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LGBTQが生きやすい社会とは

元消防士と元警察官のゲイカップル

HUFFPOSTの元消防士と元警察官のゲイカップルの記事を読んだ。
直接的な原因ではないにせよ、男社会の中で「彼女は?」「既婚者じゃなければ一人前と見なされない」という環境に疲労して公務員を辞めてYoutuberとして生きる2人の記事。

いまが一番楽しいと思えているおふたりは幸せそうで読んでいて勇気をもらえた。
でも一方で「同性婚の法制化など、社会が変わってほしいと思っていますが、正直、自分達が生きている間は難しいかもしれない。」という言葉には悲しい気持ちになった。

自分ではなく社会が変わってほしいと思っている

正直わたしは顔も名前も出して、世の中にLGBTQのことを訴えるほどの勇気はない。勇気もないし、社会に対して憤りを抱いているわけでもなく、苦しみ抜いている人たちのように立ち上がる原動力もない。
でもそれは一度結婚して、子どもがいるからだと思っている。どこからみても、どこでもいるシングルマザー。まさか同性の恋人がいるなんて思われない存在。

でもそんな存在だけど、シングルマザーのふたりがお互いを好きになって大切な存在になる。これもまたどこにでもある物語になればいいのになって思っている。普通に子どもたちの前で手を繋いだり、両親に紹介したりしてみたい。大切な人で、この人がいるから大丈夫だよ安心してねって言いたい。
今すぐには無理でも、子育ても終わって、ふたりがおばあちゃんになる頃にはできるかなって安易に思っていたけど。そっか。生きている間は難しいかもしれないんだ。

ふたつの部屋、ふたりの暮らし

見れなかったけど映画「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」はどんな結末だったんだろう。

南仏モンペリエを見渡すアパルトマン最上階、向かい合う互いの部屋を行き来して暮らす隣人同士のニナとマドレーヌは、実は長年密かに愛し合ってきた恋人同士。マドレーヌは不幸な結婚の末に夫が先立ち、子供たちもいまは独立し、家族との思い出の品や美しいインテリアに囲まれながら心地よく静かな引退生活を送っている。2人の望みはアパルトマンを売ったお金で共にローマに移住すること。だが子供たちに真実を伝えられないまま、時間だけが過ぎていく。そして突如マドレーヌに訪れた悲劇により、2人はやがて家族や周囲を巻き込んで、究極の選択を迫られることになる。
最愛の人と築き上げた平和な日常が突如崩れ去った時、自らの手で人生を取り戻すべく抗う彼女たちが選んだ答えとは――。

映画『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』オフィシャルサイト

自分たちのあたりまえが、世の中のあたりまえになるにはあと何年?
すぐだったらいいのにな。


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