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3 DJあかいの #クソ物件GO 2020振り返り(3日目福岡・大分熱湯編+おまけ)

2日目までのあらすじ


DJあかいの埼玉大返しこと山形遠征で勢いを取り戻した緑軍だったが、赤軍のUU師を始めとする狂人勢の動きにより終始追う展開となった。2日目夜の東京・広島・福岡のコンプボーナスポイントアップにより、緑軍一丸となった東京ちゃんこ大作戦が実施され、開発ボーナスの反映と合わせて、ついに赤軍を抜くことに成功した。しかし、安堵したのも束の間、赤軍は広島に鉄砲玉ホリボン氏を送り込み、シマを確保して鮮やかに逆転した。一方、DJあかいは土曜日に目減りした人権回復のため、日曜は子供たちと終日お出かけしていたのだった。

1日目の従軍録はこちら。

いざ九州平定へ

2020年12月7日(月)。
嫁が子供を保育園に送る間、下の子の子守をし、嫁が帰宅すると直ちに出発。現状の100点差をなんとかするには福岡・大分合わせて70ポイントのコンプボーナスを取るのが一番の近道なのではないか。仕事を片した後、新幹線で九州上陸して、福岡と大分を回った後大分空港2025分の羽田行きに乗って日帰りする…という完璧な計画。東九州自動車道のポイントはレンタカーだと撮影・投稿ができないから下道から撮るしかないか…下道の撮影ポイントはここ!という打ち合わせを九州地元勢と行う。高円寺4ポイントが早期終了する可能性もあるので、念のため出社がてら高円寺詣で。

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仕事を終わらせたので品川に向かう、が新幹線だと博多直通が1時間に2本しかなく、1650小倉着だということがわかった。赤軍の広島獲ったホリボンさんが北九州から順次チェックインしていることも判明。新幹線で行っていては間に合わない…そうだ飛行機だ!ラインオープンチャットで福岡空港から入るのか北九州空港から入るのかどちらの方が効率的かを検討しながら京急で羽田空港に向かう。結論は福岡空港から電車で北九州の3件を取り、そのあと車に乗り換えて東九州自動車道に向かい、地元のもう菌類さんと連携して福岡を先取し、大分に向かうのが良いということに。確かに昔小学校か中学校の社会科で福岡と新千歳は陸路がだるすぎるので旅客者数がめちゃ多いって話をやった気がする。空港のビルや検査場やゲートまでバックヤードの皆さまの案内でスイスイと進む。この九州戦はオペしてくれた皆様含めたみんなの手柄だと思ってる。飛行機に乗って機内Wi-Fiのやり方がわからないのでご飯を食べて少し休む。8割から9割くらい乗ってて一時期よりは回復を感じるけど、そもそも羽田福岡便が直前で予約できること自体が通常時考えたらアリエンティー・サラだなと思いなおした。

福岡統一編

機内でいろいろシミュレーションしてたところ、東九州自動車道は片側1車線だから先行して乗り入れた方が勝ち、下道を行ってる暇はないということで折尾からそのままタクシーで行くことに決めた。そして飛行機は風向きの関係で15分ほど早く着陸。ようやく4GがつながってLINEが見られるようになると絵馬さんから次のような詳細な旅程メモが届いてた。

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めちゃありがたい。これで土地勘なしの僕でもタクシー狂人と互角に戦える。そして空港を出て地下鉄に乗りダッシュで駅を駆けるも着陸23分後のソニックには乗れなかった。(ホームについたのはその1分後)
次の電車を待っている間に赤軍タクシーマンが空港のツイートを上げたと報告。これはブラフか?本気か?疑心暗鬼に陥る緑軍ライン。

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地元勢の「自分なら間違いなく通らない」という言葉に力を得て、やはり夜に誰か別の人が回るのではないかと結論付けて、ソニックソニック!30分ほどで折尾駅に着いたので、オリオリ折尾!ヤリヤリヤリヤ!と歌いながらタクシーに乗る。思えば僕も運転手のお爺ちゃんもここが長旅の始まりとは思いもしなかった。「ラムー行ってください」さすが折尾駅のタクシー、すぐ連れてってくれる。「昔ダイエーの中内功さんがこの土地(ラムー)見たけど一目見てアカンと蹴ったんです。今は多少モールにお店入ってますけど、付き合いで入ってるのようなテナントばかりで儲かってるようには見えません」という話をしながらラムーでチェックインしてツイート。

