2020良かった12曲

例年通り今年聞いた音楽の中でサイコーだった12曲について話をする。

2019 - https://note.com/aka2key/n/nf09a7d4a8cbf
2018 - https://note.com/aka2key/n/n10ffaebe300f

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https://music.apple.com/jp/playlist/2020/pl.u-06oxvvAtWzD59R

【I Can Tell/Yung Bae】#IHOTR 2月 選出
昨年から引き続きfuture funkを聞いている。

future funkは80sとかのJ-POPを元にしてビート足したりエフェクト足したりしてよりクラブ仕様にする感じの音楽だと思ってもらっていいんだけど、ともすればただのDisco Editじゃねえかという感もあるし、一曲まるまる使ってるような楽曲もあるので割と正しい批判だったりする。

が、おれはメロディアスでビート感のしっかりした楽曲と空間系エフェクトがだいすきなのでそれでも全く問題はないのであった。
Vaporwave文脈から生まれたからこうなる、というコンテクストが必要という面倒くさいジャンルだと思っています。

Yung Bae兄貴は昨年からよく聞いていて、素直にブチ上げてくるのでいいなーと思った。すき。
この曲も始まってすぐテーマに入って即ブチ上げてくるので最高。

【手触り/The Fubars】#IHOTR 4月 選出
in the blue shirtアリムラ主催のトラックメイカー音源持ち寄り試聴会、Potluck Lab.で知って、メロディとビルドアップの派手さに魅了されたThe Fubarsのシングルリリース。

本領が発揮されているなーという感じ、ふばさんお得意のオートチューンボーカルでもいいんだけど、歌力(ぢから)の強いボーカルに歌ってもらった版もないかなという感じがある。

最近改名されてYawning Mondo Qubeというお名前で活動されており、同名のアルバムをLocal Visionsからリリース(Bandcamp)されているのでこちらもチェック。すげえ良かったこれも。

Yawning Mondo Qube/Yawning Mondo Qube
https://local-visions.bandcamp.com/album/yawning-mondo-qube

【陰謀論/tofubeats】#IHOTR 4月 選出
実はApple Musicの再生回数が一番多かった曲。
確かにめちゃくちゃハマって一時期ずっと聞いてた気がする。
この曲も最初から最後までテンションずっと一緒だな。

歌詞がめちゃくちゃに良くて、歌いだしたくなる。
おれの友達がtofubeatsの歌唱に厳しいのだけれど、おれは結構すき。

PVが変で、VRで初めてなんか作った人って感じがする。
おれはトーフさんが自分の踊ってる様子も入れてる方のPVがすきだった。
ディレクターズカットってそういうことなのか。

tofubeats - 陰謀論 (CONSPIRACY THEORY) / Director's Cut
https://youtu.be/FN8_S0ClWFY

【ほほえみ/waiai】#IHOTR 5月 選出
一時期もっとfuture funk系の人を知りたいと思ってSoundcloudを流しっぱにしてたら流れてきてめちゃくちゃよかった曲。

waiaiさん、正直よく知らないんですけどGlitch Hopっていうヒップホップぽいビートと切断系のノイズ(ブチッとかチリチリ、とかのヤバそうなノイズの音)をやってる人らしく、カットアップ要素も入ってくるのでおれがすきなのも頷けるというところ。

twitter見たらtomad社長とか長谷川白紙とかTomgggがフォローしてたんでへーという感じ。
最近ぷにぷに電機と一緒にリリースしてたやつもよかった。今後も要注目という感じ。

【생각나 (feat. 오반 & SUMIN)/SHAUN】#IHOTR 6月 選出
MU2020とか家 -Yeah-とか今年はめちゃくちゃ配信が多かったので、とにかく人のDJプレイをよく見た一年だった。

各イベントで数人は韓国のプロデューサーによる楽曲を使ってて、どれもこれもめちゃくちゃ良かったので今年半ばあたりで韓国のクラブミュージックを漁ってる時期があり、これが非常に良かった。

韓国カルチャーに全く疎いので知らなかったんですけど、有名な人だそうです。
いいのあるなー韓国のクラブミュージック。

展開もいいし音色もいいすね、音数多いわけじゃないのに派手めに聞こえるのすごいな。
あとやっぱ2STEPっぽいの流行ってきてない?やっぱり。

配信周りで言えばずーっと探してたFancy Night Step/Carpainterも見つけて本当に嬉しかったんですけど、Apple Musicに無いので予選落ちです。

【in my own way/in the blue shirt】#IHOTR 7月 選出
はい今年の大本命。
果たして...と思ったが案の定サイコーだった。
今年一番を決めるのは野暮かなとも思うけど、やっぱりこの曲が一番良かった。

根本的にin my own way E.P.はどれもこれも良くて、ずっと現場でかけまくってたFootlooseもホントにバチ上がるんですけど、この曲の多幸感と救済の感じ、あとイカれた拍数が素晴らしかったです。後半の展開がほんとに”救い”で思わず踊るよね。

アリムラさんは今年もかなり精力的に活動されているな、という感じがあった。
トマソンスタジオ設立も今年だし、伝説のライブとなったMU2020も今年、Potluck Lab.もやってたし、クライアントワークも結構出てた。TTHW、SEKITOVA回もあったね〜。

