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相手の心理を読み解くのではない

クライアントの状態を「固体・液体・気体」で感じ取る

コーチングセッションでは、クライアントの 表情態度や仕草声のトーンや大きさ などから、その時の「状態」を感じ取っています。

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ですが、仕草や声を見聞きして「心理を読み解く」とか「分析する」というわけではありません。

もっと直感的に「今、どんな感じかな?」と「今の状態」を認識しています。

この「今の状態」を認識する方法ですが、私は大きく3つに分けています。

それが 「固体・液体・気体」 という分類です。

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固体・液体・気体とは?

昔、理科の授業で習った「固体・液体・気体」を思い出してみてください。

  • 固体:形がしっかりしていて、ガチッと固定されたもの

  • 液体:水のように柔らかく、どんな器にも馴染むもの

  • 気体:空気のように自由に広がるもの

一般的には、このように理解されていると思います。

では、それぞれをクライアントの状態と照らし合わせながら、もう少し詳しく見てみましょう。

固体の状態
「固体」は 信念や決意 を表します。
ポジティブに作用すれば、信念が強く、軸がしっかりした状態。
一方、ネガティブに作用すれば、思い込みや囚われが強すぎて視野が狭くなることもあります。

液体の状態
「液体」は柔軟で適応力が高い状態です。
ポジティブなときは、どんな状況にも合わせられる柔軟性を発揮しますが、ネガティブだと流されやすく、主体性を失いやすい状態にもなります。

気体の状態
「気体」は物事に囚われず、自由で軽やかな状態です。
俯瞰して物事を見渡す力がある一方で、自由すぎて集中力を欠いてしまったり、具体的な形を作りにくい場合もあります。


どの状態も必要なタイミングがある

氷が良くて水が悪い、ということがないのと同じで、固体・液体・気体のどの状態もクライアントにとっては大切です。

例えば、硬い信念を持って挑むべき時期もあれば、柔軟性を持って流れに身を任せるべき時期もあります。また、物事を俯瞰することで解決が見えてくる時もあります。

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状態を感じ取って「今」を明確にする

セッションでは、クライアントの言葉をしっかり聴きながら、クライアントの状態が、今「氷(固体)なのか、水(液体)なのか、水蒸気(気体)なのか」を感じ取るようにしています。

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固体ならその信念はどんなふうに働いているのか? 液体なら流されすぎていないか? 気体なら何かを形にする準備ができているのか?

ぜひ、この3つの状態を意識して、クライアントの「今」をよりクリアに捉えて、セッションを進めてみてください。


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