通り道の話
桜も咲き、散ってゆくのを見る道すがら。いつもの通り道も、何か変化があるとちょいと脇道へ寄り道したくなったり、立ち止まり辺りを見回してみたりなどしたくなる今日この頃。良い天気だなぁ…。
しかし通るべき定まった道があり、かつ向かうべき先があるのであれば、脇目も振らず進んで欲しいもの。そう例えば、ブレーキレバーから伸びるワイヤーなどは、途中引っかかったり動かなくなったりせずブレーキ本体を動かして欲しいもの。そのためにも、新しいブレーキワイヤー。確と通さねばなりますまい。
とはいえ今回は、元から通っているワイヤーが有るので極端に面倒ではないです。
まずは通っているワイヤーの内インナーだけを残し、アウターを引き抜きます。決して一緒に抜かない様に!
次に残したインナーワイヤーに新しいアウターワイヤーを通していき、フレーム内に。ちゃんと出口まで出し切ります。
場合によっては、こんな風に途中つっかえちゃう事もありますが、焦らず根気よくっ。
きちんと通ったのならば前側と同じようにアウターの受けを作ります。通るべき道を通ったならばそこから先を作って行くのもまた人生(?)。画像のこいつは、シートポストのクイック部分に通して使います。
こんな感じで。通すとこちょっと分厚くて不安になったのですが、杞憂でしたね。充分です。
こいつをこのまま曲げて入れるにはいささか厳しいので、Vブレーキの受けであるバナナ部分、フレキシブルバージョンを採用。
基本的に、バナナ部分は形が決まっていて柔軟性などかけらもないのですが、そいつに柔軟性を持たせたものがこのフレキシブルバージョン。字のまんまですね。こいつで、多少ムチャな角度出通してもだいじょぶです。
後ろから見るとこんな感じ。畳む際サドルをいっぱいまで下げても問題ないか確認しておきます。よしよし。
あとはパッパと。ブレーキ付けて。チドリ付けて。ワイヤー通して…レバーを握って初期伸び出して…本締めして…パットの角度調整して…当たり調整して…色々あんな…。
よし出来た!!ちょっと横にワイヤーが飛び出ている感じもしますが、こいつは後に付ける荷台で抑え込めるでしょう。
今回ちょっと回り道をしましたが、やはり行き先がはっきりしていると行動に移しやすいですね。とはいえ。あてない旅にも興味は尽きないので、いずれ完成したこいつと。行きたいもんです。