楽曲に関して言えばほんとにおれはアリムラさんのメロディとアレンジが世界で一番好きなんですけど、より拍車かかっててどんどん良くなっている。
未発表の現場使用曲で一曲めちゃくちゃヤバい曲があるのでそちらのリリースも心待ちにしております。この人ほんとわけわからんぐらい唯一無二だなって今年も思っていた。

【explorer/メカニカ】#IHOTR 8月 選出
トマソンスタジオ、外イベ稼働シリーズで知ったメカニカ。
一番良かったのはその時にやってたデモの”波”って曲だったんですけど、既リリースだとこれがかっこよかった。

目立つ音色ばっかりなのにまとまっててすごいなという感じ、ビートの感じもシンプルで好みです。

メカニカ、歌がめちゃくちゃいいので過去の歌モノもかなり良かったです、この人も要注目だなあ。

【理由/槇原敬之】#IHOTR 8月 選出
2年ぐらい前の所持の件で今年公判があったので、じゃあ2年ぐらい前のリリースがヤバいのでは!?と思って探していたら4年ぐらい前のリリースがめちゃ良かった案件。

おれはマッキーだと最初の所持で捕まった直前リリースの”CICADA”が至高だと思っている人間なので、マッキーの薬物所持情報に敏感なのです。

槇原敬之という人は何年かに一度、この手の4つ打ち案件リリースをするんですけど、ストリングスアレンジによる焦燥感と裏拍のギター、あとパーカッションっていうのは割とよく出てくるマッキーの手法だよなあという感じ。

おれはFallとかThe Future Attractionとかが好きなので当然この曲も好きなのだった。2019年リリースの”だらん”も良かったよねぇ、BPM遅めだけど。

【JiangShi/AMUNOA】#IHOTR 8月 選出
タイトルはキョンシーって読むらしいです。孤高の天才AMUNOAのリリース。
Brainbusterのライブもめちゃくちゃ良くて、さすがっすわという感じでしたね。

AMUNOA音色の上品な派手さが高速2STEPに乗るという非常に攻めたトラックだったんですけど、これデカい音で聞いたらヤバそうだなーという感じで良かったです。

収録されてるCRYPTIDというアルバムも全編通してかなり良かったのでおすすめ。

【Douha (Mali Mali)/Disclosure, Fatoumata Diawara】#IHOTR 9月 選出
これもなんかのイベントで聞いておおヤバいなと思った曲。
Disclosure、名前だけは聞いたことあったけどちゃんと楽曲を知らないなーと思ってたんですけどこれを機にちゃんと聞いてます。

インタビューで見たんですけど、歌ってもらった音源を適当に切り貼りしたらなんかすげえいい意味になっててワロタ、みたいなこと言っててへーと思いました。
何の情報もない一文書いちゃったな今。

このアルバムは他の曲もかなりよかった、PVも美しかったので見てみるといいです。

Disclosure, Fatoumata Diawara - Douha (Mali Mali)
https://youtu.be/qW8270sfsxM

【Ain't Nobody Know/星野源】#IHOTR 11月 選出
星野がトム・ミッシュとやったやつ。

最初聞いた時そんなでもなかったんですけど、先日ようやく復活して遊びに行けたFFFで明け方にisagenがかけててめちゃくちゃ良かったので、それ以来ずっと聞いてた。

情景と音楽って結びつくよねえ、そもそもFFFがめちゃくちゃに最高で、踊り倒してめちゃくちゃに楽しかったので早く諸々が解決してまた気軽に遊びにいけるようになるといいなぁという気持ち。

【Wake Up/Desired】#IHOTR 12月 選出
去年ぐらいからYung BaeやMacross 82-99などのfuture funkトラックメイカーたちを聞く暮らしをしていたんですけど、今年アタマぐらいからDesired兄貴が一番”強い音”出すよな、という結論になりよく聞いていた。

中でもこのWake Upは非常に強くて結構延々聞いてたなあという感じでした。
Macross 82-99と一緒にやってたBubblegum Angel (feat. Desired)とかも非常に良かったんだけどね、おれはこっちが好きだった。

元ネタの”いつかゆられて遠い国/山口美央子”もかなり良くて、おれは結構この人の歌好きだな、という感じだった。

わたしこんやは べつのふねにのるの
ざんねんでした うん さよならね

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-総括-

今年は正直音楽聞いてなかったんですよ、なんか配信とかばっか見てたり良かったライブセットを延々聞いてたりで。

なんですけどまあ結構ヤバめなリリースもあったりしてそれなりに進捗あったと思います。
去年良かった人たちはうまくご時世にのって引き続き活動していく感じの人と、ちょっと休むかってなっちゃった人といたので2020年って感じでしたね。
中村佳穂なんか今年ほんとに消極的な活動状況だったなあ。

あともう本当に一切バンドらしいバンドサウンドを聞かなくなってしまって、やっぱりおれ別にバンド好きじゃないんだろうなという感じがより確定的になりました。

メカニカとかwaiaiとか新しい人を知ってよかったなというのと、やっぱりfuture funkはSoundcloudが強くて(HIBIKIの愛してるFOREVERとか引き続きミカヅキちゃんさんも良かった)なかなか難しいっすねという感じでした。

2021年は聞くのもいいんだけど、おれもライブセット作ってマシンライブよりのDJプレイしてみたいな、という気持ちがあるので機材を買おうと思います。

あともうご時世的に難しいんですけど生で聞きたいっすね、2021年はさ。
来年もいい音楽に出会えるといいですね。おれもおまえも。

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