赤石健太の考え事「ビジネスだけでは辛い、これからの投資について」
こんにちは、赤石健太です。
今日は書籍に関してではなく、僕が常々考えていることを書いていきます。
今回のテーマは「投資」です。
今はおかげさまでセカルクという会社を立ち上げて、仕事に明け暮れる日々を過ごせています。
ただ、ビジネスの延長線上で「投資」は必ず必要になってくるなと思いまして、こんなテーマで書いてみることにしました。
日本は投資が浸透していない?
少し前までは日本人は「投資」を怖いものだと考えていて、どちらかというと距離をとる方が多かったように思います。
しかし、近年その傾向はなくなりつつあるようです。
じぶん銀行が2019年12月に行なった調査によると、約4割のビジネスパーソンが資産運用をしているという結果が出たといいます。
「あれ、意外と多くない?」
これは自分も何か始めたほうがいいのかもなんて思って、いろいろ調べてみたんですよね。
そしてわかったことがあります。
日本人はやはりまだ「投資は怖い」から抜け出せていませんでした。
日本と米国では真逆の実態が
2020年8月の日本銀行調査統計局作成の資料を確認してみると、日本人は欧米人に比べ、個人の資産に占める貯蓄の割合がかなり多いです。
資産運用をしている割合は多くなってきているが、運用している資金はごく僅かであるということです。
実際の結果がこんな感じ。
【日本】
現金・預金‥54%
株式・投資託・債券等‥14%
保険・年金その他‥32%
【米国】
現金・預金‥14%
株式・投資託・債券等‥51%
保険・年金その他‥35%
【欧州】
現金・預金‥35%
株式・投資託・債券等‥28%
保険・年金その他‥37%
日本人はほとんど銀行口座にお金を眠らせているんですね。
日本と米国では現金・預金と株式・投資信託・債券等の比率が逆転しています。
認知バイアスをコントロールしてみる
今すぐ米国に近づけるのは無理があるので、徐々にという感じで行動してみようと考えました。
そこで最初に始めてみたことが「認知バイアス」のコントロールです。
これは思考のクセというもので、今までの人生が積み重なって形成されています。
タイプがいくつかあるようなのでご紹介すると、
【投影】
自分が無意識に抱いた感情を他人も抱いていると錯覚する
【ステレオタイプ】
「眼鏡をかけている人は頭がいい」といった属性で勝手なイメージを持つ
【ハロー効果】
好きな人のマイナス面を見えずにすべてプラスに考える
このような認知バイアスをコントロールすると、資産運用に活かしやすいといいます。(個人的にはビジネスにも大いに役立つと思います)
コントロールにはメタ認知が有効
メタ認知とは「自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を客観的にとらえること」です。
資産運用で失敗する人たちは以下のような認知バイアスがかかっていることが多いらしく、それらをメタ認知によって抑制します。
【自信過剰】
自分は資産運用が得意で負け越すなんてありえない
【コンコルド効果】
20万円も失ってしまった、、このままでは終われない
【主観確率】
コロナショックというような珍しい現象が頻繁に起こると考えてしまい、無駄にリスクヘッジしてしまう
このようなバイアスをコントロールすることが大切だといいます。
優秀なユダヤの法則「78:22」を意識する
とはいえ、自分の感情をコントロールするってむずかしいものでもあります。
ダイエット中で客観的に太るとわかっていても、甘いものが無性に食べたくてプリンを買ってしまったりするものです。
そんな自分を抑制することがむずかしい人には、ひとつルールをつくってしまうほうが簡単だと思います。
僕が注目したのが天才ユダヤ人が守ってきたという「78:22」の法則です。
実はこの世の中の多くが「78:22」の法則の基で構成されているのだそう。
①人を構成している成分は78%が水分で22%をそれ以外が占める
②人の呼吸は肺呼吸が78%で皮膚呼吸が22%
③空気中の窒素が78%で酸素が22%
④地球は海が78%を占めて陸地が22%を占める
これだけ揃っていると壮大ですね。
ちなみにこれをビジネスで応用したのがマクドナルドです。
昔マクドナルドには「サンキューセット」がありました。
ハンバーガーにポテトとドリンクが付いて390円。
これを500円で支払うとおつりが110円になります。
390円と110円。
これは見事に「78:22」になっているそうで、実際に大ヒットしました。
少し話がそれましたが、これを資産運用において絶対守るルール化にしてしまえば、感情コントロールのそれほどしなくても問題ありません。
シンプルに手取り給料の22%を投資にまわせばいいのです。
この単純明快なルールを守っていれば、認知バイアスに振り回されることもないなと。
今後は老後2000万円問題によって、より投資が必要になってきます。
もしどのように運用していけばいいか悩んでいたという方は、「78:22」の法則に則ってみてはいかがでしょう?
それでは今日はこのあたりで。