2019年映画ランキング
昨年、映画館で観た映画を評価し、降順で並べてみました。横の数字が点数で最高得点は100です。
アベンジャーズ エンドゲーム 120
コードギアス 復活のルルーシュ100
X-MEN ダークフェニックス 89
キャプテン・マーベル 88
ジョン・ウィック パラベラム 88
スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 88
青春ブタ野郎はゆめ見る少女の夢を見ない 87
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム 87
ヴァイオレットエヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形 85
ジョーカー 84
ドラゴンクエスト ユア・ストーリー 83
メン・イン・ブラック インターナショナル 82
ターミネーター ニュー・フェイト 81
オーヴァーロード 81
天気の子 78
アクアマン 75
スパイダーマン スパイダーバース 75
劇場版ファイナルファンタジー14 光のお父さん 75
劇場版Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅱ lost butterfly 70
シャザム! 70
アラジン 70
アド・アストラ 55
アベンジャーズ エンドゲーム 120
100点満点と書いておきながらいきなり120点です。文句なしで2019年の第一位です。映画館で1回、家で1回、飛行機で1回見ましたが全部泣きました。他の追随を許さない圧倒的な完成度で、エンターテイメント性、演出、ストーリー展開、どれを取っても並ぶものはありませんでした。この時代に生まれてMCUを追いかけてアベンジャーズエンドゲームを観られたことを本当に感謝しています。
コードギアス 復活のルルーシュ 100
この映画の評価のポイントは、単なる映画単体の面白さに留まるものではありません。何よりもすごいところは、TV版でルルーシュが死ぬという悲劇の終幕を、視聴者側は儚くも美しいと受け入れていたところに、実は生きていましたという「人気があるから続編を無理やり作りました!」と言わんばかりの安易な展開を持ってきたら承知しない、というファンのプレッシャーを抱えていながらも、それを見事に打ち破り、この映画が作られて本当に良かった、作ってくれて本当にありがとうございます、とまで思わせる見事なストーリー展開を見せてくれたところにあります。観る時にはハンカチを用意しておくと心強いでしょう。
X-MEN ダークフェニックス 89
まさにラストに相応しいド派手なバトルで、ローガンほどではありませんが、XMENの中ではベスト3に入る完成度でした。今後MCUに合流してくれるとすごく嬉しいのですが、これで終わりと考えるとやはり少し寂しい気持ちにもなりました。今後のXMENたちの活躍に期待しましょう。
キャプテン・マーベル 88
自分はいったい何者なのか、というマーベルにしては珍しくサスペンスチックに描かれていて新鮮な魅力がありました。劇中で圧倒的な強さを誇るキャプテンマーベルは単独でサノスに勝てそうなのにどうやって活かすんだろうと心配でしたが、出番を大幅に削ることでうまく調整していたのが見事でした。
ジョン・ウィック パラベラム 88
とにかくキアヌリーヴス扮するジョンウィックが人を殺して殺して殺しまくるだけ、言ってしまえばそれだけではあるのですが、どうしてこの映画は3作品、そして4作品目も決定しているほどに人気なのでしょうか。一方的に俺TUEEEEが行われて人を殺しまくると言えば、ネット住民はみんな大好きアーノルドシュワルツェネッガーのコマンド―が彷彿さらせれますが、この映画はそれとはまったく別です。何がすごいかと言えば、普通のアクション映画では銃弾を受けたら、受けた瞬間に死んでいます。しかしこの映画では、確実に相手を殺すために顔面を狙いに行きます。それも一度どころかどんな相手にも至近距離で3、4発は顔面を打ち抜いて確実にトドメを差しにいくのです。それを1人2人ではなく数十人の精鋭に次から次へと鮮やかに行っていく様はある意味芸術的であり、美しささえ感じます。恐らく同じことを感じる人々によってこの映画は支えられているのではないか、と私は思います。
スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 88
42年間の歴史に幕を閉じると考えるとアベンジャーズとは重みが違うわけですが、ストーリー展開や演出はアベンジャーズに比べるといまいち盛り上がりに欠けるものだった、という印象です。スターウォーズはep.6までで終わったと感じる人も多いでしょうが、私はむしろep.7-8の方が好きなくらいでした。しかし、そんな私でも手放しに賞賛できる終幕とは思えませんでした。詳しくはネタバレになるので書きませんが、もう少し総決算だということを意識した作りであってほしかったです。アベンジャーズの最も良かった点は、今まで観てきた思いの積み重ねを全て溢れ出させる圧倒的なカタルシスを得られたことにあるのだと思います。対して、スターウォーズはその重みをあまり感じることができませんでした。悪くはない終わり方でしたが、最後の作品としては物足りませんでした。これからもスターウォーズは続いていきますが、スカイウォーカーの物語の終わりに相応しい作品であってほしかったです。
青春ブタ野郎はゆめ見る少女の夢を見ない 87
絶対に泣かせてくることは分かり切っていたのでハンカチを握りしめて映画館に向かいました。この作品は登場人物一人ひとりが優しすぎて、その優しさは見ているこちらの胸を痛ませるほどです。牧野原翔子さんのセリフ「人生って、優しくなるためにあるんだと思っています。昨日の私よりも、今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいなと思いながら生きています。」はとても心に沁みます。咲太、翔子さん、麻衣さんの現実では絶対にあり得ないほどの自己犠牲による優しさにみんなで涙を流しましょう。
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム 87
自身の恋愛と世界の危機が直結している時点でこれも一つのセカイ系映画と言えるかもしれません。遂に覚醒したピータームズムズことスパイダーセンスによりスパイダーマンの強さは盤石になったものの、何やら権利問題で揉めてしまいMCUから離脱の可能性も示唆されていたようですが、そちらはひとまず落ち着いたのでしょうか?この映画を観て私もトニースタークのサングラス「DITA Flight 006」がほしくなったのですが、やはり皆考えることは同じで、この映画を皮切りに日本どころか世界中で売り切れてしまい、未だに購入できていません。予約はしたので来年の忘れたころに手に入る、かもしれません。
ヴァイオレットエヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形 85
さすがはヴァイオレット、と言わんばかりの泣かせるお話でビジュアルも美しかったものの、TV版の方がもっといいエピソードがあったので少し物足りなさがありました。ただ、観る前にハンカチの用意は必須となりますのでご注意ください。
ジョーカー 84
バットマンを知らない人も(バットマンの敵だということさえ知らずに観に行くほど世間では騒がれていたジョーカーですが、意外と私の中ではそこまでヒットはしませんでした。別に私の中のジョーカー像が崩れたとかそういうことではなく、一つの映画として単純にあまり好みの作風ではなかっただけです。アメコミでは、敵にも悲しいバックボーンが付き物です。単純に生まれついての絶対悪、というのは宇宙規模の災厄レベルのヴィランでない限りはそうそう登場しません。ところがジョーカーはバックボーンが謎に包まれた絶対悪の狂人であり、それが良かったという人もいる中で初めて、ジョーカーはなぜダークサイドに堕ちてしまったのかを描いた作品ということで、個人的には非常に注目していた作品ではありました。ただ、この映画を機にバットマンやDCコミックスに興味を持ってくれる人が増えることでDCユニバースの活性化に繋がってくれると嬉しく思っています。
ドラゴンクエスト ユア・ストーリー83**
この映画に対する感想は以前に書いているので割愛しますが、映画として評価した際には意外と高くこのような評価となりました。改めて振り返るとかなり好きな映画ですね。
メン・イン・ブラック インターナショナル 82
