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47都道府県紀行~自分の場合。【関西編・前編】

つらつらと書いてきているこちらのシリーズも、いよいよ【関西編】!
日本列島を、北海道から南下してきて東から西へと順番に書き綴ってきましたが、いよいよ関西地方にまでやってきました。

【関西編】では、大阪、京都、和歌山、奈良、滋賀、兵庫の2府4県を取り上げたいと思います。

数が多いので、初めから複数回に分かれる前提です笑
けど、それだけ思い入れもある地域です。

【関西地方への印象】
もうとにかく好きな地域。
どことなく異国情緒を感じられる雰囲気というか、文化を感じられて、行くたびにワクワク感があります。
地元に住んでいた頃は、家族旅行でユニバーサルスタジオジャパンに行ったり、修学旅行で京都や奈良に行ったりしたこともあり、わりと親しみはあるのですが、大人になってから訪れてみるとまた新しい印象を受けました。自分の意志やペースで行きたいところを切り拓いていけるのって、やっぱり良いな。

■大阪府

2012年8月:初めての一人旅

大学生の頃の夏休みになりますね。
山梨で部活の夏合宿に参加した後、そのまま普通列車(青春18きっぷ)だけで大阪まで行きました。
JR中央線で塩尻~中津川~名古屋へ。そこからJR東海道線で京都、さらにJR京都線へと乗り換えて大阪駅まで。
とにかく長い道のりでした。

山梨を朝早く出て、大阪に着いたのは夜遅くでした。
当時、大阪の大学に通っていた地元の友人のアテがあったので、そこから地下鉄に乗り換えて別の駅まで行き、友人が住んでいるアパートに1泊させてもらいました。
翌日、大阪の街をあちこち案内してもらいました。

日本橋の中古玩具ショップだったかな?
猪木と仮面ライダー1号。
道頓堀。グリコもこの時初対面でした。
かに道楽。
大阪の飲食店の装飾の大袈裟さにテンション上がって、こういう写真撮っていた記憶が。
くいだおれ人形。
2012年だからちょうどロンドン五輪の時期でしたね。時代だ。
道頓堀川。
当時はまだ「みんなが飛び込むとこ」ってぐらいの印象しか無かった…(ぐう失礼)
大阪城。
日中遊び倒して、ここに着く頃にはすっかり夜。

当時撮っていた写真を探して載せてみたのですが、12年前の携帯電話(一応スマートフォン)で撮った画質、って感じでえもいわれぬ味がありますね(自画自賛)
画素数も540×960とかだったし…この10年近くでスマホもだいぶ進化したもんだ。

…話を戻すと。
この後も大阪に訪れることは度々あり、その度にこの友人をたずねていました。
なんやかんやで年イチペースで会っていましたね。会うたび必ず大阪城に行き、形が印象的で覚えていた石畳の石を触る…なんてノリが何年か続きました。

ただ、大学を卒業して、院進学/就職とかで進路がばらばらになり出したあたりからは、それも自然と無くなっていきました。
自分が大学院を修了し、就職した頃には、その友人は別の地域に引っ越しており、大阪を訪れても基本ひとりで行動することになったのでした。
そこからまた新しい思い出を積み上げていった感じでしたねー。

2019年3月:Perfume 7th Tour 2018「Future Pop」大阪追加/振替公演

この「47都道府県紀行」でも度々、話題に出しているこのライブツアー。
本来は、この1年前の2018年9月に大阪公演が開催されるはずだったのですが、台風の影響で中止に。
翌年の3月に、日程を一日分追加しての振替公演が開催されました。

