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そして新たな生活はつづく
自粛期間を経て、キッチンに立つ時間が以前よりも格段に増えた。
今まではほぼその日暮らしの自炊だったところが、時間ができたことで作り置き増産やキッチン改造計画を淡々と進めることができている。でも、うちも狭いキッチンのため、デッドスペースをもっと有効活用せねば…と悩んでいた。きのう何食べた?のシロさんのキッチンの使い勝手の良さに釘付けになった。たくさんのスパイスが並んだスパイスラックとか、S字フックで吊るしてある調理器具とか、とても好きなので真似しようと模索している。
この期間で家にいる時間が格段に増え思うことは、今までわたしは「生活」というものが苦手だったんだということだった。学生時代に実家で星野源の「そして生活はつづく」を読んだときには、ふうんそんなことあるんだ、というかなり他人事でしかなかったけれど、自粛期間を経て家のことと向き合ったときに、家事の効率化について考えるようになった。
いままでの、夜遅くまで働き、飲み会も多く、貴重な休日も寝てばかりで、私の暮らしはどう考えても健康的ではなかった。ものがごちゃつき、それをすべて時間のせいにしていた。
結局、家と向き合い所定位置をつくったりものを減らしたりできたので、自分の理想の生活の姿をようやく見いだすことができるようになってきた。
休日もはやめに起きて、洗濯機を回しながらコーヒーを淹れて軽く朝ごはんをつくる。これぞ私の理想の暮らし、理想の生活のペース。
今後はきっと、生活は変化していく。そんな中でも、理想をもって生活を楽しんで行きたい。