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ノルウェーで自分を生きた話:7日目

トロンハイムで強烈に体調不良になって動けなかった次の日の話。(急にタイトルを変えました。)

昨日よりは体調はマシ。
トロンハイムに来た目的は、レーベンスボルンの跡地を見学すること。5日目参照)去年から連絡をとっていたノルウェーのおじいさんThorleif Blattさんが作っていたHPにその場所のリンクが載っていて、そのリンク先のHPを参照して、住所をゲットした。

ちなみにリンク元のHPは、なぜか製作者のThorleif Blattさんが2019年7月に亡くなったころからアクセスができなくなった。レーベンスボルンに関するニュースやノルウェー国内とドイツに点在するレーベンスボルンの跡地がまとめられていた。私は日本語訳をしたページをたまたま印刷してあったので、ほぼ唯一の手がかりとして、今回の旅の旅程を組む上で一番頼りにしていた。

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[Mads Nordtvedtの父Jan Øivind Johansen あなたは本当は誰?"Danny"?]
http://www.madsno.com/slekt/index.htm(2019年11月21日アクセス)
自分の父Jan(Danny)がレーベンスボルンチャイルドだと知ったMads Nordtvedtさんの家系図を作るプロジェクトのHP。住所的に、レーベンスボルンは電車で少し行った所にあるようだ。

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リビングでHPを読み込んでいたら、ホストが「旬のポピュラーなベリーだよ」と言ってリンゴンベリー(かな?)を食べさせてくれた。ゆっくり食べていたかったけど、出発を決めた。

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トロンハイム駅前。電車でSkogn駅まで行き、歩いて住所のところまで行く。

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辺鄙な所だ。どこの駅もそうだけれど、改札というものがないのでホームと周辺の境目があいまい。

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白状すると、
住所を間違えていてこの捜索は無駄足になった。

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HPで見た建物を探し歩くも、ないなーないなーと思って改めてGoogle マップを見たら、全然違った。住宅街をうろつく怪しいアジア人になってしまった。正しい住所は、トロンハイム市内だった。なので急いで戻る。電車の本数も限られている。

で、ついたのがこちら。

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HPで見たのと同じだ。思ったより大きい。驚いたことに、人が住んでいる気配が、子供用の自転車や手入れされた玄関からビシバシ感じられる。

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外壁のプレートには、最後の行にLebensbornの文字が。

でまた白状すると、
写真をとって良いか聞こうと思って敷地に入りドアベルを押したら、住人のおばあさんに窓から怒られた。

ノルウェー語で何を言っているかわからなかったけど、出て行った方が良いことだけはわかったので、謝りながら退散した。慄きながら宿に戻った。怖かった〜。


けれどこの話には続きがあった。それはまた後日、だいぶ先。

お読みいただきありがとうございます。今日も生きます。