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4年寝かせた退職エントリー

いやはや夏ですね。2024年夏はサウナのアウフグースが毎日続く状況です。
結婚式を終え、節約節約な状況のため、サウナに行けてないのが悲しいところです。

さて、前職をやめた数日後に書いた退職エントリーが掘り起こされたので、4年経った本日供養しようと思います。

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先日、新卒から勤めた会社を退社した。

専門学校を卒業し、19歳新卒で入社したときは、私の人生はこの職種なんだろうなと思っていたし、この仕事を極めていきたい!と夢に満ち溢れていた。それから、時に死にたくなるくらい反省し、時に理不尽に怒られた日々を越え、23歳であっという間に管理職になった。業界として20代の管理職が多いとは思うし、任せてもらいとっても嬉しかった。

けど、高校時代の友達は就職したばかり、先輩方に叱咤激励されながら楽しそうに働いているように見えた。対してこちらは年上のやる気のない部下や不器用な新卒を指導する立場。どんどん話が合わなくなり、疎遠になった。
そして社内の同期や先輩としかつるまなくなり、ぬるま湯に浸かる日々。度々大きな壁にぶちあたり、毎回、もがきながら懸命に壁を登っていた。まだ見ぬつぎのレベルに到達するために。
あるできごとで、登ってきた道のりに対して疑念が生まれた。どんなにコツコツ仕事をする人よりも、なにも成し遂げなくても声がでかい奴が勝ちで優遇される。それがこの会社。それをまざまざと見せつけられた出来事だった。社会は厳しい。新卒で感じた思いは上に上がったとて、なにも変わらなかった。

駒。完全な駒という意識。気持ちが爆発した。
そのあとはなにも期待せず淡々と過ごしたし、会社も信用できなくなった。
そんな中で外の世界に目を向けた。疎遠になったと思っていた友達は、ただ自分から距離を取っていただけだった。ずっと行きたいと思っていた場所は、変わらずそこにあった。久しぶりにゆっくり自分と向き合った。
結局は、自分に余裕がないだけだった。忙しさや余裕のなさ・不安は、本当に大事なものを忘れさせる。気持ちの余裕をつくるために、転職する決意を固め、半年前に上司に伝えた。

それからは力が抜けて、ほどよい気持ちで仕事に向かえた。
退職したいま、上司に泣きながら辞めたいですと伝えた時の「ようやくそこまで来たか」という意味がわかった。力抜いて、って意味だったのか。
あの頃のわたしには無理だった、一人で責任を負ってる気がしてたし、力を抜くには過酷すぎる環境だった。でも多分、あえて抜いたほうが、みんなに頼ったほうが、うまくいったんだろうな。
離れて気づくことが多すぎる、真面目がゆえに人と距離を取ってきてしまった。孤立してきた。
でもこれってさ、誰が教えてくれるの?近くに上司がいなければ、身体壊したりしない限りそういう人って無理じゃない?
これを教えてくれた上司だって、やめちゃったじゃん。どうすればよかったのかな。

私としては、心身がボロボロになって働けなくなる前に脱出したつもりだった。
働き方って、ライフスタイルを変えるだけじゃなくて、取り組み方・姿勢を変えるってことでもあったんだ。
次の会社では、愚痴ばかり言うんじゃなくて、息抜きながら考えて相談するようにしていこう。我慢するのが美徳じゃないよ。

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このエントリーを書いた後、すぐ転職して4年経ちました。
今の会社は恵まれた環境で
初めて周りに認められている・守ってもらえる実感をもらい、日々助け合える先輩後輩ができました。
新たに採用を担当することになったので、踏ん切りとしてこの記録を残します。


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