【実はいい人!?】 "悪童"バロテッリの子供に優しい意外なエピソード
「悪童」、「問題児」
マリオ・バロテッリといえばそんな言葉を思い浮かべる方が多いと思います。実際、調べてみるとぶっ飛んだエピソードがいくらでも出てきます。
家の中で花火をしてボヤ騒ぎを起こした
「退屈」という理由でユースの選手にダーツを投げる
無断で女性刑務所の駐車場に侵入する...etc
そんな性格も災いしてか、スポーツ面では若い頃に期待されていたような選手になることはできませんでした。
2022年1月18日現在はトルコのアダナ・デミルスポルで18試合7ゴールとそこそこの結果を残していますが、残念ながら当初の期待には程遠いレベルだと言わざるを得ません。
特に2014年から1シーズンだけ在籍したリバプールではリーグ戦16試合で1ゴールと全く活躍できず、本人も「人生最悪の決断だった」と語るほどでした。
僕はリバプールファンなのですが、そんなバロテッリを嫌っているかと言われれば全然そうではなく、むしろ大好きな選手です。
今回は、その理由となる自分の体験をご紹介したいと思います。
ちなみに期待するような衝撃的なものではないのでご了承ください。笑
当時の状況
当時僕は大学生で、半年だけですけどリバプールに語学留学していました。
リバプールを留学先に選んだ理由はもちろんリバプールファンだからで、暇なときにはアンフィールドのスタジアムツアーに行ったり、当時はまだメルウッドにあった練習場に練習を観に行ったりして過ごしていました。
(ちなみに練習場の周りには高い柵があって見えないようになってるんですけど、地元の人の間ではバケツの上に登って観るのが当たり前になってました。)
開幕直前
その日はシーズン開幕の1、2日前ぐらいだった思います。
練習場の出口には20~30人ぐらいのファンがサインを求めて集まっていましたが、開幕直前でピリピリしていることもあり、ほとんどの選手は目もくれずに車で走り去ってしまいます。
重要な時期であることは皆分かっているので、サポーターも無理にアピールして止めたりはしませんでした。
そんな中でも立ち止まって対応してくれた選手が3人いて、今もリバプールで活躍するミルナー、ベテランとしてチームを支えたコロ・トゥーレ、当時の2ndキーパだったボグダンがサインや写真撮影に応じてくれました。
特にコロはずっとニコニコしながら全員に対応してくれて、「あ、この人めちゃくちゃいい人だな」と思ったことをよく覚えています。
数分後・・・
出てくる選手もいなくなり、もう全員帰っちゃったかなーと思ったときです。
バロテッリがふらふらと戻ってきました。
忘れ物でもしたのか分かりませんが、この抜けた感じがバロテッリっぽくて、個人的にはこの時点で結構面白かったです。笑
当時はちょうど監督がロジャーズからクロップに変わった頃で、プレースタイル的にも完全に構想外だったので、緊張感もあまり無かったのだろうと思います。
さらに10分後・・・
10分ぐらい待っていると、バロテッリが用事を終えて再び出てきました。
止まってくれるとは全く思っていなかったのですが、なんと車の窓を開けて「サインするよ」という合図をしてくれました!!
僕もサインを貰って写真も撮ってもらったのですが、正直めちゃくちゃ緊張しました。
よく芸能人を見たときに「オーラが違う」という表現をしますが、その最上級って感じです。
初めてスマホ持つ手が震えました。
ちなみに貰ったサインはこれです。(読めないけど横向きのMarioの"M"が特徴?)
子供に優しいバロテッリ
自分の番が終わって興奮冷めやらぬ感じで見ていると、バロテッリが小学生ぐらいの子供に何かを手渡しているのが見えました。
暫くしてからその子供に頼んで写真を撮らせてもらったのがこれです!
ホーム開幕戦のチケットを子供にあげていました!
持ち主の名前のところが「Balotelli」となっていますが、これはかなりレアな画像ではないでしょうか。笑
バロテッリを好きな理由
一般的なリバプールサポーターからすれば"苦い思い出"となっていても仕方がないバロテッリですが、自分にとってはめちゃくちゃ思い入れのある選手です。
まず、実際に見てオーラが凄すぎました。
これから先、芸能人だとかどこかの社長だとかでオーラのある人間を見る機会はあるかもしれませんが、自分の人生でバロテッリ以上は無いと思います。服装は黒のパーカーで特別派手でもないのに、存在感に圧倒されました。
あとは目の前であの行動を見せられたら好感度を上げざるを得ないです。
偶然チケットを持っていたということもないと思うので、恐らく子供のために用意したんでしょう。
(まあ自分がスタンド観戦する用のをあげちゃってたらめちゃくちゃ面白いですが。笑 )
子供の喜び方を見ても素直に微笑ましかったです。
見かけたのは数分程度、話したわけでもないので本質的な部分は当然分かりませんが、彼が"悪童"、"問題児"であると同時に"愛されキャラ"とも言われる理由が分かった気がしました
ということで、バロテッリの知られていないエピソードの紹介でした!
ちなみに僕はSorare(ソラレ)というサッカーゲームのブログをやっています。この記事を読んでくださったサッカー好きの方であれば絶対に楽しめるゲームなので、気になる方はぜひ読んでみてください。