会場が大阪城ホールだったので、なんかその近くをふらついていた記憶しかないのですが、それでもこの出来事が深く印象に残っているのは、色んな人との出逢いがあったからかな、と思います。
この振替公演は2days開催されたのですが、初日の夜に20代前半(25歳以下)の人たち同士での飲み会をやろうと思っています、といった旨のツイートが回ってきました。
自分はこの年の1月に26歳になったばかりで、数か月前に対象から外れてしまったのですが、まあ数か月ぐらい誤差って言えるでしょーとか思いながら参加してみました。
ライブ後の高揚感とともに、自分と世代が近い人たちとお酒を飲んで会話するの、めちゃめちゃ楽しかったです。
当時ご一緒した人の中には、いまでも関わらせてもらっている方もいるので、自分にとってターニングポイントといえる2日間だったな、と思います。

…気づいたけどこれ、旅の話じゃなくてライブの話だ(笑)まいっか。
てことで、この時撮った旅っぽい写真もいくつか載せておきます。

浪芳庵 なんばウォーク店。
Perfumeの3人が雑誌で紹介したという「炙りみたらし」をいただきました。
ライブ会場だった大阪城ホール
京セラドームも訪れていたらしい!
「LEVEL3」ってアルバムを引っ提げてのドームツアーで訪れたときにとった手形…だと思って見ていた。

2021年3月:さらば青春の光「四季折々」遠征+α

まだ新型コロナウイルスの影響が大きいながらも、すこーしずつ音楽やお笑いライブの自粛ムードが溶けつつあった頃。
さらば青春の光のお笑いライブ「四季折々」を観るために、大阪まで足を運んだことがありました。

公演は夜からだったので、日中は堺市のほうまで足を伸ばし
さらば青春の光・森田さんのご実家のお蕎麦屋さん『唐変木』にお邪魔していました。
前々から行きたいと思っていただけに、念願叶えられて嬉しかったです。

木製の看板がシブくてイケてる。
洒落た装いで出てきた手打ちそば。
クルミ入りの出汁が美味しかったです。

お店を出た後は、近くの「大泉緑地」をぶらぶら。
天気の良い日で、公園を散策しているだけでも旅の風情を感じられました。

なんか特徴的だったオブジェ

その後、大阪城公園にも行きました。
なんで行こうと思ったか思い出せないけど、たぶん大泉緑地に来て『お散歩欲』を触発されたからかな?

確か、京橋から大阪城公園まで向かう途中の景色だったはず

大阪城公園まで向かう途中、桜が咲いているのが見えて、もうそんな季節か…と少し心躍りました。
実は、ライブを観た後は数日ほどかけて関西地方の他の県を渡り歩く旅程を立てていたのですが、「花見」を共通のテーマにしようとここで思い立ったのでした。


そんなこんなで、本命のライブの時間が迫ってきました。

会場のABCホール。

観客数は、会場の収容可能人数の50%に絞られていました。
前後左右の人とは1個ずつ間隔を空けて席に座りました。
いま思えば『そんな頃もあったなぁ』という感じでしたが、当時は『こうした制約を受けながらのライブが、これから先どこまで続くのだろう』と、うっすら靄のかかった未来を観ていたことを思い出しました。

終演後、街を見渡してみると、どこも自粛ムードでお店が全く開いていなかったことを覚えています。
ただでさえ暗い夜の街が、より暗く見えました。

終演後の会場近く。
夜景は煌びやかですが、お店はどこも開いていなかったな…

あと、この日泊まったホテルの話も少し。
新大阪駅にある「大阪コロナホテル」に一泊しました。

外装こんな感じ

こちら、当時YouTubeで公開されていた「ザコシのナイトルーティン」って動画にて、ハリウッドザコシショウがロケしていたホテルでして
それが面白かった…という動機で泊まったことを覚えています。

夜食で頼んだルームサービスのカレー。

これも動画内でザコシショウが食べていた…って理由もあって頼みましたね。
ここまで書いてきて思うけど、訪れる場所ややることへの動機がかなり単純ですね、我ながら(笑)

■京都府

京都も何度か訪れた記憶は鮮烈に残っているのですが…
大阪や兵庫といった、他の県に行ったついでに訪れることが多く、京都を第一目的地として旅したことは、実は数えるほどしか無い気がしています。

