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DesignOps運営のために読んだ本(2022年版)

DesignOpsの運営に関わりはじめてから1年半が過ぎたのですが、もともとやっていたUXデザインやサービスデザインなどの業務知識だけでなく、人事や組織に関わる知識を多く必要となったため個人的に今年インプットした本を振り返りながら整理できればと思います。

組織編

  • サーベイ・フィードバック入門
    組織サーベイやパルスサーベイなどのサーベイ施策の設計実施に関わる場合は必読本でした。
    サーベイ結果をそのままチームにフィードバックするのではなく、チームで対話の場を設け、チーム内で意味づけすることでよりよい施策検討につながるなどサーベイの結果を組織内でどう最大化するかについてわかりやすく書かれています。

  • マッキンゼー 勝ち続ける組織の10の法則
    事業成長には人材が要であることを軸に置き、組織エンゲージメントをどう高めるか、人材育成する上で人材の強みをどう伸ばしていけばよいかなど、専門スキルを要するデザイナー組織にも活かせる考え方も多くありました。

  • チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計
    コンウェイの法則など、ソフトウェア開発において、顧客のニーズに合うソフトウェアをチームがより簡単に構築、実行し、オーナーシップを持つ状態を目指すチーム、組織の考え方を知ることができます。


経験学習・内省編

成長や知識獲得には、書籍やセミナーよりも業務での経験が7割を占めると言われており、自分が経験したことを最大限に自分の成長につなげる機会として経験学習や内省はデザイン組織にとっても重要な役割を担うと考えています。

  • 職場が生きる 人が育つ 「経験学習」入門
    そもそも成長とは何か?という部分からコルブの経験学習モデルの解説、それをより実践的に昇華させたモデルの開発など文字通り経験学習の基礎を理解できる内容でした。

  • 「経験学習」ケーススタディ
    経験学習の理論だけでなく、その理論をどのように組織に根付かせていったのかという具体事例、ワーク事例をしれすぐに自組織でも実行に移せる内容をインプットできました。
    Gp内でも6月くらいから月末の振り返り会を実施していますが、ワーク形態をアップデートできると共に内省や自分の経験について見つめ直す機会の重要性を毎回感じています。

  • リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術
    リフレクション(内省)ついて一通り学べます。ただアクションしたことだけを振り返るだけでなく、そのアクションに対しての自分の感情に向き合うことでより自分の価値感を知ることができるというのもすごく大事な視点でした。
    月末の振り返り会でもその月のアクションとセットに感情を書き出すことをしているのでが、アクションに対して「楽しい」という感情が出てきたときは自分にあっている仕事であったり、自分がやりたいと思っている仕事である可能性も高く、自分の行動から感情を抜き出すことでモチベーションとなる仕事やなぜ楽しいと感じるのかを考えることで源泉を知るきっかけになるなと思いました。


コミュニケーション編

組織運営に関わりはじめてからメンバーとの1on1や対話の機会が増えました。話を聴くことは誰にもできることではありますが、ちゃんと聴くことは実はとても難しく日々できていないと感じることばかりです。

  • 「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法
    対話と議論は違うこと。議論の前に対話を行うことで、チームで決断が行えることなど多様な考えを受け入れる組織であれば大切になる考えかを知ることができます。

  • 優れたリーダーは、なぜ「傾聴力」を磨くのか?
    わかっていてもなかなかできないのですが、1on1ではできる限り傾聴に徹するようにしています。(つい話してしまいますが、、、)

  • この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本
    プロコーチの資格を取る方も周りで増えてきましたが、必須スキルとしてまずは知識的インプットをできればと思います。


ナレッジ編

  • 成功する日本企業には「共通の本質」がある 「ダイナミック・ケイパビリティ」の経営学
    事業成長にはナレッジマネジメントが必須でありDesignOpsの活動でも中心軸に置いて話されることが多いです。組織において何のナレッジを扱うべきなのか、事業成長につながるナレッジとは何かの考え方を得られ書籍です。両利き経営にも近いですが、既存のケイパビリティ(オーディナリケーパビリティ)とこれから得るべきケイパビリティ(ダイナミックケイパビリティ)を理解したすることで、より戦略的なナレッジマネジメントを実施することができます。


積読

漫画は息を吸うように読んでしまうのに仕事にまつわる書籍はなぜか積まれていきます。冬休みの宿題にしたいと思います。

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