義務教育を再履修
現在でもそうなのか知りませんが、学校教育は七五三だと聞いています。
高校生の七割が授業についていけてない。中学生だと五割。小学生は三割という話なんですが、社会人の僕からしたら学校の授業で何を習っていたのか、もう覚えてすらいません。いや、もう本当になにも覚えていません。
そんなわけで、自分の知識レベルが若干不安になったので義務教育を再履修するとしたら、どれくらいの時間が必要になるのかざっくり計算してみました。
文科省のホームページ、小・中学校の授業時数に関する基礎資料を参考にすると小学校の総授業時数5,367時間。中学校は総授業時数2,940時間。
合計8,307時間が9年間の現在の義務教育に費やされる時間です。
そこから生活(155時間15分)、道徳(244時間15分)、特別活動(244時間15分)の合計643時間45分を差し引けば約7,663時間で終わります。
もしもこれが録画されていた授業で、2倍速で受講すると約3832時間。
それを毎日12時間みっちりやれば、1年以内で義務教育課程を修了できるのではないでしょうか。
9年の義務教育が2倍速だとなんで1年で終わるんだと思ったら、子供は長期休暇が3回もありますからね。羨ましいなぁ、チクショウッ!
まあ音楽の時間とかどうするんだとか異論があるのは認めますが、そこら辺は上手く考慮して調整していけばいいんじゃないかと。小学校の授業時間もかなり減らせそうですし、頭が良い人によっては半年、もしくは3ヶ月で済むでしょう。ボンクラな僕の場合だと、1年ぐらいを目安に義務教育を再履修するのが身の丈にあって良いんじゃないかと感じます。
ええ。すべて机上の空論。捕らぬ狸の皮算用ですが。
文科省や企業が重い腰を上げれば、教科書を電子書籍化して無償配布し、インターネットを通じて何処でも誰でもデジタルネイティヴな義務教育を受けさせる事が可能なはずです。
最近ならVRを使って学校教育そのものを家から出ずに体験出来るでしょう。歩いて学校に登校する必要性がない。これなら遅刻する心配もありません。
そのうちアバターを使った学校VRが開発され、仮想空間で和気藹々とした部活動を始めたり出来る感じになるんじゃないかと期待してます。
仮想空間にアニメや漫画みたいな学園都市を築くなら、今がチャンスです。オンラインサロンなんてユルい事言ってる場合じゃないですよ。
定額制オンラインアカデミーを作ればNetflix並に大儲けですよ!
そうやって50年後を想像すると、将来学校に行く子供は団体行動を学ぶほかは部活動と試験会場ぐらいにしか使われない場所になってるやも知れません。
子供にVRで英才教育を超高速でほどこし、そのまま海外の大学へ飛び級させるとか、そういった話もちらほら出て来るでしょうし、当然七五三なんてのもなくなります。いまよりずっと賢い子供たちが量産されていき、世の中は幸せになっていくのです。
そして、義務教育で何を習ったのかまったく覚えてすらいない僕みたいな劣等生は、天然痘の如くこの世から根絶されていくのでしょう。
「私のようなものは、これからたくさんできます。私よりもっともっとなんでもできる人が、私よりもっと立派にもっと美しく、仕事をしたり笑ったりして行くのですから。」 ――宮沢賢治著『グスコーブドリの伝記』より。
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