この低空飛行で、くもり空われる?
前にいた会社を辞め、独立してから丸2年が経った。
何度も言うが色んな人に助けて貰えたから今日までやってこれた。
ありがとうございます。本当に感謝しております。
そして、これから3年目に入る。
毎年一年が終わる頃に反省点が生まれ、それを一年かけて軌道修正する。
会社にいた時は不満だらけだったが今は不安だらけになっている。
この不安もこの道の先輩の(目先の収益に捕らわれるな)、や(ひと月やふた月仕事なくて遊んでもええねや)という言葉に随分助けられた。
どうやら自分は不満は我慢できないが不安とはある程度は戦う事が出来る様だ。
なかなかこの仕事は予定が組みにくいタイプらしく予定空けといて、と言われ空けていたら現場が無くなった、とか本数が減ってしまった、とかよく言われるのです。
こっちは仕事こなす為にマシンのメンテナンスなど急いでやってるしメンテナンスもタダで出来るわけじゃないんやけどね。
しかも、その仕事の為に他の会社からの仕事を断ってたりしているので、ダブルパンチで収入が入ってこないことになって結構ショックなんです。
いきなりビックリするくらい連休が連チャンすることが多々あります。
まぁそれをウジウジ文句言っても仕方ないのでこれをポジティブに捉えて家族や自分の家のDIYに時間を使っている。
あまりにも私が働かず毎日コンクリートを練っていたので近所からはあいつ大丈夫か?と思われている。
でもそれは悪い事ではなく、私が若かりし頃に出会った憧れのオッサン。
仕事してる雰囲気ゼロで自分で自分の家を建てていて、目が合うとニコッと笑いグッドラック!って言ってくるオッサン。そのオッサンに少しは近づけたかな?とも思う。
それでもやっぱり10日も家の前でコンクリートを練っていると、このままで大丈夫なんか?と心の奥から不安がモヤモヤこみ上げて来てグッドラックどころじゃなくなってくる。あのオッサンの笑顔が遠ざかっていく。
周りを見れば自分と同じような現場数で同じような内容の仕事しかしてないのに、でっかいコンサルに抱えられてるような班はビックリする位の年収をたたき出している。
自分もそうなれればこのモヤモヤも飛んでくのかなぁなんて思いながら次は家の裏で畑を作っている。
独立する前にしていた予想年収と気持ちの余裕感を比べると驚くほど低空飛行だ。あの憧れのオッサンって年収どれくらいやったんかなぁ。まぁでもあのオッサンは年収低空飛行なんて気にするような奴では無かったな。あのグッドラックは眩しかった。
つーか私は幸運な事に愛する妻や娘と出会う事が出来たし庭のある家も持つ事が出来た。もう十二分にグッドラックである。
コネも何も無い所から丸二年やってこれた。まだまだ不安は解消されないけれど低空飛行を開き直り受け入れてグッドラックするか、はたまたビッグな仕事をゲットしてグッドラックするかわからないけれど、低空飛行のわたしもいつかこのモヤモヤのくもり空をわり、晴れ晴れとした顔の憧れのオッサンとなり、目の前の世界にグッドラック!と言ってやりたい。