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オメガ3脂肪酸の大切さ

みなさんこんにちは、はるです

私のnoteでは下線部に参考文献を埋め込んだ学術論文に近いものですが、疑問に思ったら下線のリンクに飛んだり、ご自身で調べてみてください。私のnote文献ベースの根拠のあるnoteですが、全て鵜呑みにせずあくまで一個人の意見として捉えてください。

はじめに

オメガ3脂肪酸というものを何となく聞いたことがある方はいらっしゃると思います。それ自体は私たちの血液をサラサラにしたり、悪玉コレステロールを減らして、中性脂肪も減らし、心疾患、炎症、がんなどを抑制するとも言われています。いくつかの効果は、確かに研究に基づいています。しかし危険性はないと言い切れるのでしょうか。

今日は個人的に先行研究を軽くまとめ、その先行研究から私がふと考えたものをがあったので記事にしてみました。

いつから注目されたのか

少なくとも私が調べた範囲での初期の関連研究は1970年代に行われたもので、魚介類を大量に摂取していたグリーンランドのエスキモーの冠動脈疾患の発症率が非常に低いことが明らかになりました。以来、魚油に含まれる長鎖のオメガ3系多価不飽和脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)が、これらの効果に大きく貢献していることが多くの研究で明らかにされています。

こういったいくつかの研究を読んでみて個人的な懸念もあります。それはオメガ3脂肪酸を摂取すると、少なくとも高用量のサプリメントを摂取した場合には、心臓疾患(心房細動:不規則で速い心拍を特徴とする疾患)のリスクに関係しているように思われることです。

実際その懸念は正しいものなのか、少し検証していきます。

過去の研究

サプリメントと心房細動の関連性を裏付ける過去の無作為化臨床試験が3件(最近のものが1件)があります。VITAL-RHYTHM試験は、この関連性を評価した最新の臨床試験である。Cedars-Sinai Medical Center(ロサンゼルス)のChristine M. Albert医学博士(MPH)が率いる研究チームは、オメガ3脂肪酸のサプリメントが心房細動のリスクに影響を与えないことを発見しました。

また、VITAL-RHYTHM研究は、心房細動リスクに対するビタミンD3サプリメントの効果を評価した唯一の無作為化試験であると考えています。また、ビタミンDと心房細動との関連性は認められませんでした。鋭い読者は、研究者たちが心房細動の重要な潜在的原因である睡眠時無呼吸症候群をコントロールしていないことを指摘しています。

研究者は最近、この研究結果をオンラインで発表しました。前述のように、今回の研究では、オメガ3脂肪酸と心房細動との関連性は指摘されていません。しかし、他の3つの無作為化臨床試験と合わせて考えると、心房細動のリスクに対するオメガ3脂肪酸の用量関連効果があるかもしれないというヒントが得られる。

過去のSTRENGTH試験REDUCE-IT試験では、いずれも心臓病患者(またはそのリスクが高い患者)を対象に高用量(1日4g)のオメガ3脂肪酸を評価しており、両試験ともオメガ3群(対照群)で心房細動のリスクが増加しているように見えた。

おわりに

論文の要点をまとめるとオメガ3脂肪酸を大量に摂取すると、一般的で危険な心拍異常のリスクが高まる可能性があります。ビタミンD3は2,000IU(International Unit)であれば、リスクを増加させないようです。

今回は何のことはない私のつぶやきのような記事でした。やはりオメガ3脂肪酸はリスクの可能性はあるものの、健康に良いもののようです。

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