台本【居酒屋にて】
A「ねぇさっきから電話鳴ってるよ。…あの人からなんでしょ? 出てあげないの?」
B「ん…。出たいよ。でも怖いの…。
あの人の声を聞いたらさ、またあの人に頼っちゃうし…またあの人に惹かれちゃう…。
私の弱いところばかり知ってるからさ…」
A「結婚するつもりだったんでしょ?」
B「でも、出来なかった…。あの人があまりにも優しくてズルいから…」
A「あんたはどうしたかったの?」
B「何が?」
A「別れたつもりなのはあんただけじゃないのかって話。
お互いに話し合って決めた事じゃないんでしょ?」
B「…うん。私があの人の話もきかずに一方的にサヨナラしただけだけど。
それだって色々考えて悩んだ結果、あの人の事を想って…」
A「でもさ、あんたまだあの人の事好きなんでしょ?」
B「好きじゃ、ないよ…。あと2年待って欲しいなんて言われてもさ~」
A「待ってあげれば良かったじゃない? 2年なんてあっという間でしょ?」
B「2年なんて待てないよ…。
2年待って結局向こうが良いって事になったら、
2年待ち続けた私って何だったのってなるじゃない?」
A「結局それってさ、あんたがあの人の事信じてあげれなかっただけじゃん」
B「も~元も子もない事言わないでよ~。私だって色々悩んだんだよ。色々苦しんだし…。
そりゃぁ、私が仕事で悩んでる時支えになってくれたよ…。
いつも笑わせてくれたし、いつも傍にいてくれたよ」
A「あんたの元カレ達を知ってるけど、
あの人の事話してる時が今までで一番楽しそうだったのに…」
B「分かってる。楽しかったよ、楽しかったけどさ。でもさ、でもさ!」
A「はいはい。あ~ぁ、電話切れちゃったよ。ホントに出なくて良かったの?」
B「良いの…」
※以上です。
一人称改変、アドリブ自由です!
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