「プロコーチになる!」と決めたら、真っ先に行うこと
プロコーチとしてやっていく、では何から始める?
現在、プロコーチとして活躍している方々も、最初の一歩はこの決意から始まりました。しかし、何から始めたらよいのかわからない方も多いでしょう。
「私のコーチングを受けてみませんか?」
とにかく声をかけてみることから始めるべきでしょうか?
いえいえ、私はそうは思いません。
前のめりになる前に、まず意識してほしいことがあります。
プロコーチであることを自他ともに認識する
私が考えるのは、以下の2つです。
自分がプロコーチであるという自覚を深めること
周囲に自分がプロコーチであることを明確に認識してもらうこと
この2つを深め、拡げていくことがプロコーチとして活動していくときのカギになると考えます。
では、具体的にどのように進めていけばいいでしょうか?
1.まずは宣言しましょう
まず、「私はプロコーチです」と周りの人々に明確に宣言しましょう。
相手と直接会って口頭で伝えることが一番効果的ですが、遠方の方には、ハガキや年賀状、またはブログやSNSなどを使って「プロコーチとしての活動を始めます」と宣言してもいいですね。
宣言することで、周りの人があなたをプロコーチとして認識し始めます。これにより、あなた自身のセルフイメージ(自己認識)も変わってくるでしょう。
自分一人だけでなく、周りにも「あなたはプロコーチだ」と思ってくれる人が増えてくると、相乗効果により、「私はプロコーチなんだ」という認識が日々強まっていくことは間違いありません。
もしあなたが「私はまだ勉強中だから…」と尻込みしていると、誰にもあなたがプロコーチであることは伝わりません。そして、あなたからコーチングを受ける機会を待っている人々も、その可能性を逃してしまいます。
もったいないですよね!
だからこそ、堂々と胸を張って「私はプロコーチです」と名乗ってください。
2.名刺を作成しましょう
「コーチ」の肩書が入った名刺を作りましょう。
「私はプロコーチです」と名乗る際、その決意を表明するためにも、名刺を渡すことをおすすめします。 ただし、名刺に肩書きを入れる際には、注意すべき点があります。
「コーチ見習い」や「コーチ勉強中」といった肩書きは、絶対にNGです!
たしかに、コーチングを学び始めたばかりで、自身のスキルの未熟さを感じている方もいるかもしれません。 周囲の経験豊富なコーチと比べて、自信が持てないこともあるでしょう。
しかし、そのような肩書きを使用することで、相手も自分自身も「まだ一人前ではない」というセルフイメージを抱くことになりかねません。
クライアントがあなたにコーチングを依頼するのは、スキルの有無ではありません。 「コーチとして生きる!」というあなたの姿勢に共感し、「この人となら、私も変われるかもしれない」と希望を抱くからこそ、「コーチングを受けたい!」と依頼されるのです。
自信の有無に関わらず、コーチとして生きる道を選んだのなら、堂々と「コーチ」と名乗ってください。
3.ツールを用意しましょう
プロコーチとして活動するためには、ツールを用意する必要があります。
まずは、いつ誰に会っても渡せるように、”コーチ”と肩書きが入った名刺をつくり、常に携帯すること。
そして、いつ契約が決まってもいいように、クライアントに渡す契約書を準備しておくことも大切です。
契約書は「クライアントが見つかってから、準備したらいいや」と思う人もいますが、プロコーチとして活動するなら、その自覚を強くするためにも、真っ先に作りましょう。
税理士や弁護士といった専門家も、顧問契約のような正式な契約をするときは、必ず書面で契約を交わします。
おそらく、あなたが学んでいるコーチングスクールでも、契約書の雛形を用意していると思いますので、それらを参考に作ってみてはいかがでしょうか?
また、当社が提供する教材 コーチのための「導入セッション レベルアップ講座」でも、契約書だけでなく、契約時に渡す、様々な書類の雛形を用意していますので、ご興味あれば案内ページをご覧ください。
以上、「プロコーチになる!」と決めたら、真っ先に行うこととして、
自分がプロコーチであるという自覚を深めること
周囲に自分がプロコーチであることを明確に認識してもらうこと
そのために、
宣言すること
名刺を作ること
ツールを用意すること
から始めましょうということをお伝えしました。
あなたのプロコーチ活動が、一歩また一歩と進んで行くことを願っています。