デジタルに向き合う
こんばんは。
今日は体験して思った事を書いてみたいと思います。
近年の音楽社会は完全デジタル化が進み、それと共にDJの世界もデジタルが急速に進行して今やパソコンを使ってDJプレイをするのが当たり前になりました。
そのデジタルDJの先駆け的なアイテムがスクラッチライブだ。
このスクラッチライブの発売で今までアナログでDJプレイをしていたDJが次々にスクラッチライブに転身。
初めはDJはアナログじゃなきゃカッコ悪いとかアナログの方が音がいいとかデジタル反対派みたいな人と便利な物は使わなきゃ損的な現代派で対立なんかもありましたがそんなの時間の問題でデジタルDJが圧倒的になりました。
私も結構ギリギリまでアナロでプレイをしていたのですが新譜もアナログが出なくなり選曲に支障が出るためデジタルに転身。
そんな革命的なスクラッチライブが出て一気にデジタルDJが広まったのですが、その後にRANE社とセラート社で作ったこの製品だが確か営利的な問題とかでセラート社がスクラッチライブから離れて独自にセラートDJといった新しいDJソフトを開発。
それによりスクラッチライブのアップデートにサポートサービスが終了。
スクラッチライブを使っていた人が今度はセラートDJに転身したいった。
最初の頃はスクラッチライブのインターフェースも使えてソフトはどっちでも良かったがスクラッチライブの方はサービスが終了してるので時間が経つに連れて今のデジタルの進化に置いてけぼりになっていく。
スマフォなんかもそうだが古いデジタル機ってのはOSなんかのサービスが終了してしまうと新しい事ができず結局は使い物にならなくなってしまう。
それと同じようにスクラッチライブは今やサービスが終了してるのでヴァージョンアップもできずずっと使ってると不具合やバグなどが起きて正常に使えなくなるケースが多い。
10万近く出してインターフェースを購入してもちろんそれなりに使ったが古くなって会社の都合でサービスを停められたらゴミのようになってしまう。
そして今はセラートDJが主流で世界的に使われてるが今はインターフェース内蔵のミキサーが殆どでインターフェース込みの値段。
テクニクスのMK3あたりでDJやってた人ならわかると思うがあの当時は大体ターンテーブル一台5万ぐらいでミキサーも5万ぐらいでその他、ヘッドフォン、針と大体20万ぐらいあれば一式揃った。
しかし今はミキサーが大体20万前後。
なんでそんな高いのって昔DJやってた人なら思うだろうがまずはミキサーにインターフェースが内蔵されてる事。
それから圧倒的に機能が多機能でハイテクになった。
それにより20万から30万円のもが主流に。
もう今のDJは金持ちかガチ勢でしかやらない時代になってるのかもしれない。
昔はモテたいからとか、かっこいいからなんとなくなんて人も多かったがモテたいがために今の時代一式揃えたらパソコンまで含めると50万はくだらない。
それに今使ってるインターフェース内蔵のミキサーもスクラッチライブのようにいずれ対応しなくなって新しいのを買ってください的になるんじゃないかなと思う。
便利なものではあるが一生使えないのがデジタル製品。
そのミキサーを挟むようにしてあるターンテーブルは使い方によっては一生使える。
実際に私のターンテーブルも20年以上使えってるが今だに現役で何も不具合がない。
これがデジタルとアナログの一長一短な部分なのかもしれません。
ミキサーとパソコンってのは今やDJにとって必需品である。
ラッパーのマイク、ダンサーの靴。
そういう存在だ。
しかしミキサーとパソコンてのはデジタル機器だから常にバージョンを上げて時代に合わせていかないといずれどちらかが対応しなくなる。
片側が古いと繋げても対応してませんで終わってしまう。
便利なのか不便なのかわからなくなる時が使って身に沁みる。
クラブ側もそれにより今でもスクラッチライブでDJやってる人がきたら不具合起きるし場合によっては対してないミキサー置いてあったらプレイできない。
逆に現場にスクラッチライブのインターフェースが用意されてたらセラートの人はプレイできない。
おまけに最新のマックブックなんか使ってたらどうにもならん。
なのでなんのソフト、ヴァージョン、メーカー等の確認が必要になる。
ややこしいし、DJのことがわからないオーガナイザーがパーティー開いたらトラブル連発しそうですよね。
おそらく今なんかそういったトラブル多発してるでしょうね。
10年、20年前に比べたら相当複雑で難しくなってるのが良くわかります。
メーカーも商売だから新しいものを普及させるための手段なのかもしれないが高価なものだけに中々買えないのが現実な話。
これらかのDJ界はどんどんデジタルDJが進化していくと思うがそれと共にコストも上がりプレイヤーも多機能になったミキサーを使いこなさなくてはいけない。
金銭面も技術面も年々ハードルが上がっていくがどんな時代でもしっかり使いこなして結果を出す人がいる。
尊敬でしかない。
最近、私もミキサーの購入を考えているが高価なものなので悩ましいとこが本音。
これから先のDJシーンはどうなっていくのだろうか。
それではまた。