ランチに必死な女
【4月6日(木)のコト】
忙しくはないのだけれど、ずっとやんわり仕事していた日。ないならないで、さっさと終わらせればいいのに。自分で自分がいやになる。
【4月7日(金)のコト】
朝に仕事をやっつけてしまい、近所でまだ行ったことのないすてきな洋食屋にランチに行くことにしていた。雨の中出向いたものの、なんとこの日のランチはお休み。なんてこった。どうしようとぼとぼ歩き、結局一度行ったことのある洋食屋で食べることに。この洋食屋はかなり有名な店で、ランチ時はもちろんディナーも大抵並んでいる。今日も並んでいたのだが、まあ時間もあるしということで行列に加わる。そして食べたのがこの写真のセット。前も食べたことがあるからわかっていたけれど、ハンバーグのデカさに改めて面喰らう。手のひらほどはある凄まじいデカさのtハンバーグに、エビフライが2本である。わたしは満腹になると吐き気がしてその場にいられなくなる性質で(おそらく精神的なもの)、お店で食べるときにはなるべく腹八分目を心がけているのだが、この有無を言わさない量には「そんなの関係ネェ」と箸をすすめるしかない。ハンバーグを食べ、エビフライを1本食べたところで限界に。エビフライもう1本をちびちび食べていたら吐き気がやってきて、あえなく試合終了となった。
帰ってきてR2社の原稿をちょっとやって17時頃に終了。白ワインを飲みながら『マツ☆キヨ』(新潮社)という、マツコ・デラックス氏と池田清彦氏の対談本を読んだ。わたしはほとんどテレビを観ないのだけれど、それでもマツコ氏が出ているバラエティ番組を何かのタイミングで目にするとついつい観てしまうたちである。それは彼の深い思慮と憂い、刹那的な生き方に同調するからであると思うのだが、なるほど『マツ☆キヨ』は彼の思慮深さが顕著になった対談本であった。
その中で彼が「フェミ的な思考である。上野千鶴子先生のようなことばかり言ってしまう」というようなことを言っていて、そういう面もあるんだな…とちょっと意外に感じた。というのもわたしとしては、マツコ氏というのは家族のあり方においてものすごく保守的な(お母さんはお父さんを支える存在であるべし的な)考えの持ち主だという認識だったから。サザエさん的な父権社会はフェミとはものすごく真逆でなかなか分かり合えないのだけれど、女でなくゲイというまた違った目線でみると、父権社会とフェミニズムの合致するポイントがあるのかもなあと思った。マツコ氏のフェミ的思考もぜひのぞいてみたい。