自転車で西日本横断の旅を終えてから1ヶ月。
時間が過ぎるのが恐ろしく早いと感じたのは久しぶりで、小学生の時に遊びに行ったディズニーでの1日のように気付けばこんなにも時間が経っていた。
あの1ヶ月は幻だったんじゃないか?と思うくらい、1日24時間1440分86400秒と着々と私の体に刻まれていく時の全てを細胞全部で感じた日々はなかった。だからなのか、終わってからはどこかふわふわしていて、1ヶ月前の考え事も、友達への連絡も、一向に止まったまま新しい考え事もやることも増えていくばかりで頭がぐちゃぐちゃだ。
そろそろ外へ出していかないと頭が破裂しそなところまできたので、ぼちぼち自転車旅のことを話していこうと思う。
全何話になるだろうか。あの命が燃えていた日々をうまく書けるだろうか。わからないけれど、ちょっとずつ書いて本にしたいな。自分でも、「あんなにも偶然という奇跡に溢れた物語はないから読んで‼︎」と声を大にしておすすめできるくらいには最高の旅をしてきたから、完成を楽しみにしててね。私もたのしみだなぁ。
西日本横断の旅は2022/5/11~6/11のピッタリ1ヶ月間で、鹿児島から大阪に向かって走った自転車での旅。
行こう。
と決めてから出発までは約3週間で、その間に鹿児島へ飛び、まず自転車を探して、サイドバック、キャンプ道具一式、資金集めにカフェでバイトをして。。。と、旅に必要なことを猛スピードで準備して、それでも結局フル装備が完成したのが前日の夜23時ごろだったから、大荷物を積んだ状態の自転車で練習ができないまま翌日の朝、いつもの通勤に行くようにしれっと出発した。
出発してからの1ヶ月も、この出発までの3週間にもいろんなことがあって、出発前夜なんか泣き虫な私がじわりと出てきてしまって大変だった。でも今日は書かないでおく。急いで書くのはとてももったいないから、あの日々に浸れる時間を作って、大事に、大事に、言葉を紡いでいこうと思う。
あ、でも先にどうして西日本を自転車で横断することになったのか話しておこうかな。
「ん?自転車で旅をしてるの⁉︎どうして自転車だったの?」
「んん??神奈川出身なのになぜ出発が鹿児島なん?」
「んんん???そしてゴールは大阪?どして?」
と、出会う人みんなが話すたびに頭の上にはてなマークを増やしていった、何度も何度も質問されたトップ3。
これからこのnote.で出会う人が頭を抱え出す前に、話しておくね。
1.自転車で旅をしようと思ったきっかけ
きっかけ...と、大々的にタイトルをつけてしまったけれど、実は自転車に対しては特に強い思い入れもなくて、別に旅をするのは自転車じゃなくてもよかった。じゃあどうしてかというと、3月中旬に北海道で出会った人たちの中に自転車で日本一周をしたことがある人に出会ったり、実際に今自転車で日本を旅している同世代の女の子がいるって話を聞いたり、、、そんな話と元々パーっと日本を見てみたい。という私の思いが重なって、「じゃあ私も自転車で行ってみるか〜」っとふわっと思ったのが始まり。
うん。
ほんとにこれだけなので書くことがもうないのだけど、きっかけはなんでも良かったのだと思う。今回のきっかけじゃなくてもいつか日本一周への一歩は踏み出していたと思うし、自転車じゃなくても何かしらで旅は続けていたと思う。
それでも、今、西日本を横断してきて良かった。自転車を選んで本当に良かった。
このふわっとした思いの先に生まれた物語が私は本当に大好きで、途中で出会った人たちはこの時の決断がなければ出会えなかった。それに体の全てを毎日フル稼働しないと一歩だって進めない自転車の旅は、心の底から今を必死に生きていることを、荒く透き通った呼吸のひとつひとつが教えてくれた。
自転車の旅、いいよ。
2.鹿児島スタート、大阪ゴールだった理由
関西を旅していると忘れた頃に聞かれるのが、「そういえば言葉が訛ってないけど出身は鹿児島じゃないの?」と。
「実は神奈川出身なんです」と答えると、みんなの頭にはてなマークが増えていくのがハッキリと見える。(そうだよね。笑)
でもね、鹿児島スタートだったのは言ってしまえばたまたまで、ゴールが大阪になったのもたまたまだったんだ。
どういうこと???と、どんどん読んでる人を混乱させている気がするからざっくり話すと、
ということは?「恋人までの時間があと1ヶ月ちょっとあるんかぁ。おっ?これは自転車で会いに行くのにちょうどいい距離なのでは?そしたら西日本もついでに色々回れるのでは??」と、、、
そう。つまり、「自転車旅をしよう!」と始めたのではなく、
恋人までの1ヶ月という時間と鹿児島から大阪までの距離が自転車で旅をするとちょうど良かったから。
これが、私が自転車で西日本を横断することになった理由。
さすがの恋人も「自転車で会いにいくね!」と突然言い出したから少し驚いていたけれど、きっかけの一人になったのも彼の影響だったり。。
っと‼︎
とにかくね、鹿児島スタートだったのも、大阪ゴールになったも、さらには自転車で旅をしたのも、あとから決まったことなんだ。
そんな私の気まぐれで始まった自転車の旅が、こんなにも宝物になってしまって。。。
あぁほんと。気まぐれと偶然の力は思っている以上に強いのかもしれないね。
3.おまけ:ざっくり旅のルート
明日(2022/07/11)で自転車旅を終えてからちょうど1ヶ月ということで、ちょっとづつあの日々を書いていこうと思いますっ。
ので、お先に旅のざっくりルートはこんな感じでした↓
鹿児島→熊本→福岡→山口→広島→岡山→兵庫→大阪
載せ方は【鹿児島編:1日目〜3日目】と、こんな感じでまとめていこうかな?と思っているので、お楽しみにっ
あっ、その前に2週間の旅準備期間の話も書こうと思ってます
そーその準備期間にもいろんなことがあったので、これから旅に出る人に何か届いたらいいな。
あのとき、北海道での出会いから私の心に色濃く残った自転車旅という言葉とこれから先の未来ができた時に、
「今だ。」
と、ハッキリと心が跳ねる音がした。
この音を、いつだって聞き逃さないで生きていきたい。
どうかこの先も隠さないで生きていてほしい。
その音はきっと
自分を成長へと導いてくれたり、
自分を守ってくれる音だから。
その音の鳴る方へ
行こうと決めてしまえば、あとはどうにか進むだけなんだ。
2022/07/10