そんな中で、京都を第一目的地として訪れた思い出をいくつか紹介させてください。

2014年12月:伏見稲荷大社で年越し

これも大学時代のエピソード。
「大阪府」の項でも話した、高校時代の友人たちと京都で年越し、からの初詣をしようと思い立った年があり、呼びかけてみたら応じてくれたので実行に移しました。

友人は地元から、自分は都内から関西を目指すことに。
12月31日のお昼に友人たちと合流して、まずは大阪の街をぶらり。
そろそろ日を跨ぎそう...という時間帯になって、大阪の街を越えて京都へと向かいました。

京都に着いたらお出迎え。
ナイトモードな京都タワー。

初詣に選んだのは「伏見稲荷大社」。
紅い鳥居が無限に連なる『千本鳥居』で知られる神社で、かねてから
ここで初詣したら楽しそうだと思っていました。

入口の鳥居をくぐって大社に入ります

多くの人が来ており、本殿まで辿り着くより先に年が明けました。

本殿前の「楼門」に差し掛かったあたりで!
賀正 ~ Happy New Year 2015 ~

本殿に辿り着いてお参りした後は、本命の千本鳥居をくぐっていくことに。

夜中に通るとこんな感じなんですね。
昔のスマホで撮っていたこともあり、絶妙な画質の悪さが
仄暗さを引き立てています。

鳥居は山頂まで続いており、これどこまで続くのかな?と好奇心半分、キリの良いところで引き返そうかと悩む気持ち半分、って感じで登り続けていました。
ですが、最終的には好奇心のほうが勝ち、友人と一緒に頂上を目指すことにしました。
最初は寒かったのに、気づけば頭に汗をかきつつ歩を進めていました。

そんな想いをしながら、ようやく辿り着けました。
…と言いつつ、これがどこからの景色だったか思い出せないという。

たぶん、山頂(一ノ峰)からの景色だと思います。

下山後は、始発列車で友人たちと一緒に地元まで帰省。
始発列車までの空いた時間も、当時は学生でお金があまり無いこともあって迂闊に居酒屋やカラオケには入れず、京都駅前をひったすら散策していた思い出です。

これも学生時代ならではの思い出ですね。
いま同じことやっても、当時と同じ感覚を呼び戻せる自信は無いです。

2021年8月:20th Orchestra Concert 2021 HYDE HEIANJINGU

夏の京都・平安神宮でHYDEのスペシャル公演が決定!
雅やかな平安神宮と、20周年を迎えたHYDEの創るオーケストラコンサートが融合。
ここでしか見られない壮大で情緒ある世界観の演出をお楽しみに!

20th Orchestra Concert 2021 HYDE HEIANJINGU

こんな風に名打たれ開催されたこちらのコンサート。
HYDEさんの作る世界観と、雅やかな平安神宮が合わないわけがない!!と確信し、なんとかチケットを取って行くことにしました。
(『雅やかな…』とか自分で言っているけど、実は平安神宮一度も行ったことなくて、一度行ってみたいって想いもありました)

夏のめちゃくちゃ暑い日で、半分熱中症になっていたんだないかと思えるほどヘロヘロな状態で京都駅まで到着。
ホテルにチェックイン後、すぐ京都の街に繰り出す予定だったのですが、暑さにやられてしばらく寝ていました。
そろそろ出ないと開演に間に合わないわ…という時間帯になり、ようやく出発。
到着すると、HYDEグッズを織り交ぜつつも、素敵な和装に身を包んだ人たちも多く、神宮に来ている気持ちとコンサート会場に来ている気持ちとが入り混じる、何とも言えない不思議な気持ちになりました。


平安神宮 応天門前。
この奥の『特設ステージ』にてライブが行われました。
開演まで時間があったので近くを散歩。
大鳥居も見れました。
会場近くにあったイラスト。
デフォルメ化されたHYDEさんが良い味を出しています。
確かロームシアター京都近くの蔦屋書店。
この京都フラペチーノ、現地で飲んだ記憶あるなー

