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コーチを選ぶポイント その5~6
前回までに「コーチを選ぶ際のポイント」の6つのうち、4つをお伝えしました。
さらに今回は「コーチを選ぶポイント」、その5と6をお伝えします。このシリーズ最終回です。
コーチを選ぶポイント
5.コーチにもコーチがついているか
依頼しようか検討しているコーチに、コーチがついているかどうかを確認することをお勧めします。
というのも、自分ではクライアントとしてコーチングを受けたことがないというコーチに出会ったことがあります。
理由は明確では無いものの、自分をさらけ出したくないという本音が透けてみえました。
最低でもこれまでに1度は、コーチ自身がクライアントとしての体験がないと、本当にコーチングの良さを実感しているとは思えません。
さらには、コーチングの限界も知っておく必要がコーチにはあるのです。
コーチ自身がクライアントを体験することで、コーチするだけでは見えなかったことが明らかになります。
こういう質問をした時の、クライアントの受け取り方
こういう関係性になっていくと コーチに本音を言えなくなる
漠然としたコーチングの不満 でもどう伝えたらいいのか
クライアントの微細な心の動きは、自身で体験するからこそ、肌で感じ取ることが出来るのです。
6.相性
例え、コーチを選ぶときのポイント全ての条件が満たされていたとしても、全ては、最後のポイントにかかってきます。
相性が合うかどうか
コーチとの相性によって、コーチングがより機能するかどうかが決まります。
もちろん、コーチはトレーニングを積んでいますので、あなたとうまくコミュニケーションを取ることはできるでしょう。
しかし、どれだけ経験豊富であっても、評判が良かったとしても、あなたにとっての最適なコーチかどうかはまた別なのです。
例えば誰かからの紹介で、経験豊富なコーチと出会ったとしましょう。
そのコーチに対して何かしら少し違和感を感じても、そこで辞退する方ばかりではありません。
あの人が勧めてくれたのだから、違和感を感じる私の方がおかしいのでは・・・と、自分の感覚を否定してしまうことすらあるのです。
コーチングに関しては、クライアントであるあなたの直観が全てです。
違和感をそのままにしないでください。
そのコーチに落ち度が全くなくても、相性の良し悪しは必ずあります。
そこは遠慮なく判断してください。
それとは別に、紹介を受けたコーチに好感を持ったとしましょう。
だとしても、すぐに契約するのではなく、まずはサンプルセッション(体験コーチングのこと。無料で行われる場合もある)を受けてみることをおすすめします。
コーチが何でも自由に話せる存在であるかどうか
お互いの価値観を尊重し合えるかどうか
コーチのあり方(Being)に共感できるかどうか
サンプルセッションは、実際にセッションを受けたときの、自分の感覚が分かる大切な機会です。
その時に、コーチングに対するコーチの考え方や、人間観、あるいは、クライアントにどうなってほしいと思っているのか、といったことを尋ねてみてもいいでしょう。
あなたの直観を大切にして、自分に合ったコーチを選んでください。
以上、3回に分けて赤木が考える「コーチを選ぶポイント」を6つ、お伝えしました。
信頼できる専門機関でのトレーニングの有無
コーチとしての経験
専門知識の有無
居住地(セッション実施方法)
コーチにもコーチがついているか
相性
もし契約したものの、セッションが進むにつれ、合わなくなってきたと思うケースもあります。
もしくは、そのコーチに不満はなくても、違うコーチから受けたくなることもあるでしょう。
コーチを変えたい場合は、遠慮なくあなたのコーチに申し出てください。
そのためにも、コーチングを始める前に、コーチの変更やコーチングの終了について、コーチと契約の確認をしておいてください。
コーチングの主役は、クライアントであるあなたです。
どうか、あなたにとって最適なコーチであるかどうかを大切にして下さい。