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理想の士業になるための4つの条件   赤井塾2

前回、

・士業の理想の姿とは、自分の望むような内容の仕事を、自分の望むようなやり方ですることができて、しかも自分が望む収入を得ることができている状態を指す

・やりようによっては、誰でもこれを実現することができる

とお話しました。

4つの条件とは?

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①顧客と他士業から「選ばれる士業」になること

②仕事を効率化すること

③セルフマネジメントを行うこと

④チームを作ること

①顧客と他士業から「選ばれる士業」になること

「選ばれない士業」のままだと、極端に言うと「薄利多売」・「貧乏暇なし」の状態になります。
自分が望まないような仕事でも受けざるを得ませんし、日々忙殺され、自分が望むようなやり方で仕事をすることも難しくなります。
なかなか自分が望む収入も得られず、望む収入を得るには激務をこなす必要があるでしょう。

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他方「選ばれる士業」になれば、仕事が継続的に入るようになるのはもちろんのこと、価格競争に巻き込まれるのを回避して、高単価を実現することが可能になります。

そうなると、自分より低単価で仕事を受けている同業者に比べ、より少ない案件で同じ売上を上げることができます。
例えば同じ1000万円という売上でも、1件10万円だと100件受任する必要がありますが、1件20万円だと50件で済みます。

その結果、1つの仕事により時間を割くことができ、仕事のスピード・質も上がり、スキルもアップしていきます。
スピーディーかつ質の高い仕事をすれば、当然クライアントにも喜ばれ、リピートや紹介にもつながります。

この好循環を作ることができれば、仕事に追われることなく、経営の安定化を図ることができます。

そして、「選ばれる士業」になる方法は次の3つです。

1.差別化すること
2.セルフブランディング
3.適切な情報発信

②仕事を効率化すること

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仕事を効率化することで、新しいことを考えたり、新しいことをする時間や仕事以外の時間を作ることができるだけでなく、仕事の段取りが良くなり、処理スピードも格段に速くなります。

その結果、メリハリをつけて仕事に取り組めるようになり、仕事の時間、仕事以外の時間を充実させことができます。

そして効率化のポイントは、次の3つです。

1. 時間の作り方
2. メモ活用
3. スピードアップ(処理速度を上げる)

③セルフマネジメントを行うこと

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セルフマネジメントとは、「自らの生き方やライフスタイルを決定し、これを実現するために自分自身を管理すること」です。

周囲を見渡せば、ある分野で一定の業績を残したり、日々を生き生きと生活している人には、このセルフマネジメント能力が備わっていると思われます。

どんな分野であっても、業績を残すためには、一定の目標を設定して、これに向けて努力を続ける必要があります。

そこでは自ら考え、決断し、それを実行し、継続することが必要となりますが、自分自身の思考や行動を管理することができなければ実現はおぼつきません。

自分の思うように人生を過ごし、人生全般を楽しむためには、セルフマネジメント能力を身につける必要があります。

セルフマネジメント能力は、大きく次の3つの管理スキルに分けることができます。

1.モチベーション管理
2.意思決定管理
3.行動管理

④チームを作ること

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私は、かねてから、
「組織の時代→個人の時代→チームの時代」
となることを予想していました。

そして、やっとチームの時代が到来しました。

・組織の時代・・・ピラミッド型のトップダウンの組織が有効であった時代。

・個人の時代・・・フリーランスで個人事業を行い、独力でできないことは外注で賄うのが最も効率的であった時代。

・チームの時代・・・各自が独力で事業経営を成立させているメンバーが、チームを組むことで、独力ではできない付加価値を生み出す時代。

※「(過去の組織にありがちな)閉塞感のない組織化」もチームと位置づけます。

チームを作ることにより、独力ではできないことができるようになるだけでなく、独力でやるよりも短時間で、かつ効率的に成果を出すことが可能になります。

士業の理想の姿を実現するためには、次の3種類のチーム作ることが有効です。

1.事務所チーム
2.事件処理の士業チーム
3.経営戦略の士業チーム


まとめ

今回は、「士業の理想の姿」を実現するために必要な4つの条件をご紹介しました。

次回からは、それぞれの内容について、解説していきます。

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