MIBはもともとSFコメディなのであまり好きではないのですが、今回はマイティ・ソー ラグナロクの雷神ソー役クリス・ヘムズワース、ヴァルキリー役テッサ・トンプソンの共演だったので観てみました。内容は可もなく不可もなくの無難な作品として楽しめました。
ターミネーター ニュー・フェイト 81
満を持してターミネーター2を生み出した神であるジェームズキャメロンにより作られた続編でしたが、個人的にはターミネータージェニシスと何が違ったの?というのが素直な感想です。もう互いの作品の否定のし合いはうんざりなので、これからまたシリーズ化するのであれば何度もリセットしてないできちんと世界設定を練って作り続けてほしいです。
オーヴァーロード 81
あまり話題になってはいませんでしたが、スターウォーズのJJエイブラムス監督だったので観てみました。鬼が出るか蛇が出るか、常に緊迫感に溢れていて手に汗握るというか無駄に疲れました。。w万人向けではありませんが決して退屈な映画ではありませんのでスターウォーズでJJエイブラムス監督の他作品が気になった方は観てもいいかもしれません。
天気の子 78
感想を途中まで書いていたのですが、時間が経ちすぎて結局お蔵入りになりましたw典型的なセカイ系映画でしたが、最後が中途半端過ぎてもう少し突き抜けてほしかった、というのが要約です。
アクアマン 75
いまいちパッとしないジャスティス・リーグのDCユニバースの映画ですが、珍しく話題に上っていたように記憶しています。アクアマン自体はジャスティス・リーグという映画に既に出演しているのですが、恐らくそんなことは全く知らずに観に行った方も多いのではないでしょうか。そういう意味では、マーベルシネマティックユニバースとは違い、DCユニバースでは全員が集結する映画よりもワンダーウーマンやアクアマンなど単体作品の方が人気がある気がしますね。ジョーカーや来年公開のハーレイ・クインなども話題ですしね。アクアマンは海中の映像は美しいのですが、内容は盛り上がりに欠ける凡作というのが私の評価です。
スパイダーマン スパイダーバース 75
原作コミックやアニメを見ていないと、なんでこんなにスパイダーマンがいるの!?と混乱する人は多かったかと思います。この映画もすごく評価が高かったですが、個人的には凡作だなーという印象。やはりアメコミは実写の方が好きです。
劇場版ファイナルファンタジー14 光のお父さん 75
FF14のコンテンツの一つと考えるとよかったのですが、映画というカテゴリで評価してしまうとどうしてもこのくらいの点数になります。ドラマ版を観ていても楽しめると思うので気になる方はぜひ。
劇場版Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅱ lost butterfly **70**
HFはゲームをプレイしていた際は、Fateの暗部に踏み込んでいるスリルと番狂わせでダークなストーリーに引き込まれたものでしたが、話がなかなか動かないのもあってか今のところUBWほどの魅力を感じません。3章でこのもやもやを解消してくれるのか楽しみです。
シャザム! 70
シャザムはバットマンやスーパーマン、上述のアクアマンと一緒のDCユニバースの一員になったわけですが、正直かなり退屈で子供向けだと思います。小さいお子さんにはウケるかもしれませんが、大人が見てもあまり面白い内容とは思えませんでした。
アラジン 70
昨今ディズニーの実写リメイク映画が流行っていますが、どれもイマイチ琴線に触れるものはありません。やはりディズニーはアニメ作品だからこそ、その良さが引き立つのではないでしょうか。とはいえ、アナ雪やラプンツェルは良かったものの、ディズニーアニメはもともとあまり好きなジャンルではありませんが。。
アド・アストラ 55
間違いなく昨年観た映画でワースト1です。久しぶりに映画館で時間を無駄にしたと感じました。ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリーを超えたかもしれません。もしかしたら2001年宇宙の旅をリスペクトして作られたのかもしれませんが、神映画インターステラーと比べてしまうのは不敬罪にあたるレベルです。これほど無意味で退屈な映画はなかなかないでしょう。逆に興味を持った方は、眠眠打破を用意して観ましょう。