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映画『マイ・インターン』
どうすれば私もベンのような人になれるのだろうか?いや、ベンと同じ年齢になったとき、彼のように周りに良い影響を与えられる"良い人"になれるのだろうかと、ふと考えました。
最初、ジュールズはベンが自分のインターンになることに対してかなり消極的でした。彼女は忙しく、ベンのような年齢の人が自分の仕事にどのように役立つのか疑問に思っていたのです。しかし、そんな状況でもベンは決して対立するような態度を取らず、むしろ柔和で、彼女の気持ちに寄り添いながら、自分の意志を穏やかに伝えました。相手の言うことを全て受け入れるわけではなく、適切な場面で自分の立場や意見をさりげなく示すその姿勢は、とても魅力的でした。単に迎合するのではなく、丁寧にコミュニケーションを取ることで信頼を築いていく、そんなベンの人柄が光るシーンでした。
序盤、ジュールズはベンに対して心を完全に開かず、慎重に様子をうかがっているようでした。しかし、物語が進むにつれて、彼女は次第にベンを信頼するようになります。私はその信頼の背景に、ベンの態度や行動が大きく関わっているのだと感じました。特に印象的だったのが、ジュールズがベンに「好きな名言は?」と尋ね、彼が『正しい行いは、迷わずやれ』と答えるシーンです。ベンは常に相手に配慮しながらも、正しいと信じる行動を続け、その結果として彼女の信頼を得たのだと思いました。
『正しい行い』とは、非常に難しいものだと思います。なぜなら、絶対的に正しい行いというのは、そう多くはなく、相手や状況によって異なるものだからです。だからこそ、そこには経験が不可欠なのだと思います。面倒くさいことを避けるのではなく、どうすれば正しい行いができるかを、あきらめずに考え続けること。それこそが、ベンのような人に近づくための道なのではないかと思いました。