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中小企業診断士の養成課程は行く価値があるのか?

人によるけどあるよと言いたい。

赤羽238だよ。
中小企業大学校の養成課程に個人で応募し、修了したよ。

さて、中小企業診断士という資格は今でこそ注目されている資格の一つだけど、ネームバリューは公認会計士や税理士ほどじゃない。
「私、中小企業診断士になったんだ!」と何も知らない知人に伝えても、「(なにその資格)…うーん、とりあえずおめでとう!」という素気の無い回答しか返ってこないはず。
逆に「すごいね!自分も取りたいと思ってたよ!」という回答が返ってきたら9割そいつは銀行員か経営指導員と思っていい。

とにかく知名度が高いとも低いとも言えない微妙な位置づけの資格なんだけど、さらにわかりづらいことに実は資格取得の道が途中で分岐している。
1次試験・2次試験合格後に実務経験を積むか、1次試験合格後に養成課程に進むか。
基本的にこの2つのどちらかの課程を経て資格が取得できる。(基本的、という部分は後の記事で触れるよ。具体的には旧制度の養成課程。)

それで問題はこの養成課程の方なんだけど、巷ではお金を払えば診断士資格がもらえる!厳しい試験を通った我々の価値を落とすものだ!なんてことを言う人もいる。
1次試験は範囲が広くて大変だし、2次試験はちょっと特殊な内容だから言いたくなる気持ちはわかるね。

だから、このNoteでは養成課程出身の自分がどこまで稼げるのか、適宜報告していくよ。
自分は士業の収入=実務能力だと思っているから、稼げなかったらそこまでだし、逆にそれなりに稼げるのだったら出身が養成課程なのか試験なのかはあまり意味を成さないのかもしれない。(実務能力には会社を経営するセンスも含んでいるよ)

ここからがタイトルの回収なんだけど、高いお金を払って養成課程に行く価値はあると思う。ただ、自分が経験したのは中小企業大学校の養成課程であって他機関で学べる登録養成課程は経験していないから、他の良し悪しを判断できない。世の中の色々なことって比較で成り立ってるから、その点で説得力薄いのは最初に謝っておくよ。
行く価値はあると思う養成課程なんだけど、人による部分もあるね。
例えば、でかでかと東京校HPには下記のような文言が書いてある。

中小企業基盤整備機構 東京校 HPより

資格取得自体を目的としている奴は応募してくるなよとくぎを刺してるんだけど、実態としてはそういう層がやっぱり存在はしていたと思うね。
能動的に行動している人と、受動的に行動している人はキッパリ分かれていて、受動的な層はどうにも養成課程の期間をなんとかやり過ごそうという意思を感じられた。
それで人によるって部分なんだけど、この受動的な層は養成課程に行く価値は無いと思ってる。どこかでしっかり記事にしようと思っているけど、中小企業診断士には他士業のように業務独占資格が存在しないから、資格の保有有無で大きな差を生まない。(と自分は思ってるよ)
中小企業診断士は特に学ぶ過程が大事な資格だから、その過程である養成課程も中途半端にやり過ごしていると技術もノウハウもない肩書だけの人間が生まれてしまうだけだよね。
だから学ぶ意欲が後ろ向きな人は養成課程にも来ない方が中小企業診断士レベルの底上げに貢献すると思うんだけど、そうもいかないのは政治的な話もあると思ってる。(国の施策だったり、支援機関との継続的な関係性とかね

能動的に行動して、どんどん学んでいこうってタイプの人には大きな価値があると思う。受講料というお金の問題さえクリアすれば、おそらく養成課程の中で一番魅力的な機関だと思うよ。一応本家本元だしね。

さて、こんな感じで1000文字くらいの記事を不定期に投稿していこうと思っているよ。誰かの参考になったら幸い。

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