失恋自己紹介
初めまして、私は三好圭介と言います。
圭ちゃんと呼んでくれたら嬉しいです。
今日は窓の外に見える桜が綺麗ですね!
話が唐突すぎるって?まぁ桜に免じて聞いてくださいよ。
桜の散る様は美しいですね。人々の思い何て知らずに、短く儚げに散っていくその様は、私の心を締め付けます。しかし、こんなことは色んな偉い人が何遍も宣ってきたことですが、儚く散ったからこそ次の春はまた素晴らしいものになる。だから僕は桜が大好きです。
この部屋に入ってきた時、散花を眺める貴方の姿はまさしく桜でした。陳腐ですが、あなたに一目惚れしました。あなたは美しいです。そんな急にって驚くのも無理はありませんね……でも……
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「また三好さん、旦那さんのこと忘れてしまったみたいね……。」
「でも旦那さん凄いわ。忘れられる度に、手を替え品を替え告白してるそうよ。なんでも、奥さんが昔、突然告白されたことが、驚いたけど本当に嬉しかったって言ってくれたからって。」