肝心のコンサートのほうは…とても良かったです。
神の社を背に歌うHYDEさんの神々しさと、プロジェクションマッピング等の演出が相まって、神聖なものを観られた心地がしました。
これ以上話すとレポになってしまうので割愛しますが、初めて訪れた平安神宮の荘厳さもあわせて印象に残っているのだと思います。

おまけ

このコンサートで買ったグッズ。
Edyh(エディ)という、HYDEさんのオフィシャルキャラクターを
神主と巫女風にあしらった置き飾りです。

その他

上記の旅ログの中では出てこなかったのですが、京都で好きなスポットをいくつか紹介させてください。

①車折神社

「芸能神社」でも有名なこちら。
芸能人が奉納した『玉垣』(朱塗りの板)にはその人の名前が書かれており、好きな芸能人の名前を探すのも楽しいです。

車折神社
一時期、ファンの間でも話題になっていた西脇姉妹の玉垣。
Perfume・あ~ちゃん / 西脇彩華 (2019年5月撮影)
さらば青春の光(2021年3月撮影)

玉垣も定期的に入れ替わっていそうなので、今も掲載されているかは分かりません。
京都の、いわゆる有名どころの観光地からは少し外れた場所にあり
落ち着いていて好きなところなので、また近々訪れてみたいですね。

車折神社近くの踏切で撮った1枚。

②華厳寺(鈴虫寺)

こちらも、京都の中心地からは少し離れた場所にあるスポット。
Perfumeの3人が訪れたことがある、とライブのMCで触れていたことがきっかけで、自分も行ってみました。
お寺の住職さんの説法が人気で、自分が以前行った際は待機列ができていて、その人気ぶりがうかがえました。
住職さんが説法するお部屋で鈴虫が鳴いているのが印象的でしたね。

鈴蟲の寺。
これ、お寺とは逆方向の道を写してますね…

③鴨川

京都市内を流れる川。
ついつい河辺に座り込んで、ゆったり休憩しちゃいます。
自分が京都の大学に通っていたら、この河辺で度々飲み会とかしていたんだろうか、と思います。
確か、森見登美彦の作品でも度々鴨川が出てきていたような…。上流にある「鴨川デルタ」は確実に出てきていた。
とかく、そんな文学の世界にも誘ってくれそうな気がしてくる場所です。

ラテと一緒に

④とんかつおくだ

大学時代、京都に住んでいた高校時代の友人のもとを訪れたときに、存在だけ教えてもらっていたお店。
念願叶って行けたのは、自分が社会人になってからでした。その友人は就職で京都から別の地に行った後。
梅入りのとんかつがめちゃくちゃ美味しかった記憶…。
こちらのお店も、京都の市街地からは少し離れたところにあり、なかなか旅程に組み込めていないのですがまた行ってみたいですね。

昔ながらのお店でした(2019年3月撮影)
梅入りトンカツ定食。
ご飯の多さが若者にとっては嬉しい。

⑤西山天王山駅

ここ自分ぐらいしか挙げないかなと思って載せます!
阪急電鉄の駅なのですが…高速道路と立体交差していて、駅のホームに立った時の感覚が凄い!
道路とか建造物好きな人にオススメしたいスポットです。

駅のホームより(2022年5月撮影)
頭上に連なっているのが高速道路・京都縦貫道。
駅のホームより(別アングル)

追伸
ヘッダーにしているのは、嵐山で撮った桜の写真です。
「大阪府」の項でも触れた、花見旅の最終日で訪れたのが京都・嵐山でした。
街の景観とも併せて、見事な桜並木だったな~。春の京都の良さが一瞬で分かりました。

嵐山(その1)
嵐山(その2)

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【関西編・前編】はここまで!
京阪地方はいつ行っても風情が感じられて楽しいですね。
今年は用事がなくて行けなかったのですが、また近々訪れてみたいですね。
春になったあたりで『花見するために巡る旅』、もっかいやろうかな。

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