アーティストこそ、時代のリーダーであるべき理由とは
目黒のOVER ALLs STOREがオープンしたのは昨年・2020年の2月です。
もともと、僕自身アートって売れないものだと思っていたけれど、オープン以来思っていた以上に売れていて。
うちは若手のアーティストの作品が中心なので、高くても50〜70万円くらい。その高めのアートなんかも、1日に1枚売れたりしていて、「日本でもアート売れるじゃん!」なんて言っていた矢先に、3月26日の小池都知事の記者会見を受けて、OVER ALLsストアはいち早く休業しました。
※現在は、通常通り営業を行っております。(2021年6月21日時点)
正直、その時に休業している飲食店はほぼゼロでしたが、コロナと戦う姿勢を見せようと、いち早く休業したんです。
そして5月4日には緊急事態宣言を延長するという発表がありましたが、5月7日から1Fの小売スペースのみ感染症対策を実施しながら営業を再開しました。
僕たちが、休業も営業再開もいち早く行った理由は、「アートは時代のリーダー」だと思っているからです。そして、アーティストは常にリーダーシップを取るべきだと考えています。
政治家は、言葉で皆さんを導く。経営者は事業で世界を変えていく。そしてアーティストはアート作品で心を動かすことによって、世界を変えていく。
これがアーティスト、アートの役割です。
言葉よりも、事業よりも、経済よりも、おそらく心というのはいち早く動きます。心が動いて、その後に政治や経済が動いていく。
そして、世の中にメッセージを届けるアートであるならば、作品をいつ、どこで、どのように発表するかまでを考えることが重要だと思っています。
インターネットの発達によって情報のタイムラグがない世の中になったからこそ、アートも求められることが変わってきていると。
そして今回、うちのOVER ALLs STOREでも弊社のアーティスト山本勇気とコロナに対するメッセージを含んだアートをいくつか発表しました。
コロナ禍で、さらにアーティストに求められる役割というのが徐々に変わってきいるのは確実だと。
そうした中で、世のアーティストの皆さんに伝えたい。
アートは人々の「心」を動かすことができる。つまり、いち早く時代の流れを感じ取って、みんなに訴えかけることができる。
その存在意義を感じ取っていただいて、アーティストの皆さんには時代のリーダーシップを担う存在になってもらいたいですし、メッセージを受け止める皆さんは、アーティストの役割に理解を示し、メッセージを受け止めた上で、それに従った行動をして欲しいと思います。(了)
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東京の壁画アートカンパニーOVER ALLsの代表・赤澤(@overalls_aka)が「日本とアートとビジネスとその他諸々」を語る「AKA Channel」シリーズ
※本文は、動画の音おこしを行い、読みやすく一部編集したものです。
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