あかいコールで盛り上がる緑軍LINE。驚きを隠せない赤軍。「待てこれは孔明の罠だ」と赤軍実は想定内だった説も浮上。いろいろ考え方はあるけど、もうこうなってはただ無心に走るしかない。思惑も策略も赤軍のタクシーも全部ぶち抜いて回るだけの話。コムシティ、スペースワールドと周って大分へ行ってほしいんですと伝えるとガスが足らないというのでプロパンスタンドで補給。しかしおじいちゃんカーナビもないしETCも載せてないから操作性悪いなと思いながらも、乗り掛かった舟だから一蓮托生で行くしかないという気持ちを新たにした。東九州自動車道に入る頃には日も落ち、ミカン畑近辺で写真を撮る…が暗くて3秒止めてないとブレるやつだ。おまけに高速爆走してるから現在地取得も一瞬で進んでしまう。ツイート上げたらPM君の運営しぐさで「近くにいると思うのでもう一回取り直してください」ときたけど、ごめんやけど片側一車線の高速逆走する方が明日の三面記事だから気づかないふりをしてスルー。福岡市内のもう菌類さんと連携して無事福岡50点を手に入れることができた。
(当日のルートは下に掲載します)

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大分熱闘(熱湯)編

どうやらタクシーの人は本当に福岡空港から帰ったようだ。安心して大分・臼杵へ向かう。大分はやたらと広く、進んでも進んでもまだ着かない。高速から海に向かって街の夜景が見えるポイントが何か所かあり、また一度ゆっくり楽しみたいなと思うくらいだった。臼杵に着いてトイレをパシャリ。ここに住むのは無理やろ・・・。汚い公園を想像していたらお城の跡地の公園で小奇麗な感じでなぜ数年も居住できたのか不思議に思える。行政が弱いとか人権派が議会で強いとかあるんだろうか。
(居住の実態は把握していたが執行できなかった的な)

さあおしっこしてから杵築に向かうかと思ったら「UUさん大分に来てますね」と報告が。マジで!?

デデーン!おしっこ行くのもやめてタクシーの爺ちゃんに「敵が!大分に!来てる!急いで!」とエルフの村が攻められたことを知らせる斥候みたいになりながら急がせる。おじいちゃんパニクっちゃって住宅街の行き止まりに行っちゃった。頼むから来た道戻ってくれよ!遅れながら高速に乗る。このまま杵築まで進めば互角のはず。空港道路の杵築ICで降りてくれとお爺ちゃんには伝えたが、「杵築IC?そんなとこあったっけ?」と言うので「日出ICの次が杵築ICだから」と伝えた。

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(マジでこの絵の通り。モカタナカ画伯、もしかして近くで見てました?)
一方、2025の全日空最終便に乗れないことが確定的に明らかなので、今日帰れない旨を嫁にLINE。

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これをのちに翻案したのが次のツイート。

と思ったら現在地のピンがあらぬ方向に進んでいる。
「えっ、これどこ向ってるんですか?」
「日出JCTをまっすぐ行ってその次ですよね?」
「日出JCTじゃなくて日出IC!空港道路の方!大分空港!」
「え、このままだと福岡行っちゃいます」
「行っちゃいますじゃねえよ!SAかICでUターンして!」

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解説しよう!日出ICと日出JTCはクッソ離れてて「日出ICの次」を「日出JCTの次」とジジイは勘違いしてしまい車は湯布院に向かってしまった。以上だ!由布岳SAでUターンしようとするがスマートインターの為現金派の爺は下りられない。ちっくしょーめ!俺のETCカード貸してやろうかと思った。
(乗るとき使ってないのでダメです)
その時の阿鼻叫喚のLINEはペンギンちやんがレポしてますので紹介します。ジジイ!ジジイ!

結局湯布院ICまで進んでからUターン。日出JCTを今度は空港方面に入り、空港道路に入る。しかしその時悲報が。

終わった…。しかしダイやポップがマァムにアバン先生の死を伝えなかったのと同じようにジジイに勝敗を伝えることなく、そのまま杵築の限界アパートに向かった。負けたときに人のせいにしてなじるのはたやすい、しかしそういう時こそ紳士的であれ、フェアプレーを尽くせ、それを言葉にすることなく背中で教えてくれたのがtnihei大将だったはずだ。tnihei大将の徳と人格を目の当たりにしている一兵卒であればこそ、みっともない真似はしてはいけない。人生には全力を尽くしても結果を得られないことがある、しかしそこで全力を尽くしたことは次の打席が回ってきた時に自分を助けてくれる、だから腐らず折れず続けていくことが大事なんじゃないか、そう思っています。周りを見ても早熟の天才よりもむしろあきらめずに自分のやるべきことを愚直にやってきた奴の方が多く思える、そんな年齢になってきました。

何はともあれ、お家に帰るまでが遠足であるのと同じように、最後のピンまで取るのがクソ物件GOです。なので杵築着。建物は別に悪くない。練馬とか小金井の50/100に建っててもおかしくないクオリティ。需要が消滅するとダメなのね・・・企業城下町怖い。

