう一度やり直す。「若造」もまた「オヤジ」になることを覚悟して、そのときに「若造」に戻るためのお守り=「命令書」を胸にしまう。「ボクらは過去と未来を繰り返すことができる」という展開は大事にしました。なので、最後のメッセージは自然と「先人が流した涙の上に社会がある。ボクらは生きている。」になりました。テクノロジーの発展が激しい世の中で先人になっても、また先人になれるのです。そんな意図でした(笑)。

あとは、、、時代背景やらの正確性には職業ライターなのでこだわってしまいましたが、その分、前半が重くなってしまったかなー、と「今では」感じています。

ボクには珍しく数週間かけて考えたモノですが、何度も読み返すと「つまらないなー」なんて思うようになりました。しかたない、これは「オヤジ」なのです。皆さんからのコメント、アドバイス、とし兵衛さんから頂戴したnoteを糧に「若造」となり次に活かすのです!

*いつもながら校正はしていません!

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