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オンリーワンプロコーチへの道 終わりに

私は、コーチングとの出会いで、人生が大きく変わりました。

それまでは、表面には抑えていましたが、人を自分より上か下かで見るような競争心の強い人間でした。

コーチングと出会い、人のアラやできていないところばかりに目を向けていた私が、クライアントの可能性や素晴らしいところを見つけようとするうちに、日常生活でも周りの人を肯定的に見て、素晴らしいと思ったことを率直に認めて伝えるようになりました。

コーチングは私自身の人間性を高め、磨いてくれたのです。

そして、他の人を自然に応援できるようになると、不思議なことに、自分も応援してもらえるようになりました。

今、コーチングで生計が立てられているのは、応援してくれているクライアントの皆さんのおかげです。

私はコーチングが大好きです。

コーチングセッションの中で、クライアントが今まで気づかなかった自分の本当の望みに気づいたとき。

今まで問題だと思って苦しんでいたことが、視点が変わることで問題が問題でなくなる瞬間に出会えたとき。

そして、コーチングセッションを重ねることによって、クライアントが心から望む現実を作り上げていく姿を見たとき。

その一つひとつの瞬間に、コーチングの素晴らしさを心から実感します。

そして、プロコーチという仕事にたずさわれていることを誇りに思い、感謝の気持ちと喜びでいっぱいになります。


コーチングを始めてから数年は、パーソナルコーチングだけで充分満足していました。

ですが、次第に何か物足りなさを感じるようになったのです。それが何か、最初は分かりませんでした。

けれども、その感覚は消えるどころか、だんだん大きくなっていったのです。

「私は、これからどうしたいのだろう?」

そして、自分の内側の声に耳を傾けたとき、ビジョンが見えました。

それは、地平線まで広がる広大な何もない大地でした。

そこに綿毛に乗った花の種が地面に落ち、そこで花が咲き、その花から生まれた種が、また綿毛に乗って、別の場所で花を咲かせる。

そして、その花がまた種を飛ばし...それまで何もなかった大地が色とりどりの花で一杯になり咲き乱れる。

「人の心に花を咲かせられる人を、たくさんこの世に送り出すということではないだろうか?」

「プロコーチが増えたら、クライアントの心に花が咲き、そのクライアントの周りにいる人の心にも花が咲く。それはすばらしい世界ではないだろうか」

このビジョンが見えたときに、次の私の役割も見えてきました。

「オンリーワン ― その人にしか出来ないコーチングがある」

「オンリーワンプロコーチを育て、共にこの世に色とりどりの花を咲かせたい」

私はコーチングが大好きですし、プロコーチという仕事を誇りに思っています。

しかし、私一人ではどうしても、直接コーチングできるクライアントの人数には限りがあります。

ならば、人間性もすばらしく能力も高いプロコーチが大勢増えたら、多くの人がコーチングを受けることができるのではないだろうか。

そうなれば、自分の本当の望みに気づき、人生をよりよいものに変えていける人が増えていくのではないだろうか。

そう、数年前の私自身のように。

それからは、一般の方をコーチングしつつ、プロコーチを目指す人に対しても、積極的にコーチングをするようになりました。

その中から実際に、毎月10~20名のクライアントをコーチングするプロコーチも生まれました。

彼らがイキイキと活動している様子や、彼らのクライアントが望む人生を歩み始めたという話を聞いたときに、大きな喜びが体から溢れ出るのを感じたのです。

「これを体験したかったんだ...」

あのとき見たビジョンに一歩近づいた瞬間でした。

同時に、もっと多くの人にこの喜びを分かち合いたい、そんな気持ちが湧いてきたのです。

こんな気持ちを自分だけでなく、他の人にももっと体験してもらえたら、どんなに素敵だろう...

そんな思いで、できたのがnoteマガジン『オンリーワンプロコーチへの道』です。

私の好きな言葉に「他の成功は、己の成功」というのがあります。

他者の成功 - 相手がなりたい自分になること - を手助けしたとき、己も成功する。

コーチングとは、そしてプロコーチとは、まさにこの考え方を現実にできる素晴らしい仕事です。

いえ、それは単に生計を立てるための仕事ではなく、お金には換えられない「Priceless」の体験を頂けるライフワークです。

このマガジンが、コーチングが好きで、プロコーチを目指していきたいというあなたのお役に立つとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

人が本来の自分自身に気づき、本来の人生を歩むことを支援するオンリーワンプロコーチとして、あなたが生きることを心から願っています。

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