見出し画像

おれの自販機フォルダが火を噴くぜ(12.19写真追加)

じめに

私はかれこれ10年近く、よその街で見つけた自販機の写真を撮っている。
ふつうの自販機ではない。主にその土地・商品などを全身でアピールするラッピンクが施された自販機である。
私はこれを「コスプレ自販機」と名付けてひそかにスマホで撮影、TwitterにあげたりPCに保存してきた。
しかしこの度PCの買い替えが決まり、データを引き継げるか分からなくなったので思い切って過去の写真を公開してみようと思う。
全部スマホで撮っているので画質が悪かったり、古い写真もあったり、撮影場所の記録が曖昧だったり撮影場所がほぼ関東だったりはご了承ください。

私的自販機の分類1:ご当地ゆるキャラ系

これはコスプレ自販機の中でも主流で、主に駅前や道の駅に置いてあることが多い印象がある。

高萩駅前。ゆるキャラのはぎまろは石像にもなってて行政も推してる印象。
深谷市の中の家付近だったはず。深谷市のふっかちゃん推しはすごい。
いわき市の道の駅よつくら。ゆるキャラはフラおじさん。
分かりにくいが隣の青い自販機もフラおじさんの自販機である。
熊谷市妻沼の聖天宮にて。
福島県泉崎村の道の駅にて。
こういう横に文章を書きこんであるタイプは味わい深くていい。


羽生駅前にて。
こういう複数の自販機をまとめて一つのゆるキャラにデザインするとインパクトが出る。
こちらも羽生駅前。
並びの後にソロを見ると一人お祭り騒ぎ感がある。
成田市(場所は失念)
英語のwelcomeに空港の街・成田っぽさを感じる。
福島県土湯の道の駅、のはず。
並びの自販機はインパクトがあってやっぱりいい。
福島空港にて。
実は意外と見ない都道府県単位の自販機。
ちょこちょこキビタンがいるのでこちらにカウント。
青森市内某所。
こちらも県単位の自販機なのだが、複数目撃したのでいくべえはすごい。
茨城県庁にて。
ハッスル黄門は引退して茨ひよりがその仕事を全部請け負ってるので、今となっては懐かしい。
撮影場所失念。
道の駅小布施。
貼り付けられた広告からアサヒ飲料の波動が感じられるのはご愛敬。
渋谷駅。
渋谷駅の雑踏にぽつんとあったのを見つけて興奮した記憶。
撮影場所失念。
よく見るとお~いお茶の広告を隠すようにひたまるの薔薇が貼ってある。
こちらも道の駅ひたちおおみや。
デザイン違いである。
移動中の道端で見つけて撮影、おそらくひたちなか市内。
たまに移動中に見つけるとスマホで限界まで拡大して撮影するのでこうなる。
佐野駅そばの施設にて。さのまるかわいい。
那須町の道の駅にて。
地域のアプリの宣伝もしている。
こちらも那須町の道の駅にて。
全く知らない人の手が映り込むこともまあある。
道の駅しもつけ。
独自のクーポンサービスアピールが強い。

私的自販機の分類2:ご当地・施設系

観光地などにしれっとにある自販機はゆるキャラを避けて場所の雰囲気に合った装いになる傾向がある。
たぶんゆるキャラだとポップになりすぎるから避けたいという意図があるんだと思うのだが、今回は「ゆるキャラをデザインに入れないご当地系デザインのコスプレ自販機」というくくりで紹介する。

福島県の飯森山。
取り出し口の下の毛筆体がなんとも渋い。
埼玉県の三峰神社。
ぱっと見は無地だが……
横面に狼。
狼にゆかりの深い神社なので自販機にも狼をデザイン。
三重県のミキモト真珠島。
こういうグラデーション、すきです。
三重県・鳥羽水族館。
アニマル柄はだいたいかわいい。
鳥羽水族館の自販機。
別パターンも可愛い。
岩手県・賢治村。
ピンぼけがひどくて分かりにくいが賢治の愛飲していた三ツ矢サイダーのマークがあるところにこだわりを感じる。
アメニモマケズを壁面に印字。愛が強い。
湯布院の湯の壺通り。
地域に合わせて落ち着いた雰囲気。
千葉県佐原。
こちらも地域の雰囲気に合わせて全身グレーに。
春日部市内のイオンにて。
タッチパネル式のコスプレ自販機写真はこれだけだった。
東京・鳴門部屋前。
相撲部屋の前だけあってデザインもお相撲さん。
高崎山自然公園。
ごみ箱と一体のデザインはよくあるが、同じぐらいの大きさなのでよく目立つ。
大分県・血の池温泉。
鬼イメージのデザインがいい。
後ろ姿もちゃんと血の池地獄仕様のデザイン。
愛知県・新幹線リニア館。
東海道新幹線をもとにデザインされており、企業系の特徴も兼ね備えていると言える。
totoko小田原にて。
撮影時の角度の問題でなんかハードボイルド風になってる。
盛岡市内。
こういうイベントをデザインした自販機は珍しい。
一関市内某所。
このご当地イベントの自販機を見つけてからさんさ祭りの自販機に出会うまで5年ぐらいたっている。


道の駅ひたちおおみや。
茨城をたべようという県の農産品PRのデザイン。
撮影場所失念。
マジで撮影場所を思い出せなくて自分の記憶力の無さにぞっとした。
撮影場所失念。
これも何一つ記憶にない写真だった。

