FIREを目指すか
Financial Independance Retire Early
一般的に40-50代など比較的早い段階で経済的な安定を得て労働が不要になる状態を指している。
つまりは十分なお金をすでに稼ぎ、保有資産が生み出す非労働収入のみで生活していける状態。
近年、「金持ち父さん貧乏父さん」のヒット辺りから盛んに言われ始めた考え方で、いつまでも日銭を稼ぎ続けるラットレースを抜け出す為の手段として語られる
じゃあFIREにはいくら必要なのか。
人一人で生きる為のFIREであれば、
1億円を保有しその全てを株に回し、配当当利益で稼いでいるとすれば約4%程度の利益がそこから得られるとして400万円の年収が得られる。
厳密には得られた利益の20%は税金として取られることになるので、手取りは320万円。
やや心もとないかもしれないが、人一人が慎ましく生きるならば十分な額だ。
なにせFIREするのであれば東京にいる必要もなく、生活コストは抑えられる。
ただし、結婚して子供がいて、そんな中でのFIREは相当の難しさを伴う。
仮に手取りで600万円ほしいと思えば、
税前で750万円を稼ぐ必要がある。
これには1.9億円分の資産が必要だ。
丸めて2億円を例えば20歳から40歳までの20年間で貯める場合、
1,000万円/年が必要になる。これが可能な人は中々いないだろう。通常の所得でこれを貯めようとすれば2000万円以上の年収が必要になる。
(実際は資産が稼ぐ複利を計算に入れる必要があるため必要な貯蓄額はこれよりも少ない)
ここまで考えても家族持ちの完全なるFIREは並大抵ではないと分かる。
じゃあ何を目指そうか。
FIRE手前の資産を横に、いつ仕事を辞めてもいいや。食いつなげるや、という気持ちとともに楽しめる範囲の仕事をする。
これに限るかなと思う。