UU博士に遅れること29分、くぅ~っ、DJあかいの九州の旅はこれにて終了です!オプチャで聞くところによると杵築より先、空港まで宿泊施設はないらしい。マジか。シーサイドプラザ杵築は全空だろうからオーナーに電話して「もしもし、大家メン?」って1泊2000円くらいで交渉しようと思ったがオーナーの連絡先を知らないのでやめた。泊りは別府か大分に戻らないとダメらしいのでジジイに別府行ける?と聞くともう福岡に帰る分のガスしかないと言うので杵築の地元のタクシーに乗り継ぎ。ジジイは当然カードも未対応なので、現金で払おうとするもメーターがGENKAI-TOPPAしていたため手持ちの現金では足りず、コンビニでいったん降ろしてもらってATMで現金を引き出さなければならかった。女とジョエルロブションのコース行けるくらいの会計をジジイに支払い、2頭目の早馬に乗り換える。ジジイも5時間の長きにわたりお疲れさまでした。
以下当日のルート(大分編)。

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19時台から20時台の激闘は赤軍緑軍ともに手に汗握る決戦となったわけで。さて、せっかくUUさんも大分にいることだから飯でも食べましょうとデートのお誘いをしたところ、ご飯は食べたのでお風呂行きましょうと快諾をいただき、24時まで営業する神温泉・別府の駅前高等温泉で落ち合うことに。
UU博士はあすなろ白書の掛居君がそのまま年を取ったような、半沢を恫喝したりしない方の筒井道隆のような好男子で、この人がいつもいいねをくれたのか…いつもお世話になっております!と感謝の意を伝えた。駅前高等温泉は素っ気ない作りで湯も熱い(温泉地は源泉がそもそも熱いので割と熱めのことが多い)のだが、それがまた癖になる感じで、温泉旅行のすばらしさを実感した。熱いお湯につかりながら、UUさんと熱闘の記憶冷めやらぬ中の感想戦。日本広しと言えども、スカイタワー41と臼杵公園のトイレとシーサイドプラザ杵築を見た人間が出会って感想を交換することがあるだろうか。それは天文学的確率ではないか。お互い両軍の動きについてこんな推理をしたという話で盛り上がる中、「実は大分は元嫁の実家があってよく来ていて土地勘があるんです。今回の旅は言ってみれば、お焚き上げ、ですかね」という話が出て、今回勝負に負けてしまったのは悔しいけれど、UUさんの再出発の手向けになったんだな、ぜひここから幸せになってほしいという気持ちになったし、その再出発を祝福することができて光栄に思った。
(グリップ君、映画化するときはこの温泉シーンを予告編で流してね!)

忘れられない出会いと超絶楽しいクソ物件談義(でもこの先どうするって話は軍事機密だからお互い極力触れない気遣いがあった。「この後ミカン畑?」くらい)をして風呂から上がり、風呂と同じくらい素っ気ない番頭のおやじも最後にはデレてきて余分に払ったお金をやたら返してくれてなんかお大尽様になった気分だった。二人で飲むブルガリアヨーグルトを飲んでからお別れ。クソ物件GO、友情も人生もあらゆるものがある。

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そして一人、駅前の居酒屋に飛び込み、久しぶりの晩酌をしてから宿に帰ったのだった。

↑ UUさん視点のnoteも合わせて読むと楽しさ倍増です。

そして東京へ(おまけ)

2020年12月8日(火)。
朝目覚めると朝日が海から見えたので、海の方へと歩いてみる。別府は駅から数分歩けば海なのでこれはコロナ落ち着いたら家族で来てみたい温泉地オブザイヤー待ったなし!

こういう日本の原風景、いいよね。大江戸温泉も星野も別府の海側にドーンとビル建てる気持ちわかる。でもそんなビルにふさがれちゃったって、朝起きて海まで歩くだけでこんな素敵な景色が見られるんだからいいよね。歩けよ。命短し歩けよ乙女。
空港まではとりあえずソニックで杵築駅まで行ってそこからバスで行けばいいかな。空港のサイトにもそう書いてあるし。

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なんじゃこれww。1015分の朝一の便に乗るには8時5分のバスに乗らなきゃいけないの?無理すぎる。やむなくタクシーを呼んで空港へ向かう。
タクシーのお爺ちゃん(前の人とは当然別)からは空港がなぜこんな僻地にあるか、空港道路はなぜ蛇行してるのか、空港の手前まで敷いてあった汽車の軌道はなぜ廃止されたのか、といった地元民じゃないとわからない情報をいっぱい聞いて、これはタクシー代ペイしますわという気分になった。どうも今はレンタカーとセットのパックで来る人が多いらしい。なかなか車運転できないと操作性の悪い観光地、沖縄と似てるねと勝手に思った。

空港のビルでオプチャでアドバイスを受けたお土産の中から、ぷりんどらを選び、買うことにした。(評判は上々でした)乗る飛行機には修学旅行生もいるようで、若い子ら、こんな世の中だけど腐らずに頑張ってくれな!と応援する気持ちになった。そして九州を後にして、舞台はまた東京に戻る。

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(最終日に続く)


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