私的自販機の分類その3:企業系

主に企業や製品のPRを目的として、全面的にPRに特化したデザインのものが結構ある。
これは本当に場所を選ばず、人の多い街角にいきなり現れる印象がある。

これは一番よく見かける企業系コスプレ自販機と言えるかもしれない。
青森駅名物りんごジュース専用自販機。
よく見ると壁もりんごなところに執念を感じる。
どこかの駅前。
控えめだがPASMOのコスプレ自販機である、奥ゆかしい。
羽生駅。SLもいいが社章が渋い。
ららぽーとにて。
実はありそうでないショッピングモールデザイン。
こちらもららぽーと。
ご当地キャラ系と企業系の両方の特徴を持つ。
福島県土湯。
バイク用品のメーカーらしいが当時は全然知らずに派手だなーと思って撮影してた。
福岡空港にて。
たぶん企業系だと思うけど違ったらどうしよ。
撮影地失念。
エナドリを飲めと言うパワーを感じる。
成田市内。
こういう個人経営のお店らしき自販機もちょこちょこある。
神戸市内某所。

企業系の自販機には稀にびっくりするような巨大な組み合わせ自販機がある、やはり宣伝だからだろうか……。

浜松のサービスエリアにて。
キャラクターのみちワンのかわいさ以上に視覚的な引きの強さにびっくりした。
正面からだとこう。
こちらは牧之原サービスエリア。
先程の浜松に比べると大人しいが、富士山が目立つ。
上野駅近くにて。
マーベルのデザインがとにかく目を引く。
博多駅。
隣のホームにあっても目立つので気づけたのほんとSUGOCA。
神戸市街地。ありそうでないお~いお茶推し。
横浜市営地下鉄三つ沢上町駅にて。
横浜に突然の南アルプス……。

私的自販機の分類その4:スポーツチーム系

企業系・ご当地系とは別で分ける必要があるぐらいには多いのがこのスポーツ系である。とくにJリーグは地域に根差すという理念もあって、観光地に頻繁に出てくる傾向があり、観光地でもちょくちょく見かける。
自販機によってはチームへの寄付になるものも多いので好きな人にはたまらないと思う。私も好きなので。

撮影地失念。
マスコットとチームロゴが全部そろっているのがこのタイプの基本だと思う。
サントリー白州工場。
隅っこの背番号12は「俺が12番目の選手だ」という自販機のアピール……なわけないか。
あとヴァンフォーレ天皇杯優勝おめでとうございます。
府中市某所。
よく見ると隅っこにマスコット。
神奈川県内の道の駅にて。
マスコットなしデザインはたまにある。
青森市内の道端。
取り出し口の下にもチームロゴで圧が強い。
青森市内の道端。
マスコットはいないがねぷたの圧が強い。
盛岡駅にて。
宇都宮ブレックスアリーナにて。
マスコットはいるものの主張薄め。
同じくブレアリ。
偶然なのか作為的なのかどちらもチームカラーが黄色なので並んでいても違和感がなかった。

Jリーグ以外だとこれだけしか手元にないのだが、熊谷ヒートベアーズと宇都宮ブリッツェンの自販機もロゴのみだった記憶があるので本当にマスコット抜きの自販機はちょこちょこある。

私的自販機の分類その5:アニメ・マンガ系

これはゆるキャラと異なり一気に数が少なくなる。
アニメの聖地化してる地域ならどこでもありそうに思うが、現在私はこれ系をほとんど見つけられていない。謎である。

道の駅ひたちおおみや、のはず。
ピカチュウの自販機はちょくちょく見かける印象。
撮影場所失念。
よく見ると同じデザイン。


道の駅しもべにて。
ゆるキャン△に出てきたラッキードリンクショップの自販機とのコラボ。
沼田城址公園そばの観光協会にて。
真田信之・小松姫夫婦は地域のキャラにもなっていたはずなのでそっちではなく何故戦国無双なのかは不明……。

私的自販機の分類その5:正装系

キャラデザインを排してアニメや漫画に関わらず、場所の雰囲気に合わせて企業ロゴを消しているものがまれにある。
傾向もいまいちつかめずにいるので詳しくは書かないでおく。

太宰府天満宮参道、のはず。
撮影場所失念。
どこのメーカーの自販機なのかもわからない正装っぷり。

私自販機の分類その7:その他

私の手元にある自販機写真の中にはコスプレ自販機の定義から微妙にずれるものもあるのでおまけ程度に貼っておく。

福島県内のサービスエリア。
ご当地ゆかりのウルトラマンにあわせ街の景色がデザインされているのだが、隣に置いてあるウルトラマンがデカすぎて収まらずこのようになっている。
色んな意味で分類不可能だった。
ふじさんミュージアムにて。
まとめるにあたりコスプレ自販機の定義から微妙に外れていると思ったので除外。
押上近辺にて。
スカイツリー開業前の写真なのでちょっとした歴史的資料である。
撮影場所失念。
これは専用に作られたものだと思われるので除外。
撮影場所失念。
高速道路のサービスエリアによくある、ポケモンの専用自販機。

おわりに

こうやってまとめてみると、マジで記憶にない自販機の写真がぞろぞろ出てきて恐怖すら覚えた。いったい私はどんだけ自販機好きなんだ……?
旅先でこういう自販機を見つけるたびに写真に収めてはキャッキャする不審者ライフはたぶんこれからも続くが、楽しいので仕方がない。
今度、もし見つけたらご当地に合わせて装いを変える自販機を愛でる気持ちで写真を撮って送って欲しい。私が嬉しいので。
コスプレ自販機って、良いな。(和風総本家風に)